名(な)を揚(あ)・げる
名声をあらわす。有名になる。「俳優として—・げる」
名(な)を売(う)・る
名を広く世間に知れ渡るようにする。「ヒットメーカーとして—・る」
名(な)を◦得(え)る
名声を得る。有名になる。「東洋風のテイストで—◦得たデザイナー」
名(な)を惜(お)し・む
名声・名誉が失われるのをおそれる。「—・むは武士の常」
名(な)を折(お)・る
名誉を傷つける。名をけがす。「主君の—・る」
名(な)を借(か)・りる
1 他人の名義を借りる。「友人の—・りて申し込む」 2 表面上の口実にする。「慈善事業に—・りた売名行為」
名(な)を腐(くた)・す
名声を落とす。名をけがす。「業平が名をやくたすべき」〈源・絵合〉
名(な)を汚(けが)・す
名誉を傷つける。「母校の—・す」
名(な)を雪(すす)・ぐ
名誉を回復する。名をそそぐ。「万年最下位の—・ぐ」
名(な)を捨(す)てて実(じつ)を取(と)る
体裁・名誉などを犠牲にしても、実質的な利益を得るほうを選ぶ。
名(な)を正(ただ)・す
1 《「論語」子路から》君臣・父子などの名分を正す。 2 正邪の判断を下す。「うき世をば今ぞ別るるとどまらむ名をば...
名(な)を立(た)・てる
1 名声を世にあらわす。名をあげる。「政治家として—・てる」 2 評判を立てる。「年の内にあはぬためしの—・ててわ...
名(な)を竹帛(ちくはく)に垂(た)る
《「後漢書」鄧禹伝から》長く後世に伝えられるような名を歴史の上に残す。功名を竹帛に垂る。
名(な)を連(つら)・ねる
名簿に名前を並べる。団体や組織などの一員として加わる。「発起人の中に—・ねる」
名(な)を遂(と)・げる
名声を得ることをやり遂げる。「企業家として—・げる」「功成り—・げる」
名(な)を留(とど)・める
名を後世に残す。「歴史に—・める」
名(な)を取(と)・る
評判を得る。名を得る。「あだなる—・り給ふ面(おもて)起こしに」〈源・夕霧〉
名(な)を流(なが)・す
名を広める。また、悪い評判を立てられる。「女たらしの—・す」
名(な)を成(な)・す
人に名を知られるようになる。また、名声を得る。「作曲家として—・す」
名(な)を残(のこ)・す
後世まで名声が伝えられる。「創業者として—・す」
名(な)を辱(はずかし)・める
名声を傷つける。名をけがす。「一族の—・める」
名(な)を馳(は)・せる
名を広く知られるようになる。「近隣に悪童の—・せる」