ならし【慣らし/馴らし】
1 ならすこと。なれるようにすること。「足—」「—に一矢づつ射て見候はん」〈太平記・一七〉 2 習慣。慣習。しきた...
なら‐し【奈良市】
⇒奈良
な◦らし
[連語]《断定の助動詞「なり」の連体形「なる」に推量の助動詞「らし」の付いた「なるらし」の音変化》 1 …であるら...
ならしの【習志野】
千葉県北西部の市。下総台地と東京湾の埋め立て地からなり、住宅地。もと陸軍の演習地。西部に谷津干潟公園がある。人口1...
ならしの‐し【習志野市】
⇒習志野
なら‐しば【楢柴】
楢の木の枝。「み狩する雁羽の小野の—の慣れは増さらず恋こそ増され」〈万・三〇四八〉
ならしば‐どり【楢芝鳥】
鷹(たか)の別名。
なら‐じだい【奈良時代】
奈良の平城京に都のあった時代。和銅3年(710)から延暦3年(784)までの74年間。律令国家の完成期にあたり、国...
なら‐じょ【奈良女】
「奈良女子大学」の略称。
なら‐じょしだいがく【奈良女子大学】
奈良市にある国立大学法人。明治41年(1908)設立の奈良女子高等師範学校を母体に、昭和24年(1949)新制大学...
なら・す【生らす】
[動サ五(四)]果実を実らせる。実を結ばせる。「柿の木が実を—・す」
なら・す【均す/平す】
[動サ五(四)] 1 高低・凹凸をなくして平らにする。「グラウンドを—・す」 2 平均する。「利益を—・して分配する」
なら・す【慣らす/馴らす】
[動サ五(四)] 1 ある状態・環境になれさせる。少しずつ何度も試みて、そのことが当然のことになるようにする。また...
なら・す【鳴らす】
[動サ五(四)] 1 音を出すようにする。音をひびかせる。「鐘を—・す」「ブザーを—・す」「指を—・す」 2 その...
ならず‐まげ【ならず髷】
女性の髪形の一。無造作にたばねただけで、髷にもなっていないもの。ならずわげ。「髪は—に爪切らず」〈浮・娘気質・三〉
なら‐ずみ【奈良墨】
奈良地方で産する油煙製の良質な墨。
ならず‐もの【成らず者/破落戸】
1 品行の悪い者。また、定職がなく、悪事をして歩きまわる者。無頼漢。ごろつき。 2 生計が思うようにならない者。「...
ならせんたんかがくぎじゅつ‐だいがくいんだいがく【奈良先端科学技術大学院大学】
奈良県生駒(いこま)市にある国立大学院大学。平成3年(1991)の開設。平成16年(2004)国立大学法人となる。
なら‐そ【奈良麻】
奈良晒(ならざらし)の原料として奈良地方で生産された麻。
なら‐ぞうり【奈良草履】
奈良産の金剛(こんごう)草履。
なら‐たけ【楢茸】
タマバリタケ科のキノコ。夏から秋、枯れ木などに生える。傘は直径5〜15センチで、表面は淡黄褐色。細長い菌糸束を生じ...
ナラタージュ
映画などで、ある人物の語りや回想によって過去を再現する手法。
なら‐だいがく【奈良大学】
奈良市にある私立大学。昭和44年(1969)の開設。
なら‐だいしゅ【奈良大衆】
⇒奈良法師(ならほうし)
なら‐ちゃ【奈良茶】
1 奈良地方産の茶。 2 「奈良茶飯(ちゃめし)」の略。
なら‐ちゃがゆ【奈良茶粥】
「奈良茶飯(ちゃめし)」に同じ。
ならちゃ‐ぶね【奈良茶船】
奈良茶飯を売る船。伏見・大坂間の乗合船などを相手に商売をした。
なら‐ちゃめし【奈良茶飯】
1 煮出した茶にいり大豆・小豆などを入れて塩味で炊いた柔らかい飯。奈良の東大寺・興福寺で炊きはじめたところからいう...
なら‐ちょう【奈良朝】
「奈良時代」に同じ。
なら‐づけ【奈良漬(け)】
シロウリを主に、ナス・キュウリなどを酒粕(さけかす)に漬けたもの。奈良の漢方医糸屋宗仙が、慶長年間(1596〜16...
ナラティブ
物語。朗読による物語文学。叙述すること。話術。語り口。→ナレーター
ナラティブベースト‐メディシン
《「物語に基づく医療」の意》患者が語る病の体験を、医師が真摯に聞き、理解を深め、また対話を通して問題解決に向けた新...
ナラティワート
タイ南部、マレー半島東岸の都市。同名県の県都。タイランド湾に面し、バンナラ川河口に位置する。イスラム教徒のマレー人...
なら‐で
[連語]《断定の助動詞「なり」の未然形+接続助詞「で」》…ではなくて。…以外に。「秋—逢ふことかたきをみなへし天の...
ならで‐は
[連語] 1 (多く「ならではの」の形で)ただ…だけ。「日本—の習慣だ」 2 (多く、下に打消しの語を伴って)…で...
なら‐でんじゅ【奈良伝授】
古今(こきん)伝授の流派の一。宗祇(そうぎ)から伝授された牡丹花肖柏(ぼたんかしょうはく)が、奈良の町人学者饅頭屋...
なら‐としなが【奈良利寿】
[1667〜1737]江戸中期の装剣金工家。江戸の人。通称、太兵衛。奈良三作の一人。高肉彫り・色絵を得意とし、柄頭...
なら◦ない
[連語]《動詞「な(成)る」の未然形+打消しの助動詞「ない」》 1 (「てならない」の形で)その事について抑えよう...
ならな‐きろ【生らな切ろ】
《実がならなければ切ってしまおうの意》「生り木責め」に同じ。
なら‐なくに
[連語]《断定の助動詞「なり」の未然形+連語「なくに」》…ではないのに。「めづらしき声—ほととぎすここらの年を飽か...
なら‐にんぎょう【奈良人形】
奈良名産の木彫りの彩色人形。小形の一刀彫りで、根付け・置物とする。刀痕(とうこん)を残して仕上げるのが特徴。鹿など...
なら◦ぬ
[連語]《「ぬ」は打消しの助動詞》「ならない」に同じ。「ならん」の形でも用いる。「私語を交わしては—◦ぬ」「どうに...
なら‐ぬ
[連語]《「ぬ」は打消しの助動詞「ず」の連体形》…でない。「一方(ひとかた)—ご指導」「ただ—事態」
成(な)らぬ中(うち)が楽(たの)しみ
物事は、成就してしまえばそれほどのことはなく、結果がどうなるだろうと考えているうちが楽しみなのである。待つうちが花。
成(な)らぬ堪忍(かんにん)するが堪忍(かんにん)
がまんできないことをこらえるのが、本当の忍耐というものである。
なら‐の‐おがわ【楢の小川】
京都市北区上賀茂の御手洗(みたらし)川の異称。[歌枕]「風そよぐ—の夕暮れはみそぎぞ夏のしるしなりける」〈新勅撰・夏〉
なら‐の‐だいぶつ【奈良の大仏】
奈良東大寺大仏殿の本尊。毘盧遮那仏(びるしゃなぶつ)の金銅座像で、像高14.87メートル。聖武天皇の発願により天平...
なら‐の‐はがしわ【楢の葉柏】
楢の木の葉。「見るままに—紅葉して佐保のわたりの山ぞしぐるる」〈続古今・秋下〉
なら‐の‐はもり【楢の葉守】
楢の木に宿り樹木を守る神。「青丹(あをに)よし—の神心」〈謡・金札〉
なら‐の‐ふること【奈良の古言】
《万葉集の成立時についての、清和天皇の問いに、文屋有季が「神無月時雨降りおけるならの葉の名におふ宮の古言ぞこれ」と...