ぬ【奴/怒】
〈奴〉⇒ど 〈怒〉⇒ど
ぬ
1 五十音図ナ行の第3音。歯茎鼻音の有声子音[n]と母音[u]とから成る音節。[nu] 2 平仮名「ぬ」は「奴」の...
ぬ【沼】
ぬま。多く複合語として用いる。「隠(こも)り—」「行くへなみ隠(こも)れる小(を)—の下思(したも)ひに我(あ)れ...
ぬ【野】
1 《上代東国方言》「の(野)」に同じ。「千葉の—の児手柏(このてかしは)の含(ほほ)まれどあやにかなしみ置きて高...
ぬ【瓊】
玉。赤色の玉。「—な音(と)ももゆらに、天(あめ)の真名井(まなゐ)に振りすすぎて」〈記・上〉
ぬ【寝】
[動ナ下二]「ね(寝)る」の文語形。
ぬ
[助動][〇|ず(ん)|ぬ(ん)|ぬ(ん)|ね|〇]《文語の打消しの助動詞「ず」の連体形が口語の終止形となったもの...
ぬ
[助動][な|に|ぬ|ぬる|ぬれ|ね]《動詞「い(去)ぬ」から出た語》動詞・動詞型活用語の連用形に付く。 1 動作...
ヌアクショット
アフリカ西部、モーリタニア‐イスラム共和国の首都。大西洋に面する砂漠性台地にあり、交通の中心。サウジアラビア、モロ...
ヌアディブー
モーリタニア西部、大西洋岸にある港湾都市。旧称ポールエティエンヌ。沖合は好漁場として知られる。内陸都市ズエラットと...
ヌアディブー‐みさき【ヌアディブー岬】
《Ras Nouadhibou》アフリカ北西岸、モーリタニアと西サハラの国境となる南にのびる半島の先端にある岬。沖...
ヌアー
南スーダン、ナイル川上流域に住む牧畜民。雨季には丘上の村で共同生活を営み、乾季には遊牧を行う。多数の部族の集合で、...
ぬい【縫い】
1 縫うこと。また、縫い方。「—がきちんとしている」「下—」 2 縫い目。 3 (「繍」とも書く)刺繍(ししゅう)...
ぬい‐あげ【縫(い)上げ/縫(い)揚げ】
子供物の和服の肩や腰の部分に上げをし、袖丈や着丈を調節すること。また、その上げ。
ぬい‐あ・げる【縫(い)上げる】
[動ガ下一][文]ぬひあ・ぐ[ガ下二] 1 縫って仕上げる。「徹夜で—・げる」 2 縫い上げをする。「腰の部分を—...
ぬい‐あわ・す【縫(い)合(わ)す】
[動サ五(四)]「縫い合わせる」に同じ。「前後の身頃を—・す」 [動サ下二]「ぬいあわせる」の文語形。
ぬい‐あわ・せる【縫(い)合(わ)せる】
[動サ下一][文]ぬひあは・す[サ下二]縫ってつなぎ合わせる。「端切れを—・せて座布団を作る」
ぬい‐いと【縫(い)糸】
裁縫用の糸。用途により手縫い糸・ミシン糸・しつけ糸などがあり、素材により木綿糸・絹糸・化繊糸などがある。
ぬい‐かえし【縫(い)返し】
縫い返すこと。縫い直し。
ぬい‐かえ・す【縫(い)返す】
[動サ五(四)] 1 「縫い直す」に同じ。「洗い張りして—・す」 2 縫い終わったとき、糸が抜けないように、もとの...
ぬい‐くぎ【縫い釘】
建築や和船の建造で、木材のはぎ合わせに用いる釘。
ぬい‐ぐるみ【縫い包み】
1 芯にする物を布で包んで縫い合わせて形作ったもの。特に、綿などを芯に人や動物などの形に布を縫い合わせて作った、お...
ぬい‐こ【縫(い)子】
雇われて裁縫する女性。針子。
ぬい‐こみ【縫(い)込み】
縫い代の中に入れ込んで縫うこと。また、その部分。
ぬい‐こ・む【縫(い)込む】
[動マ五(四)] 1 中に何かほかの物を入れて縫う。縫って中に入れ込む。「現金を服の裏に—・む」 2 布の大きすぎ...
ぬい‐ざま【縫ひ様】
[名・形動ナリ]《「ぬいさま」とも》 1 縫ってあるありさま。縫い方。「ひとへを縫ひ重ね縫ひ重ねまぜつつ…—さへか...
ぬい‐し【縫(い)師】
縫い物や刺繍(ししゅう)を職業とする人。縫い物師。
ぬい‐しろ【縫(い)代】
布を縫い合わせるための、でき上がり線より外側の部分。
ぬい‐じるし【縫い標】
篦(へら)などでしるしのつきにくい布地や上物の布地に、絹しつけ糸でところどころに小さく縫ってつけるしるし。
ぬい‐ぞめ【縫(い)初め】
正月にその年初めて裁縫をすること。初針(はつはり)。《季 新年》
ぬいつけ‐もん【縫(い)付け紋】
別の布帛(ふはく)に描いて、衣服に縫いつけた紋。
ぬい‐つ・ける【縫(い)付ける】
[動カ下一][文]ぬひつ・く[カ下二]縫って付着するようにする。縫ってくっつける。「背番号を—・ける」
ぬい‐づかさ【縫殿寮】
⇒ぬいどのりょう
ぬい‐とり【縫(い)取り】
[名](スル)刺繍(ししゅう)をすること。また、染め出してある模様の上を色糸で縫いつづること。また、その模様。「頭...
ぬいとり‐おり【縫(い)取り織(り)】
文様の部分だけに絵緯(えぬき)を用いて、刺繍(ししゅう)のように織り出すこと。また、その織物。
ぬい‐と・る【縫(い)取る】
[動ラ五(四)]縫い取りをする。「裾に青海波を—・った訪問着」
ぬい‐どの【縫殿】
「縫殿寮(ぬいどのりょう)」の略。
ぬいどの‐の‐つかさ【縫殿寮】
⇒ぬいどのりょう
ぬいどの‐りょう【縫殿寮】
律令制で、中務(なかつかさ)省に属し、天皇および賞賜の衣服を裁縫し、また、女官の考課をつかさどった役所。ぬいどのの...
ぬい‐なおし【縫(い)直し】
縫い直すこと。また、縫い直したもの。縫い返し。「—の浴衣(ゆかた)」
ぬい‐なお・す【縫(い)直す】
[動サ五(四)]縫ってあるものをほどいて、改めて縫う。縫い返す。「着物を子供用に—・す」
ぬい‐の‐つかさ【縫司】
後宮十二司の一。衣服の裁縫、組紐を編むことをつかさどり、あわせて女官の出仕・朝参のことを管理した役所。
ぬい‐はく【縫箔】
1 刺繍(ししゅう)と摺箔(すりはく)を併用して布地に模様を表すこと。また、そのもの。 2 1で模様を表出した能装...
ぬい‐はり【縫(い)針】
裁 縫。針仕事。「稽古している—だの琴だの活花だのを」〈漱石・こゝろ〉
ぬい‐ばり【縫(い)針】
縫い物に用いる針。
ぬい‐べ【縫部】
縫部司(ぬいべのつかさ)に属した技術者。
ぬいべ‐の‐つかさ【縫部司】
律令制で、大蔵省に属し、衛士(えじ)などの衣服を裁縫することをつかさどった役所。大同3年(808)縫殿寮(ぬいどの...
ぬい‐ぼとけ【縫(い)仏】
縫い取りで表した仏の像。刺繍(ししゅう)した仏像。
ぬい‐め【縫(い)目】
1 布の上に見える、縫った糸の目。「—が飛ぶ」 2 縫い合わせたさかいめ。「—がほどける」
ぬい‐め【縫女】
縫部司(ぬいべのつかさ)に属し、裁縫に従事した女子技術者。また、縫部司が縫殿寮(ぬいどのりょう)に合併後、大蔵省に...