はた【畑/畠】
はたけ。「—に出る」「—作農業」
はた【秦】
姓氏の一。 古代の渡来系氏族。伝承では、応神天皇の時に来朝した弓月君(ゆづきのきみ)の子孫と称する。織物の生産に従...
はた【旗/幡/旌】
1 布や紙などで作り、高く掲げて標識や装飾にするもの。大きさ・形・色・図案は種々で、ふつう一端をさおの端や綱などに...
はた【端/傍/側】
1 (端)物のふち・へり。ある場所のほとり。「道の—に車をとめる」「池の—」 2 (傍・側)そば。かたわら。また、...
はた【機】
織物を織る道具。ふつう、動力化される以前の手機(てばた)をいう。織機(しょっき)。また、それで織った織物。「—を織る」
はた【鰭】
魚のひれ。「鵜川(うかは)立ち取らさむ鮎(あゆ)のしが—は我にかき向け思ひし思はば」〈万・四一九一〉
はた【二十】
にじゅう。現代では、ふつう「ち」を伴って「はたち」の形で用いられるほか、「はたとせ」「はたえ」のように用いられる。...
はた【羽太】
スズキ目ハタ科の海水魚の総称。マハタ・クエ・キジハタ・アカハタなど。体は長楕円形でやや側扁し、口が大きく、えらぶた...
はた
[副] 1 唐突に物を打ったりぶつけたりするさま。「—とひざを打つ」 2 動作や状況が急に変わるさま。「—と思い当...
はた【将/当】
[副] 1 あるいは。それとも。はたまた。「夢か、—幻か」 2 さらにまた。そのうえまた。「野越え、山越え、—海を...
はた【杯】
[接尾]「はい(杯)1」に同じ。「湯槽(ゆぶね)に藁(わら)を細々と切りて、一—入れて」〈宇治拾遺・三〉
はた‐あきない【旗商ひ】
米相場などで、現物なしに相場の上がり下がりだけを見て空売買をし、利益を稼ぐこと。また、その人。「今ひとりは北浜の—...
はた‐あげ【旗揚(げ)】
[名](スル) 1 いくさを起こすこと。 2 芸能・演劇関係の人々が新たに一座を組むこと。「市民劇団が—する」「—...
はたあげ‐ゲーム【旗上げゲーム】
左右の手に赤い旗と白い旗をそれぞれ持ち、出される指示のとおりに旗を上げ下げする遊び。旗を下ろした状態から始め、指示...
はた‐あし【旗脚/旒】
長い旗の、風に翻る末端の部分。はたて。「綴(かが)れる—のごとし」〈雄略紀〉
は‐たい【刃体】
刃物の刃の長さ。「—24センチの包丁」 [補説]銃砲刀剣類所持等取締法(銃刀法)では、刀剣類の刃の長さを「刃渡り」...
はた‐いた【鰭板/端板】
1 庇(ひさし)の両側、縁側の先端などに用いる板。 2 壁・脇障子・板塀の羽目板。
はた‐いと【機糸】
機を織るのに使う糸。
はた‐いろ【旗色】
1 《戦場で旗のひるがえるようすによって戦況を知ったところから》戦いの形勢。また広く、事の成り行き。「味方の—が悪...
はた‐うち【畑打ち】
[名](スル)くわ・すきなどで畑を耕すこと。また、その人。《季 春》
はた‐うり【旗売り】
空(から)売りのこと。
はた‐え【二十重】
物がいくえにも重なること。「十重(とえ)—」
はた‐おり【機織(り)】
1 機で布を織ること。また、その人。 2 キリギリスの別名。ショウリョウバッタをいうこともある。《季 秋》
はたおり‐どり【機織鳥】
スズメ目ハタオリドリ科の鳥の一群。スズメ大で、植物の葉や小枝を精巧に編んで巣を作る。巣は球状や下方に長い出入り口を...
はたおり‐ひめ【機織(り)姫】
織女星(しょくじょせい)の異称。
はたおり‐むし【機織虫】
キリギリスの別名。
はたおり‐め【機織(り)女】
1 機を織る女。 2 キリギリスの古名。「—の(模様ノ)小袿(こうちぎ)ひとかさね」〈堤・虫めづる姫君〉
はた‐かく・る【半隠る】
[動ラ下二]なかば隠れる。少し隠れる。「几帳ばかりを引き寄せて—・るれど、何のかひなし」〈かげろふ・中〉
はた‐がしら【旗頭】
1 旗の上部。 2 その集団を率いる者。「反対派の—」 3 中世、一族または一地方の武士団の長。
はた‐がた【旗形/旗型】
1 (旗形)旗のような形。 2 細長い突出部がある土地。土地主要部を旗に、突出部を旗竿にたとえていう。旗竿地。旗地...
はたき【叩き】
1 はたくこと。 2 室内や器物のほこりを払う道具。細長い布切れ・羽毛などを束ねて柄につけたもの。「—をかける」 ...
はたき‐こみ【叩き込み】
相撲のきまり手の一。攻めてくる相手をとっさにかわし、手のひらで相手の首・背・肩などをたたいて土俵にはわせる技。
はたき‐こ・む【叩き込む】
[動マ五(四)] 1 相撲で、はたきこみの技をかける。 2 粉などを、たたくようにしてよくつける。「おしろいを—・む」
はたき‐もの【叩き物】
身代を使い果たすこと。「大切な小野の家を—にするとは」〈伎・毛抜〉
はた‐ぎょうれつ【旗行列】
大勢の人が、小旗を振りながら行列をつくって練り歩くこと。祝賀のときなどに行う。
はた・く【叩く】
[動カ五(四)] 1 打ち払う。ほこりなどをたたいて払う。「障子を—・く」 2 平たいもので打つ。たたく。「ほおを...
はた‐ぐ【機具】
機を織るための道具。機織り道具。
はた‐ぐも【旗雲】
旗のようにたなびく雲。
はたけ【畑/畠】
1 野菜や穀類などを作る農耕地。水田に対して、水を入れない耕地をいう。はた。 2 専門とする領域・分野。「法律—」...
はたけ【疥/乾瘡】
主に小児の顔に、硬貨大の円形の白い粉をふいたような発疹(ほっしん)ができる皮膚病。数個以上できることが多い。顔面単...
はたけ‐いね【畑稲】
陸稲(おかぼ)のこと。
はたけ‐いも【畑芋】
サトイモの別名。
はたけ‐がさ【疥瘡】
「疥(はたけ)」に同じ。
はたけ‐しごと【畑仕事】
⇒はたしごと(畑仕事)
はたけ‐すいれん【畑水練】
「畳水練」に同じ。「人事の実物に当らざる限りは、俗に云う—」〈福沢・福翁百話〉
はたけだ‐もの【畠田物】
備前国邑久(おく)郡畠田の刀工畠田一門が鍛えた刀。元暦年間(1184〜1185)から応永年間(1394〜1428)...
はたけ‐ちがい【畑違い】
1 専門とする分野・領域が異なること。「—の仕事」 2 兄弟姉妹の中で、母親が異なること。→種違い
はたけ‐な【畑菜】
アブラナの一品種。秋にまき、若菜と花茎を食用とする。古くから京都を中心に栽培。
畑(はたけ)に蛤(はまぐり)
畑を掘って蛤を求めるように、見当違いのことをすることのたとえ。
はたけ‐の‐キャビア【畑のキャビア】
とんぶりのこと。形状や食感が似ていることから。