なら【楢/柞/枹】
コナラの別名。また、ミズナラ・ナラガシワなどを含めた総称。
なら【奈良】
近畿地方中部の県。もとの大和(やまと)にあたる。人口140.0万(2010)。 奈良県北部の市。県庁所在地。和銅3...
なら【奈良】
姓氏の一。 [補説]「奈良」姓の人物奈良利寿(ならとしなが)
ナラ
《National Archives and Records Administration》米国の公文書館。連邦政...
なら
[接]「それなら」のくだけた言い方。じゃあ。「もう片付いたのか。—帰るよ」
なら
[助動] 1 《断定の助動詞「だ」の仮定形》⇒だ[助動] 2 《断定の助動詞「なり」の未然形》⇒なり[助動]
なら
[副助]《断定の助動詞「なり」の未然形から》体言に付く。話題となるものを取り上げて示す。…について言えば。「母—間...
ならい
冬に吹く強い風。海沿いの地でいい、風向きは地方によって異なる。ならい風。《季 冬》「夕—一トきは月のほそりかな/万太郎」
ならい【習い/慣らい】
1 しきたりとなっていること。ならわし。習慣。「土地の—で盆は旧に行う」 2 世間であたりまえであること。世の常。...
ならい‐かぜ【ならい風】
「ならい」に同じ。
ならい‐ごと【習い事】
芸事・技術などを師匠について習得すること。けいこ事。
習(なら)い性(せい)となる
《「書経」太甲上から》習慣は、ついにはその人の生まれつきの性質のようになる。 [補説]「習い、性となる」と区切る。...
ならい‐せんばん【倣い旋盤】
模型の形状に沿って工具の動きを自動的に案内し、工作物を同様の形状に切削する旋盤。
なら‐いっとうぼり【奈良一刀彫】
江戸初期、奈良で始まった一刀彫り。また、それによる人形・動物など。奈良彫。→奈良人形
ならい‐と・る【習ひ取る】
[動ラ四]習って自分のものとする。習得する。「父が弾く手、一つ残さず—・りつ」〈宇津保・俊蔭〉
ならい‐もの【習い物】
1 習う事柄。 2 能・音曲などの芸道や茶道・華道などで、特別の許し(伝授)を得なければ、けいこすることのできない...
なら・う【倣う/傚う】
[動ワ五(ハ四)]《「習う」と同語源》すでにあるやり方、例をまねて、そのとおりにする。手本としてまねをする。「前例...
なら・う【習う/慣らう/馴らう】
[動ワ五(ハ四)] 1 教わったことを繰り返し練習して身につける。けいこする。「夜ふけに一人でダンスのステップを—...
なら‐うちわ【奈良団扇】
奈良で作られる古雅なうちわ。もと、春日神社の神官が軍扇の形にならって作ったもので、天平模様や奈良の風物などが透かし...
習(なら)うより慣(な)れよ
人に教えられるよりも、自分で経験を重ねたほうが身につく。
なら‐え【奈良絵】
室町末期から江戸初期にかけて、冊子本(奈良絵本)・絵巻物の挿絵として描かれた絵画。奈良興福寺などの絵仏師の作との説...
ならえ‐ほん【奈良絵本】
奈良絵を挿絵とした一種の絵本。御伽草子(おとぎぞうし)を主とし、金泥(きんでい)・銀泥を用いた細密華麗な描写のもの...
ならえん【那羅延】
《(梵)Nārāyaṇaの音写》梵天・帝釈天(たいしゃくてん)とともに仏教を守護する神。非常に力が強く、那羅延金剛...
ならえん‐こんごう【那羅延金剛】
1 ⇒那羅延 2 金剛力士の一。密迹(みっしゃく)金剛とともに仁王とよばれる。
なら‐かぞく【奈良華族】
奈良興福寺の公家出身の僧で、明治以後、勅命により還俗し、華族となった水谷川・梶野などの諸家の俗称。
ならがれ‐びょう【楢枯れ病】
ナラ類やシイ・カシなどの樹幹内に、甲虫カシノナガキクイムシがナラ菌をもち込むことによって、樹木が枯死する現象。
ならがくえん‐だいがく【奈良学園大学】
奈良県生駒郡などにある私立大学。昭和59年(1984)奈良産業大学として開学。平成26年(2014)に現校名に改称した。
なら‐がしわ【楢柏】
1 カシワの別名。また、コナラの別名。 2 ブナ科の落葉高木。本州中部以西の山地に自生。葉は長楕円形で、裏面が灰白...
なら‐がたな【奈良刀】
室町時代以降、奈良地方に住む刀工が鍛えた刀。近世には大量生産されて粗悪になり、鈍刀の代名詞ともなった。奈良物。
なら‐がみ【奈良紙】
室町ごろ、奈良地方南部の山麓地帯から産した雑用紙。コウゾを原料とし、薄く柔らかい。やわやわ。
なら‐きょういくだいがく【奈良教育大学】
奈良市にある国立大学法人。奈良師範学校と奈良青年師範学校を統合し、昭和24年(1949)奈良学芸大学として発足。昭...
なら‐く
《伝聞推定の助動詞「なり」のク語法》「言うならく」「聞くならく」の形で、…と言うことには、聞くところでは、の意を表...
ならく【奈落/那落/捺落】
《(梵)narakaの音写「奈落迦」の転》 1 地獄。また、地獄に落ちること。「—の苦しみを味わう」 2 物事の最...
ならく‐の‐そこ【奈落の底】
1 地獄の底。「—へ突き落とされる」 2 抜け出すことのできない、どうにもならない状態。「極貧の—からはいあがる」...
なら‐けん【奈良県】
⇒奈良
ならけんりつ‐いかだいがく【奈良県立医科大学】
奈良県橿原市にある公立大学。昭和20年(1945)設立の奈良県立医学専門学校が前身。昭和27年(1952)新制大学...
ならけんりつ‐だいがく【奈良県立大学】
奈良市にある公立大学。平成2年(1990)に奈良県立商科大学として開学。平成13年(2001)に商学部を地域創造学...
なら‐こうえん【奈良公園】
奈良市街地東部にある公園。若草山・春日山の西麓一帯で、興福寺・猿沢池・東大寺・春日大社・奈良国立博物館などがあり、...
なら‐こくりつはくぶつかん【奈良国立博物館】
奈良市登大路町にある国立博物館。明治28年(1895)帝国奈良博物館として開館。昭和27年(1952)に現名称とな...
なら‐こくりつぶんかざいけんきゅうじょ【奈良国立文化財研究所】
奈良文化財研究所の前身。昭和27年(1952)設立、同43年に文化庁の付属機関となる。平成13年(2001)東京国...
なら‐こんごう【奈良金剛】
⇒奈良草履(ぞうり)
ナラコーテ
オーストラリア、南オーストラリア州南東部、ライムストーンコーストにある化石地域。石灰岩質の大地に多くの洞窟があり、...
ナラコーテどうくつ‐こくりつこうえん【ナラコーテ洞窟国立公園】
《Naracoorte Caves National Park》⇒ナラコーテ
なら‐ざか【奈良坂/平城坂】
《「ならさか」とも》奈良市の北から京都府木津川市木津に出る坂道。古くは、平城京大内裏の北の歌姫から山城へ越える歌姫...
なら‐さんぎょうだいがく【奈良産業大学】
⇒奈良学園大学
なら‐さんさい【奈良三彩】
奈良時代、唐三彩にならって日本でつくられた三彩陶器。
なら‐さんさく【奈良三作】
奈良派で、最も有名な三人の金工。奈良利寿(ならとしなが)・土屋安親(つちややすちか)・杉浦乗意(すぎうらじょうい)。
なら‐ざけ【奈良酒】
奈良地方で産する酒。古く寺院中心に醸造され、優良酒として知られた。
なら‐ざらし【奈良晒】
慶長年間(1596〜1615)以来、奈良地方で産出した麻の晒し布。生平(きびら)を漂白した上質なもの。
ならし【均し/平し】
1 平らにすること。平均すること。平均。「それにどう、—に分けたのが不服だって」〈康成・温泉宿〉 2 横にわたして...