のぎ【芒】
1 稲や麦などイネ科植物で、花の外側の穎(えい)の先端にある針状の突起。分類上重要。 2 (「禾」とも書く)切り箔...
のぎ【鯁】
《「芒(のぎ)」と同語源》のどに刺さる小さい魚の骨。「喉(のみと)に—ありて、物え食はず」〈記・上〉
の‐ぎく【野菊】
野生の菊。アブラギク・ノコンギク・ノジギク・ヨメナなど。《季 秋》「子狐の隠れ顔なる—かな/蕪村」
のぎくのごとききみなりき【野菊の如き君なりき】
木下恵介監督・脚本による映画の題名。昭和30年(1955)公開。原作は伊藤左千夫の小説「野菊の墓」。出演、有田紀子...
のぎくのはか【野菊の墓】
伊藤左千夫の処女小説。明治39年(1906)発表。江戸川のほとりを舞台に、旧家の息子政夫と、二つ年上のいとこ民子の...
ノギス
《(ドイツ)Noniusから》主尺のほかに、移動できる副尺をもつ精密測定具。ふつうは金属製。二つの爪の間に物を挟ん...
の‐ぎつね【野狐】
野にすむ狐。野生の狐。やこ。
のぎ‐へん【ノ木偏/禾偏】
漢字の偏の一。「稲」「秋」などの「禾」の称。
のぎ‐まれすけ【乃木希典】
[1849〜1912]軍人。陸軍大将。長州藩出身。西南戦争・日清戦争に出征。日露戦争では第三軍司令官として旅順を攻...
のぎ‐め【芒目/禾目】
陶器などの表面に現れる、芒(のぎ)のような細長い斑文。「—天目」
のぎ‐らん【芒蘭】
キンコウカ科の多年草。草原に生え、高さ30〜45センチ。葉は放射状に出て、広線形。夏、葉の間から花茎を伸ばし、頂に...