ねんど‐かく【粘土槨】
古墳の埋葬施設の一。木棺の周りを粘土の層で覆ったもの。古墳時代前期に成立した。
ねんど‐がわり【年度替(わ)り】
年度が改まること。また、その時期。
ねんど‐がん【粘土岩】
堆積(たいせき)岩の一。粘土が圧縮・脱水して固結したもの。
ねんど‐けい【粘度計】
粘性率を測定する計器。細管内を流れる量を測定して求める細管粘度計、流体中での小球の落下速度から求める落球粘度計、液...
ねんど‐こうぶつ【粘土鉱物】
粘土の主体をなす鉱物。カオリナイト・モンモリロナイトなどの含水珪酸塩(けいさんえん)が大部分で、風化作用や熱水変質...
ねんど‐ざいく【粘土細工】
粘土でいろいろな物の形をこしらえること。また、こしらえたもの。
ねんど‐しつ【粘土質】
粘土を多く含んでいる、土壌の性質。
ねん‐ない【年内】
その年のうち。「—無休」
ねんない‐りっしゅん【年内立春】
陰暦で、新年を迎えないうちに立春になること。《季 冬》
ねん‐なし【年無し】
釣りで、年数のはっきりしないほど大物の魚。
ねん‐な・し【念無し】
[形ク] 1 無念である。残念である。「覚範一の矢を射損じて、—・く思ひなして」〈義経記・五〉 2 容易である。た...
ネンニ
[1891〜1980]イタリアの政治家。反ファシズム運動に参加して亡命。第二次大戦後、社会党書記長になり、副首相・...
念(ねん)には念(ねん)を入(い)・れる
注意したうえにも注意する。「安全の確認には—・れる」
ねん‐にょ【年預】
「ねんよ」の連声(れんじょう)。
ねん‐にん【念人】
平安時代以降、弓場始(ゆばはじめ)・賭弓(のりゆみ)・歌合わせ・詩合わせ・小弓合わせ・闘鶏などの勝負事のさいに、応...
ねん‐ね
[名](スル)《「ね(寝)る」の「ね」を重ねた「ねね」の音変化》 1 寝ること、眠ることをいう幼児語。「坊やはよい...
ねん‐ねえ
「ねんね」の音変化。「そういつまでも—じゃ居ませんからねえ」〈藤村・老嬢〉
ねん‐ねこ
1 眠ることをいう幼児語。「—歌(=子守歌)」 2 「ねんねこ半纏(ばんてん)」の略。《季 冬》「—に埋めたる頰に...
ねんねこ‐ばんてん【ねんねこ半纏】
幼児を背負った上から羽織る広袖(ひろそで)の綿入れ半纏。子守半纏。
ねん‐ねん
《「ね(寝)る」の「ね」を重ねた「ねね」の音変化》「寝なさい」の意で、幼児を寝かしつけるときに言う語。
ねん‐ねん【年年】
年ごと。毎年。「—忘れっぽくなる」
ねん‐ねん【念念】
1 仏語。一瞬間。刹那刹那(せつなせつな)。時々刻々。 2 一つ一つの思い。種々の考え。「われらが心に—の欲しきま...
ねんねんころり
子守歌の文句。ころりと横になって寝なさい、の意。「—、おころりよ」
ねんねん‐さいさい【年年歳歳】
毎年毎年。歳々年々。「—繰り返される恒例の行事」
年年(ねんねん)歳歳(さいさい)花(はな)相似(あいに)たり
《劉希夷「代悲白頭翁」の「年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず」から》毎年毎年、花は変わることなく咲く。人の世...
ねんねん‐しょうみょう【念念称名】
仏語。瞬時も休むことなく阿弥陀仏の名号(みょうごう)を唱えること。
ねんねん‐しょうめつ【念念生滅】
仏語。一切の事象が時々刻々に、生じたり滅したりしていること。
ねんねん‐そうぞく【念念相続】
仏語。絶え間なく一心に念仏を唱えつづけること。
念(ねん)の為(ため)
いっそう注意するため。確認のため。「—もう一度調べる」
ねん‐ばつ【年伐】
年々の伐採。
ねん‐ばらい【年払い】
「年賦(ねんぷ)」に同じ。
ねん‐ばらし【念晴(ら)し】
疑念やわだかまりなどを晴らすこと。あきらめをつけること。「それじゃ—に行ってごらんなさいまし」〈秋声・足迹〉
ねん‐ばん【年番】
1年交代で勤番すること。
ねんばん‐がん【粘板岩】
泥岩や頁岩(けつがん)が弱い変成作用を受けて、板状にはがれやすくなった岩石。黒色緻密(ちみつ)で、スレート・石盤・...
ねん‐ぱい【年輩/年配】
1 年齢のほど。としのころ。「同じ—の人」 2 世間なれした年ごろ。中年以上の年ごろ。「—の女性」 3 年齢が上で...
ねん‐び【年尾】
年の暮れ。年末。「—の内に河竹さんに…一幕かかせて」〈魯文・安愚楽鍋〉
ねん‐び【燃眉】
眉(まゆ)が燃えること。危険が迫っていることのたとえ。ぜんび。「—の急」
ねん‐ぴ【燃費】
1 機械がある仕事量をこなすのに必要な燃料の量。自動車では燃料1リットルでの走行キロ数で示す。燃料消費率。「—のよ...
ねんぴかんのんりき‐とうじんだんだんえ【念彼観音力刀尋段段壊】
「法華経」普門品にある偈(げ)。観音菩薩の力を祈念するときは、法敵の切りかかった刀は突然ばらばらに砕けて、身は安全...
ねん‐ぴょう【年表】
歴史上の事件などを年代の順を追って記載した表。「日本史—」
ねん‐ぶつ【念仏】
[名](スル)仏の姿や徳を心中に思い浮かべること。また、仏の名を口に唱えること。観仏と称名。浄土教では、阿弥陀仏を...
ねんぶつ‐おうじょう【念仏往生】
仏語。一心に阿弥陀仏を念じ、または名号(みょうごう)を唱えて、極楽に往生すること。→諸行往生
ねんぶつ‐おどり【念仏踊(り)】
太鼓・鉦(かね)などを打ち鳴らし、節をつけて念仏や和讃(わさん)を唱えながら踊ること。また、その踊り。空也上人が始...
ねんぶつ‐こう【念仏講】
1 仏教で、念仏を修行する信者の集まり。念仏を行う講中。のち、頼母子講(たのもしこう)と同様なものに変わった。 2...
ねんぶつ‐ざんまい【念仏三昧】
心をもっぱらにして仏を念じること。また、一心に念仏を唱えること。
ねんぶつ‐しゅう【念仏宗】
念仏によって極楽浄土に往生することを求める宗派。浄土宗・浄土真宗・時宗(じしゅう)など。
ねんぶつ‐じ【念仏寺】
京都市右京区にある浄土宗の寺。山号は華西山。空海開創の五智山如来寺を法然が中興し、現寺号に改めたと伝える。8月24...
ねんぶつ‐じゃく【念仏尺】
近世以前用いられた竹尺の一。曲尺(かねじゃく)より4厘長い。近江(おうみ)国の伊吹山から発掘された念仏塔婆に刻まれ...
ねんぶつ‐せん【念仏銭】
絵銭(えぜに)の一。南無阿弥陀仏の六字の名号を鋳出したもの。
ねんぶつ‐だい【念仏鯛】
テンジクダイ科の海水魚。全長12センチ。体は長楕円形で側扁し、桃色で、上あごから背のほうと目を通るものと2本の黒い...