はな‐がみ【鼻紙/花紙】
鼻汁をかんだりするときなどに用いる薄い紙。ちり紙。ふところ紙。
はながみ‐いれ【鼻紙入れ】
「紙入れ2」に同じ。「—取りのこして深く惜しむを聞けば」〈浮・一代男・三〉
はながみ‐ぶくろ【鼻紙袋】
「紙入れ2」に同じ。「—も内懐に入れしは手の届く事にあらず」〈浮・永代蔵・四〉
はな‐がめ【花瓶】
「かびん(花瓶)」に同じ。
はな‐がら【花柄】
花の模様を施してあること。また、その模様。「—のブラウス」
はな‐がら【花殻/花柄】
仏に供えた花で、不用になって捨てるもの。また、枯れて不用になった花。
はな‐ガルタ【花ガルタ】
「花札(はなふだ)」に同じ。
はな‐がわ【鼻革】
馬の鼻につける革のひも。おもがい。はなわ。
はな‐キャベツ【花キャベツ】
カリフラワーの別名。
はな‐きり【劓】
中国古代の五刑の一。罪人の鼻の頭を切り落とすこと。劓刑(ぎけい)。
はな‐きりん【花麒麟】
トウダイグサ科の常緑低木。高さ50〜90センチ。枝は太く、屈曲し、鋭いとげがあってサボテンに似る。葉は倒卵形でつや...
はな‐きん【花金】
花の金曜日。週休二日制の導入で、翌日(土曜日)の出勤を気にせずに夜遅くまで楽しめるようになったところからいう。
はな‐ぎ【端木】
材木の切れはし。
はな‐ぎ【鼻木】
牛の鼻の両穴を貫いてかける木または金属の環。鼻繋(はながい)。鼻輪。
はな‐ぎれ【花布】
製本で、中身の背の天と地との両端にはりつける布地。本来は補強を目的としたが、現在は装飾用。頂帯。ヘッドバン。
はな‐ぎんちゃく【花巾着】
花虫綱ハナギンチャク目の腔腸動物の総称。海底の砂泥中に半ば埋もれて生活する。イソギンチャクに似るが大きく、触手が内...
はなくい‐どり【花喰鳥】
装飾文様の一。鳳凰(ほうおう)などの瑞鳥(ずいちょう)が花枝などをくわえたもの。ササン朝ペルシアに起源があり、日本...
はな‐くぎ【花釘】
隠し釘の一。釘の頭に花形などの飾りをつけたもの。
はな‐くじ【花籤/花鬮】
頼母子講(たのもしこう)で、本くじのほかに、いくらかの金銭を分配するためにまぜてあるくじ。
はな‐くそ【鼻糞/鼻屎】
鼻孔の中で鼻汁がほこりとまざって黒く固まったもの。「—をほじる」
はな‐くた【鼻腐】
鼻の欠け落ちること。また、鼻を損じて声のはっきりしないこと。「上り口には—の中年増」〈滑・浮世風呂・二〉
はなくたし【花腐し】
松浦寿輝の短編小説。平成12年(2000)発表。同年、第123回芥川賞受賞。
はな‐くばり【花配り】
生花(せいか)で、花の根元を花器に安定させるための留め木。花留め。
はな‐くび【花首】
茎の先の、花を支えている部分。
はな‐くよう【花供養】
4月8日の灌仏会(かんぶつえ)に、花御堂を作り、仏を供養すること。《季 春》
はな‐くらべ【花競べ】
「花合わせ2」に同じ。
はな‐ぐし【花櫛】
造花で飾ったさしぐし。
はな‐ぐすり【鼻薬】
1 鼻の病気の治療に用いる薬。 2 子供をなだめすかすために与える菓子など。 3 ちょっとした賄賂(わいろ)。袖の...
鼻薬(はなぐすり)を嗅(か)が◦せる
賄賂を使う。鼻薬をきかせる。「—◦せて巧みに操る」
はな‐ぐま【鼻熊】
アライグマ科の哺乳類。猫大で、尾が細長い。長く突出した鼻先で餌を探し、果実や小動物を食べる。中南米の森林に分布。
はな‐ぐもり【花曇(り)】
桜の花の咲くころの、薄くぼんやりと曇った空模様。《季 春》「—朧につづく夕べかな/蕪村」
はな‐ぐるま【花車】
1 花で飾った車。 2 花を積んだ車。また、花見の車とも。「柳桜をこきまぜて、錦を飾る—」〈謡・右近〉
はな‐ぐわい【花慈姑】
オモダカの別名。
はな‐ぐわし【花細し】
[枕]花が美しい意から、「桜」や「葦」に掛かる。「—葦垣越しに」〈万・二五六五〉
はな‐げ【鼻毛】
鼻の穴の中に生えている毛。
鼻毛(はなげ)が長(なが)・い
女の色香に迷い、だらしなくなっている。「—・い酔客」
鼻毛(はなげ)を数(かぞ)・える
「鼻毛を読む」に同じ。「—・えられしおはるが色香に溺るるより」〈魯文・高橋阿伝夜叉譚〉
鼻毛(はなげ)を抜(ぬ)・く
相手をだます。出し抜く。「—・かれて家産を蕩尽しても」〈魯庵・社会百面相〉
鼻毛(はなげ)を伸(の)ば・す
女の色香に心を奪われ、だらしなくなる。「若い女性とみると—・す」
鼻毛(はなげ)を読(よ)・む
女が、自分にほれている男を思うように操る。鼻毛を数える。
はな‐こきゅう【鼻呼吸】
鼻から息を吸ったり吐いたりすること。口を使わずに鼻で呼吸すること。→口呼吸
はな‐ことば【花言葉/花詞】
一つ一つの花に、それぞれふさわしい象徴的な意味をもたせたもの。バラは愛情、白ユリは純潔など。
はな‐こぶ【鼻瘤】
ハト類の上くちばしの付け根にある、こぶ状に盛り上がった蝋膜(ろうまく)。びりゅう。→蝋膜
はなご【花子】
狂言。座禅をすると言って妻を遠ざけた男が、太郎冠者に座禅衾(ざぜんぶすま)をかぶせて身代わりにし、愛人の花子のもと...
はな‐ごえ【鼻声】
1 涙にむせんだり、風邪をひいたりしたときの、鼻の詰まった声。 2 甘えるときに出す、鼻にかかった声。「—で小遣い...
はな‐ごおり【花氷】
花を入れて凍らせた氷柱。室内、料理の皿などに立てて涼感を呼ぶ。《季 夏》 [補説]書名別項。→花氷
はなごおり【花氷】
日野草城の第1句集。昭和2年(1927)刊。
はな‐ごけ【花苔】
ハナゴケ科の地衣類。高山や寒冷地に群生。全体が樹状に分枝し、高さ3〜10センチ、灰白色。枝の先に子器(しき)がつき...
はな‐ごころ【花心】
1 《すぐに散ってしまうところから》移りやすい心。あだ心。浮気心。「—におはする宮なれば」〈源・宿木〉 2 華やか...
はな‐ござ【花茣蓙】
いろいろな色に染めた藺(い)で花模様などを織り出したござ。無地に捺染(なっせん)を施したものもある。はなむしろ。《...