にお
刈り稲を円錐形に高く積み上げたもの。稲むら。稲にお。《季 秋》「山国の—木菟(づく)に似て脚もてる/たかし」
にお【鳰】
カイツブリの別名。《季 冬》「湖や渺々(べうべう)として—一つ/子規」
におい【匂い】
1 そのものから漂ってきて、嗅覚を刺激するもの。「香水の—」「サンマを焼く—」→臭(にお)い1 2 いかにもそれら...
におい【臭い】
《「匂い」と同語源》 1 嗅覚を刺激する、不快なくさみ。悪臭。「どぶの—」 2 いかにもそのような感じ・気配。特に...
におい‐あぶら【匂い油】
髪などにつける香料入りの油。香油。化粧油。
におい‐あらせいとう【匂あらせいとう】
アブラナ科の多年草。高さ約30センチ。春から夏、香りのある大形の黄・赤色などの花を総状につける。南ヨーロッパの原産...
におい‐うま【荷負い馬】
「荷馬」に同じ。
におい‐えんどう【匂豌豆】
スイートピーの別名。
におい‐おどし【匂い威】
鎧(よろい)の威の一。上方を濃く、下方をしだいに薄く威したもの。
におい‐か【匂ひ香】
《「においが」とも》匂いと香り。香気。「梅の花折ればこぼれぬ我が袖に—移せ家づとにせむ」〈後撰・春上〉
におい‐がみ【匂い紙】
1 香料などの匂いをつけた化粧紙。 2 ⇒ムイエット2
におい‐こぼ・れる【匂い零れる】
[動ラ下一][文]にほひこぼ・る[ラ下二] 1 よいかおりがあふれ出てただよう。「—・れて咲きそろう」 2 美しさ...
におい‐ざくら【匂桜】
1 桜の一品種。花は白色、八重で、香りがある。 2 香りのある花をつける桜。
におい‐すみれ【匂菫】
スミレ科の多年草。高さ約15センチ。葉は根際から出て、心臓形。春、濃紫色の芳香のある花が咲く。南ヨーロッパ・西アジ...
におい‐だま【匂い玉】
玉の形をした匂い袋。匂いの玉。
におい‐づけ【匂い付け】
連句の付合(つけあい)手法の一。前句と付句との間に気分・情趣の照応や調和をはかる付け方。特に、蕉風(しょうふう)で...
に‐おい‐て【に於て】
[連語]《「におきて」の音変化》 1 動作・作用の行われる時・場所・場合を表す。「パリ—外相会議が開かれる」「この...
におい‐どり【匂い鳥】
ウグイスの別名。
におい‐ねずみ【臭鼠】
マスクラットの別名。
におい‐の‐はな【匂いの花】
連句で、名残の裏の定座(じょうざ)(歌仙では5句目、百韻では7句目)に詠み込む花。名残の花。→花の定座
におい‐ぶくろ【匂い袋】
丁字(ちょうじ)・麝香(じゃこう)・白檀(びゃくだん)などの香料を入れた小袋。携帯用としたり、たんすの中に入れたり...
におい‐やか【匂いやか】
[形動][文][ナリ] 1 つやつやと輝くように美しいさま。におやか。「彼女の顔の白さが薄闇のなかに—に仄めいた」...
に‐おう【二王】
中国、東晋の書家、王羲之(おうぎし)・王献之の父子。
に‐おう【仁王/二王】
寺門の左右にあって、その忿怒(ふんぬ)の形相で仏敵を払う守護神。ふつう二神一対で、一体は口を開いた阿形(あぎょう)...
におう【仁王】
狂言。某(なにがし)が無一文の男を仁王に仕立てて参詣人の供物を集めるが、足の不自由な男が仁王と縁を結びたいと身体を...
にお・う【匂う】
[動ワ五(ハ四)]《「丹(に)秀(ほ)」を活用した語で、赤色が際立つ意》 1 よいにおいを鼻に感じる。かおりがただ...
にお・う【臭う】
[動ワ五(ハ四)]《「匂う」と同語源》 1 くさく感じる。いやなにおいがする。「ガスが—・う」「生ごみが—・う」 ...
におう‐だち【仁王立ち】
仁王の像のように、いかめしく力強い様相で立つこと。「—になって行く手をふさぐ」
におうみや【匂宮】
源氏物語第42巻の巻名。薫大将、14歳から20歳。匂宮と薫との生い立ちが中心。におうのみや。 源氏物語の登場人物。...
におうみや‐さんじょう【匂宮三帖】
源氏物語54帖のうち、匂宮・紅梅・竹河の3帖。光源氏の死後の物語で、宇治十帖とよばれる10帖につながる部分。
におう‐もん【仁王門】
仁王像を左右に安置してある社寺の門。
におう‐らん【二黄卵】
一つの殻の中に、卵黄が二つ入っている鶏卵。卵を産み始めたばかりの鶏が産むことが多い。
におう‐りき【仁王力】
仁王のような大力。金剛力。
にお‐がい【鳰貝】
ニオガイ科の二枚貝。貝殻は白色で細長く、殻長約5センチ。殻表の前半はやすり目状をし、潮間帯の泥岩に穴を掘ってすむ。
に‐おき‐て【に於きて】
[連語]《格助詞「に」+動詞「おく」の連用形+接続助詞「て」》「において」に同じ。「その道さへなほ以て暗し。いはん...
に‐おくり【荷送り】
荷物を先方へ送り出すこと。
におくり‐にん【荷送り人】
運送契約の当事者として運送人に物品の運送を委託する人。
に‐おけ‐る【に於ける】
[連語]《格助詞「に」+動詞「おく」の已然形+完了の助動詞「り」の連体形》 1 ある事柄が存在し、または行われる場...
ニオコロコバ‐こくりつこうえん【ニオコロコバ国立公園】
《Niokolo-Koba》セネガル南東部、ギニアとの国境付近に広がる国立公園。園内を流れるガンビア川、支流のニオ...
にお・す【匂す】
[動サ四]草・木・赤土などで色をつける。染める。「ま榛(はり)もち—・しし衣に」〈万・三七九一〉
ニオス‐こ【ニオス湖】
《Lake Nyos》カメルーン西部、オク山の頂上にある火口湖。オク山はカメルーン火山列の火山の一つであり、湖底か...
にお‐て・る【鳰照る】
[動ラ四]語義未詳。琵琶湖の水面などが月の光に照り映える意か。「さざ浪や志賀の浦風海吹けば—・りまさる月の影かな」...
におてる‐や【鳰照るや】
[枕]「志賀(しが)」「矢橋(やばせ)」など、琵琶湖畔の地名に掛かる。「—志賀の浦風春かけて」〈新千載・春上〉
にお‐どり【鳰鳥】
カイツブリの別名。《季 冬》
におどり‐の【鳰鳥の】
[枕] 1 鳰鳥が水に潜(かず)き、長くもぐる意から、「葛飾(かづしか)」「息長(おきなが)」に掛かる。「—葛飾早...
にお‐の‐うきす【鳰の浮き巣】
カイツブリの巣。アシの間などに作られ、それが水に浮いているように見えるので、和歌などでは、よるべないあわれなものと...
にお‐の‐うみ【鳰の海】
琵琶湖の異称。におのみずうみ。「—や潮干にあらぬかひなさはみるめかづかむ方のなきかな」〈夜の寝覚・四〉
ニオバイト
⇒コルンブ石
ニオビウム
⇒ニオブ
ニオブ
バナジウム族元素の一。単体は灰白色で、展延性に富む金属。融点が高く、塩酸・熱硫酸に溶けるが、硝酸・アルカリには溶け...