はぎ【接ぎ】
はぎ合わせること。布や紙などをつぎ合わせること。また、その部分。「継ぎ—」
はぎ【脛】
足の、膝(ひざ)から踝(くるぶし)までの部分。すね。
はぎ【萩/芽子】
1 マメ科ハギ属の落葉低木の総称。山野に生え、葉は3枚の小葉からなる複葉。秋、蝶形の花を総状につけ、ふつう紅紫色。...
はぎ【萩】
山口県北部の市。日本海に面し、水産加工業やナツミカン栽培が盛ん。もと毛利氏の城下町で、明治維新には多くの志士が輩出...
ハギアソフィア‐だいせいどう【ハギアソフィア大聖堂】
《Hagia Sophia/Ἁγία Σοφία》⇒アヤソフィア
はぎ‐あわ・す【接ぎ合(わ)す】
[動サ五(四)]「はぎあわせる」に同じ。「板を—・して箱をつくる」 [動サ下二]「はぎあわせる」の文語形。
はぎ‐あわ・せる【接ぎ合(わ)せる】
[動サ下一][文]はぎあは・す[サ下二]布や板などをつなぎ合わせる。はぎ合わす。「布切れを—・せる」
はぎいわみ‐くうこう【萩・石見空港】
石見空港の愛称。
はぎお‐もと【萩尾望都】
[1949〜 ]漫画家。福岡の生まれ。少女漫画の地位を高め、後進にも多大な影響を与えた第一人者。繊細なタッチと詩的...
はぎききょう【萩桔梗】
三宅花圃の小説。明治28年(1895)雑誌「文芸倶楽部」に発表。
は‐ぎく【葉菊】
襲(かさね)の色目の名。表は白、裏は青。秋に用いる。
はぎ‐こ【接ぎ子】
はぎ合わせた衣服。また、はぎ合わせた部分。
はぎ‐し【萩市】
⇒萩
は‐ぎしみ【歯軋み】
[名](スル)「はぎしり」に同じ。「隣りの—に魂を驚かす」〈露伴・風流仏〉
は‐ぎしり【歯軋り】
[名](スル) 1 眠りながら、歯と歯をすり合わせて、きりきり音を立てること。また、その音。歯がみ。切歯。 2 怒...
ハギス
スコットランドの郷土料理の一。羊の胃袋に、羊の心臓や肝臓などと、オートミールやハーブを詰めてゆでたもの。仕上げにス...
はぎだいみょう【萩大名】
狂言。和歌好きの亭主の茶屋へ萩見物に行く大名が、太郎冠者に1首の和歌を教えられるが、いざとなると下の句を忘れてしまう。
はぎ‐だか【脛高】
[名]茶入れなどで、釉(うわぐすり)が上部でとまり、素地(きじ)が広く露出しているもの。 [形動ナリ]衣服の丈が短...
はぎ‐つば【萩鍔】
室町時代以降、長門(ながと)国、萩で製した刀の鍔。はぎのつば。
はぎ‐でら【萩寺】
萩の名所となっている寺。東京都江東区の竜眼(りゅうげん)寺、広島県福山市の明王(みょうおう)院、埼玉県長瀞の洞昌院...
はぎ‐とり【剝ぎ取り】
1 はがして取ること。「—暦」 2 満員の電車に乗ろうとして乗りきれないでいる客を、ホームに引きおろすことをいう俗語。
はぎ‐と・る【剝ぎ取る】
[動ラ五(四)] 1 付着しているものをはがして取る。「船底のフジツボを—・る」 2 着ている衣服や持っている金品...
脛(はぎ)に挙(あ)・ぐ
衣の裾を脛の上までまくり上げる。「心にもあらぬ—・げてみせける」〈土佐〉
はぎのつゆ【萩の露】
地歌・箏曲(そうきょく)。川瀬霞紅園作詞、幾山検校作曲。秋の情趣によせて、男に裏切られた女のわびしさをうたったもの...
はぎ‐の‐と【萩の戸】
《障子に萩が描いてあったところから、または前庭に萩の植え込みがあったところからという》清涼殿の一室の名。夜の御殿(...
はぎ‐の‐はな【萩の花/芽子の花】
1 萩に咲く花。 2 「萩の餅(もち)」に同じ。 3 飯をやわらかく炊いて椀(わん)に盛り、小豆粉などを添えて食べ...
はぎのはな‐ずり【萩の花摺り】
萩の花を布地に摺りつけて染めること。また、その布。また、萩の咲いている野原を行って、衣服が萩の花の色に染まることと...
はぎ‐の‐もち【萩の餅】
おはぎのこと。
はぎのやかしゅう【萩之家歌集】
落合直文の歌集。著者没後の明治39年(1906)に刊行。萩之家は落合の号の一つ。
はぎの‐よしゆき【萩野由之】
[1860〜1924]国史・国文学者。佐渡の生まれ。東大教授。和歌文学の近代化を目ざし、和歌改良論を唱えた。著「日...
はぎ‐の‐らん【萩の乱】
明治9年(1876)山口県萩で不平士族が起こした反乱。前原一誠らが神風連の乱・秋月の乱に呼応して挙兵。政府軍に平定...
はぎ‐はぎ【接ぎ接ぎ】
つぎはぎだらけであること。「—の布衣(ぬのこ)」〈逍遥・当世書生気質〉
はぎ‐はら【萩原】
萩の生い茂っている野原。はぎわら。《季 秋》
はぎ‐はんしゃろ【萩反射炉】
山口県萩市にある反射炉跡。安政3年(1856)の一時期、試験的に操業が行われたとされる。大正13年(1924)国指...
はぎ‐め【接ぎ目】
布・板などのつぎ合わせた部分。
はぎ‐やき【萩焼】
山口県萩市・長門(ながと)市で産する陶器。文禄・慶長の役後に朝鮮から渡来した陶工により始められ、松本萩と深川萩の二...
は‐ぎょう【は行/ハ行】
五十音図の第6行。は・ひ・ふ・へ・ほ。
は‐ぎょう【覇業】
力をもって天下を支配すること。覇者の事業。
は‐ぎり【歯切り】
[名](スル) 1 歯がみ。歯ぎしり。 2 歯車の歯形を削り出すこと。
はぎり‐ばん【歯切り盤】
歯車の歯形を削り出す工作機械。ホブを用いるホブ盤、ピニオン‐カッターを用いるフェロース盤、ラック‐カッターを用いる...
は‐ぎれ【歯切れ】
1 歯でものをかみ切るときの感じ。「—のよい漬け物」 2 言葉の発音や調子がはっきりしている度合い。「—の悪い弁解」
は‐ぎれ【端切れ/端布】
裁断したあとの残り布。半端な布切れ。
はぎ‐わら【萩原】
⇒はぎはら
はぎわら【萩原】
姓氏の一。 [補説]「萩原」姓の人物萩原朔太郎(はぎわらさくたろう)萩原広道(はぎわらひろみち)萩原雄祐(はぎわら...
はぎわら‐さくたろう【萩原朔太郎】
[1886〜1942]詩人。群馬の生まれ。「月に吠(ほ)える」「青猫」の2詩集を出して口語自由詩による近代象徴詩を...
はぎわら‐ひろみち【萩原広道】
[1815〜1864]江戸後期の国学者。備前の人。本居宣長に私淑し、大国隆正に師事。著「源氏物語評釈」「本学提綱」など。
はぎわら‐ゆうすけ【萩原雄祐】
[1897〜1979]天文学者。大阪の生まれ。東京帝大教授・東京天文台長。天体力学・理論天体物理学を専攻し、衛星や...