ねっ‐しょう【熱傷】
熱湯などによるやけど。
ねっしょう‐し【熱傷死】
熱傷(高温・高熱による皮膚や粘膜などの損傷)を原因として死亡すること。熱傷ショック、気道熱傷、感染による敗血症、腎...
ねっしょう‐ショック【熱傷ショック】
熱傷によって、大量の体液が失われて血流量が減少し、臓器や組織の生理機能が障害される状態。
ねっ‐しん【熱心】
[名・形動](スル)ある物事に深く心を打ち込むこと。また、そのさま。「—な仕事ぶり」「—に講義を聞く」「会社の帰掛...
ネッシー
英国のスコットランド北西部のネス湖にすむといわれる怪獣。 [補説]ネッシーを写したといわれる写真は、撮影者がトリッ...
ねっ‐すい【熱水】
1 高温の水。熱湯。 2 「熱水溶液」の略。
ねっすい‐くっさく【熱水掘削】
氷河や氷床の掘削技術の一。高温の水をノズル先端から噴射し、時速数十メートルという高速で掘削を進めることができる。ド...
ねっすい‐こうしょう【熱水鉱床】
火成鉱床の一。高温の熱水溶液が岩石の割れ目に入り、沈殿または交代作用によって生じた鉱床。金・銀・銅・鉛や、ガリウム...
ねっすい‐せいぶつぐんしゅう【熱水生物群集】
深海底において、湧出するメタンや硫化水素を含む熱水に依存する化学合成生物群集。
ねっすい‐ふんしゅつこう【熱水噴出孔】
海底から地熱で熱せられた熱水が噴出する孔。海嶺に沿ってよく見られる。セ氏300度以上の熱水に溶け込んだ金属やその硫...
ねっすい‐へんしつ【熱水変質】
熱水溶液の作用で岩石が変質し、新しい鉱物が生じること。熱水変質作用。
ねっすいへんしつ‐さよう【熱水変質作用】
⇒熱水変質
ねっすい‐ようえき【熱水溶液】
マグマが冷えて固まる際に生じた水の臨界温度(セ氏374度)以下の高温の水溶液。揮発性成分を多量に含んでいる。→交代作用
ねっ・する【熱する】
[動サ変][文]ねっ・す[サ変] 1 熱が生じる。熱くなる。「—・した砂浜」 2 熱を加える。熱くする。「フラスコ...
ねっ‐せい【熱性】
1 高熱を伴うこと。「—痙攣(けいれん)」 2 興奮しやすい性質。
ねっ‐せい【熱誠】
[名・形動]熱情のこもった誠意。あつい真心がこもっていること。また、そのさま。「—なる支持応援を得て」〈徳永・太陽...
ねっせい‐けいれん【熱性痙攣】
痙攣(けいれん)のうち、セ氏38度以上の熱があり、発熱以外に原因がみあたらないものをいう。
ねっせい‐たこきゅう【熱性多呼吸】
⇒パンティング
ねっ‐せん【熱泉】
温泉のこと。「側らの巌石より—を噴出し」〈鉄腸・雪中梅〉
ねっ‐せん【熱戦】
熱のこもった、激しい試合・勝負。「—を繰り広げる」
ねっ‐せん【熱線】
1 熱せられた金属線。 2 「赤外線」に同じ。
ねっせんきゅうしゅう‐ガラス【熱線吸収ガラス】
赤外線を吸収し、熱を遮断するはたらきをもつ板ガラス。酸化鉄・クロム・セレンなどの微量な金属元素を含む。赤外線吸収ガ...
ねっせんはんしゃ‐ガラス【熱線反射ガラス】
表面に赤外線を反射するコーティングが施されたガラス。金属または金属酸化物の薄膜が用いられる。可視光を透過し、赤外線...
ねっせん‐ふうそくけい【熱線風速計】
風速計の一。電流を通して熱した金属線を気流中にさらし、温度変化や電気抵抗の変化を測定して、風速を求める計器。弱い風...
ねっ‐たい【熱帯】
赤道を中心として南北両回帰線に挟まれた地帯。気候的には年平均気温がセ氏20度以上、または最寒月の平均気温がセ氏18...
ねった・い【妬い/嫉い】
[形][文]ねった・し[ク]《中世・近世語》形容詞「ねたし」の音変化。「—・い、さらば景季も盗むべかりけるものを」...
ねったい‐うりん【熱帯雨林】
⇒熱帯降雨林
ねったいうりん‐きこう【熱帯雨林気候】
ケッペンの気候区分による熱帯気候の一。符合はAf。一年じゅう雨が多く高温多湿で、ほぼ毎日午後にスコールが降る。常緑...
ねったいかいようぜんきゅうたいきけんきゅう‐けいかく【熱帯海洋・全球大気研究計画】
⇒TOGA(トーガ)計画
ねったい‐かじつ【熱帯果実】
熱帯地方に産する果実。バナナ・マンゴー・ドリアンなど。
ねったい‐きこう【熱帯気候】
熱帯に固有の気候。ケッペンの気候区分における符合はA。一年じゅう高温で、気温は年変化が少ないが昼夜の差が大きい。一...
ねったい‐きだん【熱帯気団】
熱帯・亜熱帯で形成される暖気団。多湿の海洋性と乾燥した大陸性のものとがあり、前者には小笠原気団、後者には揚子江気団...
ねったい‐ぎょ【熱帯魚】
熱帯・亜熱帯地方に産する魚類。主に淡水魚をいい、色彩のはでなものが多く、観賞用に飼育される。グッピー・エンゼルフィ...
ねったいぎょ【熱帯魚】
吉田修一の短編小説。平成12年(2000)、「文学界」誌に発表。第124回芥川賞候補作となる。同作を表題作とする小...
ねったい‐こ【熱帯湖】
表面水温が一年じゅうセ氏4度以上の湖。熱帯のほか温帯にも分布する。
ねったいこうう‐かんそくえいせい【熱帯降雨観測衛星】
⇒トリム(TRMM)
ねったい‐こううりん【熱帯降雨林】
熱帯雨林気候の地域にある森林。常緑広葉樹を主とし、特定の優占種をもたない。蔓(つる)植物や着生植物も多く、林内は暗...
ねったい‐しまか【熱帯縞蚊】
ヤブカの一。ヤブカ属の昆虫で体長約3ミリ。体は黒茶色で白い縞がある。熱帯地方に広く分布し、デング熱や黄熱などの感染...
ねったい‐しゅうそくたい【熱帯収束帯】
南北両半球の貿易風が合流する帯状の境界。一般に北半球の夏のときには北半球に、冬には南半球に移動する。上昇気流が生じ...
ねったい‐しょくぶつ【熱帯植物】
熱帯地方に自生する植物。一般に大形で、独特の形態をもつものが多い。サボテン・ヤシ・マングローブなど。
ねったい‐じょうらん【熱帯擾乱】
熱帯地方に生じる大気の乱れ。波状になることが多く、熱帯低気圧となって台風やサイクロンにまで発達することがある。
ねったい‐ぜんせん【熱帯前線】
⇒熱帯収束帯
ねったい‐ちょう【熱帯鳥】
ネッタイチョウ目ネッタイチョウ科の鳥の総称。全体に白色の海鳥で、尾羽の中央2枚が著しく長く、全長80〜100センチ...
ねったい‐ていきあつ【熱帯低気圧】
熱帯の海洋上で発生する低気圧。等圧線は円形を示し、前線を伴わない。発達したものは激しい暴風雨を伴い、日本付近では最...
ねったい‐とうふう【熱帯東風】
⇒貿易風
ねったい‐びょう【熱帯病】
熱帯地方に多くみられる病気。マラリア・アメーバ赤痢・フランベジア(いちご腫)などがある。
ねったいモンスーン‐きこう【熱帯モンスーン気候】
ケッペンの気候区分による熱帯気候の一。符合はAm。熱帯雨林気候(Af)と似るが、モンスーンのために冬に弱い乾季があ...
ねったい‐や【熱帯夜】
最低気温がセ氏25度以上の夜。→超熱帯夜
ねったい‐りん【熱帯林】
熱帯地方の森林。多雨地域には熱帯降雨林が、乾季のある地域には雨緑林が発達する。
ねったいりん‐そうきけいかいシステム【熱帯林早期警戒システム】
陸域観測技術衛星だいち2号を用いた、熱帯林の伐採状況を観測・公開するシステム。JICA(ジャイカ)(国際協力機構)...