はな‐うり【花売り】
花を売ること。また、その人。「—娘」
はな‐うるし【花漆】
油分をまぜた上塗り用の漆。器物面に光沢を出すために用いる。花塗り漆。塗り立て漆。
はな‐えみ【花笑み/花咲み】
花が咲くこと。また、咲いた花のような華やかな笑顔。「道の辺(へ)の草深百合の—に笑みしがからに妻と言ふべしや」〈万...
はな‐お【鼻緒/花緒】
下駄・草履などの履物の緒の、足の指ではさむ部分。また、履物の緒の全体。「—をすげる」
はな‐おうぎ【花扇】
7種の草花を束ねて扇の形に作り、檀紙(だんし)で包み、水引をかけた花束。近世、七夕に近衛家から宮中に献上された。けせん。
はなおか‐じけん【花岡事件】
昭和20年(1945)6月、秋田県花岡鉱山鹿島組出張所で、強制連行されていた数百名の中国人が集団脱走した事件。捕ら...
はなおか‐せいしゅう【華岡青洲】
[1760〜1835]江戸後期の外科医。紀伊の人。名は震。字(あざな)は伯行。古医方・オランダ外科を学び、開業。チ...
はなおかせいしゅうのつま【華岡青洲の妻】
有吉佐和子の長編小説。江戸時代の医師華岡青洲の、妻と姑との確執を描く。昭和42年(1967)刊。同年、第6回女流文...
はな‐おけ【花桶】
花を入れる桶。また、墓参りに花や水を入れて持っていく桶。
はな‐おこぜ【花鰧】
カエルアンコウ科の海水魚。全長約15センチ。体高が高く、側扁し、体表に小突起が散在。黄色に黒褐色の斑紋がある。流れ...
はなお‐ずれ【鼻緒擦れ】
鼻緒ですれて足の皮膚がすりむけたりすること。また、その傷。
はな‐おち【花落ち】
花が落ちて間もなくとったキュウリやナスなどの、まだ若い実。
はなおり【花折り】
人形美術家、川本喜八郎の短編の人形アニメーション作品。昭和43年(1968)、自主制作作品としてつくられた、川本初...
はな‐かい【花会】
《「はながい」とも》 1 職人・博徒などが知人から金を得るために回状をまわして催す会。 2 小唄・浄瑠璃・踊りなど...
はな‐かいらぎ【花鰄/花梅花皮】
刀剣の装飾に用いる鮫皮の地粒の中に、白色で大粒の梅花形の突起がまじっているもの。→鰄(かいらぎ)
はな‐かえで【花楓】
1 カエデの花。《季 春》 2 ハナノキの別名。
はな‐かがり【花篝】
夜桜を観賞するために焚くかがり火。京都祇園(ぎおん)のものが有名。《季 春》「二つある我影見えて—/青嵐」
はな‐かくし【鼻隠し】
軒先に出る垂木(たるき)の木口を隠すための横板。
はな‐かけ【鼻欠け】
鼻が欠け落ちていること。
はな‐かげ【花陰】
花の咲いている木の陰。花下陰。
はなかげのはな【花影の花】
平岩弓枝の時代小説。副題「大石内蔵助の妻」。赤穂浪士、大石内蔵助の妻、りくの生涯を描く。平成2年(1990)刊行。...
はな‐かご【花籠】
1 草花を摘み入れたり、切り花などを盛ったりする籠。はなこ。花筐(はながたみ)。 2 散華(さんげ)を入れる籠。けこ。
はなかごず【花籠図】
江戸時代中期の陶工・画家、尾形乾山の筆による紙本著色の絵画。桔梗や菊、すすき、女郎花(おみなえし)といった秋の草花...
はな‐かずら【花鬘】
1 時節の花を糸で連ねて作った挿頭(かざし)。「漢人(からひと)も筏(いかだ)浮かべて遊ぶといふ今日そ我が背子—せ...
はな‐かぜ【鼻風邪】
くしゃみや鼻水が出る程度の軽い風邪。「—を引く」《季 冬》
はな‐がつお【花鰹】
《「はなかつお」とも》鰹節(かつおぶし)を花びらのように薄く削ったもの。
はな‐がつみ【花勝見】
《「はなかつみ」とも》草花の名。アヤメのことといわれるが、ほかにアシの花、カタバミ、デンジソウなどの諸説がある。「...
はな‐かみきり【花天牛】
カミキリムシ科ハナカミキリ亜科の昆虫の総称。体は黄・赤色や黒色などで、模様をもつものも多い。春から夏にかけて花に集...
はな‐かめむし【花椿象/花亀虫】
半翅(はんし)目ハナカメムシ科の昆虫の総称。体は細長く、複眼が前方に突出し、翅(はね)はよく発達。草の上や樹皮下な...
はな‐かんざし【花簪】
1 造花で飾ったかんざし。 2 キク科の一年草。高さ約50センチ。葉は線形。基部から枝分かれし、その先に頭状花をつ...
はな‐かんらん【花甘藍】
カリフラワーの別名。
はな‐が【花香】
1 におい。いろつや。人を引きつける美しさをいう。転じて、心ばえ。「頭(かしら)を頭と敬ひし礼義ぞ仲間の—なる」〈...
鼻(はな)が胡坐(あぐら)をか・く
鼻の低くて横に広いさまをいう。「—・いた顔」
はな‐がい【花貝】
1 マルスダレガイ科の二枚貝。浅海の砂底にすむ。貝殻は円形で、殻長約2センチ。殻表に板状の成長脈がある。房総半島以...
はな‐がい【鼻繋】
「鼻木(はなぎ)」に同じ。
はな‐がえり【花帰り】
新婦が初めて里帰りすること。
はな‐がき【花垣】
花の咲く木でつくった生け垣。
鼻(はな)が利(き)・く
1 嗅覚(きゅうかく)が敏感である。 2 敏感で物を見つけ出すことなどに巧みである。「もうけ話には—・く」
はな‐がさ【花笠】
1 造花などで美しく飾りたてた笠。祭礼や舞踊などに用いる。 2 花をつけた笠。花が降りかかった笠。「—をさしてきつ...
はながさ‐おんど【花笠音頭】
山形県の民謡。昭和13年(1938)ごろ、有海桃洀(とうしゅう)が櫓地搗(やぐらじつ)き歌に手を加えて作ったもの。...
花(はな)が咲(さ)・く
1 時節がきて栄える。「いつか—・く日もくるだろう」 2 それからそれへと、にぎやかに続く。「昔話に—・く」
はな‐ガス【花ガス】
種々の形に飾りたてた装飾・広告用のガス灯。
はな‐がすみ【花霞】
満開の桜の花が、遠目には霞がかかったように白く見えること。
はな‐がた【花形】
1 花の形。また、花の模様。 2 《「花形役者」の略》人気があって、一座の代表的な俳優。転じて、ある分野で人気があ...
はな‐がた【花型】
生け花の基本的条件を満たす型。かけい。
鼻(はな)が高(たか)・い
誇らしい気持ちである。得意である。「りっぱな息子を持って私も—・い」
はながた‐かぶ【花形株】
株式市場で、市場人気を代表する株式。
はな‐がたみ【花筐】
[名]花や若菜などを摘んで入れるかご。花かご。はなこ。 [枕]編み目が細かいところから、「めならぶ」に掛かる。「—...
はながたみ【花筐】
謡曲。四番目物。世阿弥作。日本書紀などに取材。越前国にいた大迹辺(おおあとべ)皇子(のちの継体天皇)は即位のため、...
鼻(はな)が曲(ま)が・る
悪臭のあまりにひどいさまにいう言葉。「—・るような腐臭」