にょ【女/如】
〈女〉⇒じょ 〈如〉⇒じょ
にょ‐い【女医】
律令制で、典薬寮に属した女性の医師。産科・外科・針灸などを担当した。
にょ‐い【如意】
[名・形動] 1 物事が思いどおりになること。また、そのさま。「彼が文華なるも言魂(ことだま)の資(たすけ)を得ざ...
にょい
[副]ふいに目前に現れるさま。ひょいと。「—と手を伸ばして」〈鏡花・婦系図〉
にょい‐が‐だけ【如意ヶ岳】
京都市、東山北端の山。標高472メートル。大文字山の東隣にある。
にょい‐じゅ【如意珠】
「如意宝珠」に同じ。
にょい‐すみれ【如意菫】
ツボスミレの別名。
にょい‐ほうじゅ【如意宝珠】
意のごとく願望を成就させてくれるという宝珠。
にょい‐ぼう【如意棒】
思うままに伸縮し、自在にあやつることができるという棒。
にょい‐りん【如意輪】
「如意輪観音」に同じ。
にょいりん‐かんのん【如意輪観音】
《(梵)Cintāmaṇi-cakraの訳》六観音・七観音の一。法輪をもって一切の願望を満たし、苦しみを救う。形像...
にょいりん‐じ【如意輪寺】
奈良県吉野郡吉野町にある浄土宗の寺。山号は塔尾山。開創は延喜年間(901〜923)、開山は日蔵道賢。のち、南朝の勅...
にょ‐いん【女院】
三后(さんごう)・准母(じゅんぼ)・女御(にょうご)・内親王などで、朝廷から特に「院」または「門院」の称号を受けた...
にょう【女】
⇒じょ
にょう【尿】
[常用漢字] [音]ニョウ(ネウ)(呉) [訓]いばり ゆばり 小便。「尿意・尿道/血尿・検尿・排尿・糞尿(ふんに...
にょう【繞】
[音]ニョウ(ネウ)(呉) ジョウ(ゼウ)(漢) [訓]まとう めぐる 〈ニョウ〉めぐる。かこむ。「囲繞」 〈ジョ...
にょう【尿】
腎臓(じんぞう)で生成される排泄液(はいせつえき)。水分中に尿素・塩分などが含まれる。小便。
にょう【繞】
漢字の構成部位の一。左から右下にかけて囲む部分。「⻌(しんにょう)」「廴(えんにょう)」など。
にょう【鐃】
仏教で使う打楽器の一。フライパン型の金属製の銅鑼(どら)で、ひもで下げ、桴(ばち)で打つ。
にょう‐い【尿意】
小便がしたいという生理的感覚。「—を催す」
にょうい‐せっぱくかん【尿意切迫感】
抑えられないくらい強い尿意が急に起こり、我慢することが困難な状態。また、その感覚。
にょう‐いん【女院】
「にょいん(女院)」に同じ。「何(いか)なる—、姫宮にても坐(おはし)ませ」〈太平記・一八〉
にょう‐かん【女官】
「にょかん(女官)」に同じ。「主殿司(とのもりづかさ)、—などのゆきちがひたるこそをかしけれ」〈枕・三〉
にょう‐かん【尿管】
尿を腎臓から膀胱(ぼうこう)に送る管。輸尿管。
にょうかん‐いしょかいこう【尿管異所開口】
尿管の出口が尿道や膣(ちつ)などにある先天性疾患。持続性尿失禁、尿の逆流、膀胱炎などをきたす場合がある。
にょう‐き【尿器】
病人などが寝たまま小便をするのに用いる容器。溲瓶(しびん)。
にょう‐けっせき【尿結石】
尿中の成分が、腎臓や膀胱(ぼうこう)など尿の通路内で凝集してできた結石。尿石。→尿路結石
にょう‐けんさ【尿検査】
診断のため、尿を検査すること。尿にさまざまな代謝産物が排出されるので、腎臓・泌尿器だけでなく全身の疾患を見つけるた...
にょう‐ご【女御】
1 後宮(こうきゅう)に入り天皇の寝所に侍した高位の女官。皇后・中宮に次ぎ、更衣の上に位した。主に摂関の娘がなり、...
にょうご‐だい【女御代】
大嘗会(だいじょうえ)の御禊(ごけい)の儀を行うとき、選ばれて女御1の代わりを務めた女官。
にょう‐さいかん【尿細管】
腎臓内にある、腎小体に続くうねり曲がった無数の細い管。血液からこし分けられた原尿の中から必要なものを再吸収し、不要...
にょうさいかんかんしつせい‐しっかん【尿細管間質性疾患】
⇒尿細管間質性腎炎
にょうさいかんかんしつせい‐じんえん【尿細管間質性腎炎】
腎臓の尿細管とその周囲の組織(間質)に炎症が起こる病気。尿細管間質性疾患。尿細管間質性腎症。→間質性腎炎
にょうさいかんかんしつせい‐じんしょう【尿細管間質性腎症】
⇒尿細管間質性腎炎
にょう‐さん【尿酸】
有機酸の一。無味無臭の白色の結晶で、水にごくわずか溶ける。動物の排出物中に多く含まれ、鳥類や陸生爬虫(はちゅう)類...
にょうさん‐ち【尿酸値】
血液中に含まれる尿酸の濃度。1デシリットルの血液に含まれる尿酸のミリグラム数で表す。単位はmg/dL。血清尿酸値。...
にょう‐しっきん【尿失禁】
無意識に尿が排出されること。子供に多いが、成人にも起こる。成人のものは原因により切迫性尿失禁、腹圧性尿失禁、溢流(...
にょう‐しゅう【尿臭】
尿のいやなにおい。
にょう‐じゅ【女嬬/女孺】
⇒にょじゅ(女嬬)1
にょう‐せいしょく【尿生殖】
泌尿器と生殖器。
にょうせいしょく‐かくまく【尿生殖隔膜】
骨盤隔膜とともに骨盤下口を覆う筋膜。骨盤隔膜前部浅層に位置する。深会陰横筋・尿道括約筋などからなり、男性では尿道、...
にょうせいしょく‐さんかく【尿生殖三角】
恥骨結合の下縁と左右の坐骨結節(ざこつけっせつ)を結ぶ三角形の領域。泌尿器官を囲む部分で、会陰(えいん)の前方を占...
にょうせいしょく‐ぶ【尿生殖部】
⇒尿生殖三角
にょう‐せき【尿石】
⇒尿結石(にょうけっせき)
にょう‐ぜつ【饒舌】
[名・形動]「じょうぜつ(饒舌)」に同じ。「年寄でもさすが女の—なもので」〈蘆花・思出の記〉
にょう‐そ【尿素】
窒素を含む有機化合物。無色の柱状結晶。水・エタノールに溶ける。生体内でのたんぱく質代謝の最終生成物で、哺乳類やカメ...
にょうそ‐エスシーアールシステム【尿素SCRシステム】
《SCRは、selective catalytic reduction の略。選択触媒還元の意》ディーゼル自動車の...
にょうそ‐かいろ【尿素回路】
⇒オルニチン回路
にょうそ‐サイクル【尿素サイクル】
⇒オルニチン回路
にょうそサイクル‐いじょうしょう【尿素サイクル異常症】
先天性代謝異常症の一つ。肝臓での尿素サイクルに異常があり、たんぱく質を分解する際に発生するアンモニアを代謝できず、...