鼻(はな)も動(うご)かさ◦ず
顔色も変えないでぬけぬけとしらを切るさま。「—◦ずうそいへば」〈浮・織留・六〉
はな‐もうせん【花毛氈】
花模様の美しい毛氈。
はな‐もじ【花文字】
1 草花の模様などで飾った大文字のローマ字。 2 草花を文字の形に並べて植えたもの。また、花を並べて文字の形にしたもの。
はな‐もち【花持(ち)】
生け花などにした花が、しおれずに長持ちする度合い。「この菊は—がよい」
はな‐もち【花餅】
「笹餅(ささもち)1」に同じ。
はな‐もち【鼻持ち】
臭気をがまんすること。
鼻持(はなも)ちなら◦ない
言語や行動ががまんできないほど不愉快である。「—◦ないきざな男」
はなもち‐の‐き【花餅の木】
小正月に、豊年を予祝して餅花をつけて飾るミズキやエノキなどの木。生業木(なりわいぎ)。
はな‐もつやく【花没薬】
東南アジアに産するコックスラッカというカイガラムシの一種が分泌する樹脂状のもの。赤紫系の染料や臙脂(えんじ)の原料。
はな‐もと【鼻元/鼻許】
1 鼻のつけね。鼻のあたり。 2 手近な所。目前のこと。「少し口の利いたる者が—ばかりに思案あれば」〈甲陽軍鑑・一四〉
はなもと‐じあん【鼻元思案】
[名・形動]きわめてあさはかな考え。また、そのさま。喉元(のどもと)思案。鼻元料簡。「いかにも—な話だが」〈志賀・...
はな‐もの【花物】
園芸や生け花の花材で、主に花を観賞する草木。→葉物(はもの) →実物(みもの)
花(はな)も恥(は)じらう
うら若く美しい女性を形容する言葉。「—乙女」
洟(はな)も引(ひ)っ掛(か)け◦ない
眼中に置かず相手にしない。見向きもしない。「あいさつしても—◦ない」
はな‐もみじ【花紅葉】
春の桜と秋の紅葉。春秋の美しい自然の眺め。「はかなき—につけても心ざしを見え奉る」〈源・桐壺〉 [補説]書名別項。...
はなもみじ【花紅葉】
大町桂月、塩井雨江、武島羽衣の共著による詞華集。明治29年(1896)刊。美文韻文花紅葉。
花(はな)も実(み)もあ・る
外観も内容もりっぱである。また、道理にもかなって、人情がこもっている。「—・る粋な計らい」
はな‐もも【花桃】
花を楽しむ目的で栽培される桃の園芸品種の総称。実は小さい。
はな‐もよい【花催い】
桜が咲きそうな気配。
はな‐もよう【花模様】
花形の模様。花をあしらった美しい模様。「—のワンピース」
はな‐もり【花守】
花を守る人。桜の花の番人。桜守。《季 春》「—や白きかしらをつきあはせ/去来」 [補説]書名別項。→花守
はなもり【花守】
横瀬夜雨の詩集。明治38年(1905)刊行。
はなもり‐やすじ【花森安治】
[1911〜1978]ジャーナリスト。兵庫の生まれ。第二次大戦中は大政翼賛会の宣伝部員。戦後、大橋鎮子と共に、生活...