なま‐おか・し【生可笑し】
[形シク]少し心がひかれる。なんとなく興味がある。「—・しくもあはれにもおぼし出でけり」〈源・若菜下〉
なま‐おそろ・し【生恐ろし】
[形シク]なんとなく恐ろしい。「—・しと思へるけしきを見て」〈更級〉
なま‐おなご【生女子】
なま心のある女。色気の残っている女。「右からも左からも、—のとりつひて」〈虎明狂・鈍太郎〉
なま‐おぼえ【生覚え】
1 記憶が確かでないこと。うろおぼえ。「よみたる歌などをだに—なるものを」〈枕・一六一〉 2 あまり気に入られてい...
なま‐お・ゆ【生老ゆ】
[動ヤ上二]やや年老いている。「—・いたる女法師」〈枕・八七〉
なま‐おんな【生女】
1 未熟な女。一人前でない女。「かやうの—こそは、ものたばかりはすめれ」〈宇津保・嵯峨院〉 2 身分のいやしい女。...