ひが【僻】
1 正常でないこと。妥当でないこと。まともでないこと。多く、名詞の上に付いて、複合語の形で用いられる。「—心」「—...
ひ‐が【彼我】
かれと、われ。相手と自分。あちらとこちら。「—の力量の差」
ひ‐が【非我】
哲学で、自我に対立して存在しているいっさいのもの。自我から区別された外界・環境・自然をさす。⇔自我。
ひ‐が【秘画】
男女の房事を描いた絵。春画。
日(ひ)が浅(あさ)・い
まだ日数が多くたっていない。「夫をなくしてから—・い」
ひがい【鰉】
コイ科の淡水魚。全長約15センチ。体は細長く、暗褐色で小黒斑が散在。短い口ひげが一対ある。湖沼・河川の砂礫(されき...
ひ‐がい【日買い】
その日その日に入用な分だけを買うこと。
ひ‐がい【梭貝】
ウミウサギガイ科の巻き貝。貝殻は前後が管状に伸びて、織機の梭(ひ)の形に似る。殻高約10センチ。殻表は淡肉色。本州...
ひ‐がい【被害】
損害や危害を受けること。また、受けた損害や危害。「台風の—をまぬがれる」「—にあう」⇔加害。
ひがい‐しゃ【被害者】
1 被害を受けた人。 2 不法行為や犯罪によって権利その他の侵害や侵害の危険を受けた者。民事上、損害賠償の請求がで...
ひがいしゃ‐いしき【被害者意識】
必ずしも被害を受ける立場にあるわけではないのに、自分は被害を受けている、受けるに違いないと思い込むこと。また、自分...
ひがいしゃさんか‐せいど【被害者参加制度】
殺人や傷害、業務上過失致死傷など一定の犯罪の被害者やその家族、および委託を受けた弁護士が、刑事裁判に直接参加するこ...
ひがいす
[名・形動ナリ]やせて弱々しいこと。また、その人や、そのさま。ひがえす。ひがやす。ひがいそ。「世に—な娘をば」〈浄...
ひがい‐ち【被害地】
災害によって損害を受けた土地。被災地。
ひ‐がいちょう【日開帳】
寺院などで毎日秘仏などを開帳していること。
ひがい‐もうそう【被害妄想】
他人から危害を加えられると信じる妄想。統合失調症に多くみられる。
ひがい‐りゅう【被害粒】
米穀検査における米粒の区分の一つ。病害・虫害などで損傷した粒や、発芽した粒など。
ひが‐うた【僻歌】
事実に反する内容をうたった歌。理屈に合わない歌。「花山院—よまむとおほせられて」〈実方集・詞書〉
ひ‐がえり【日帰り】
[名](スル)行った先で泊まらずに、その日のうちに帰ってくること。「—の旅行」
ひがえり‐かいご【日帰り介護】
⇒デイサービス
ひが‐おぼえ【僻覚え】
まちがった記憶。記憶違い。「この世のほかなるやうなる—どもに取りまぜつつ」〈源・若菜上〉
ひが‐かぞえ【僻数へ】
まちがった数え方。計算違い。「かく御賀などいふことは、—にやと覚ゆるさまの」〈源・若菜上〉
ひ‐がき【檜垣/菱垣】
1 檜(ひのき)の薄板を網代(あじろ)に編んでつくった垣根。 2 衣服の文様の一。1の編み目のようになったもの。 ...
ひがき【檜垣】
謡曲。三番目物。世阿弥作。肥後の僧のもとに毎日仏に供える水を運んでくる老女が、白拍子であった過去を語り、回向(えこ...
ひがき‐あや【檜垣綾】
檜垣2に菊花文様を織り出した綾。
ひがき‐かいせん【菱垣廻船】
江戸時代、江戸・大坂間の定期貨物船。積み荷が落ちないよう、左右の船べりにさくのように立てた垣立(かきたつ)をひし形...
ひがき‐とんや【菱垣問屋】
菱垣廻船を運用して江戸と大坂との間の荷物を廻漕した問屋。弘化3年(1846)からは、同年結成の九店仲間差配となった...
ひがき‐ぶね【菱垣船】
⇒菱垣廻船(ひがきかいせん)
ひが‐ぎき【僻聞き】
まちがって聞くこと。聞き違い。「もし—かと人を変へて聞かするに」〈著聞集・二〇〉
ひ‐がく【非学】
1 学問のないこと。無学。 2 仏教で、大乗・小乗の学問を修めていないこと。
ひ‐がくおん【非楽音】
⇒噪音(そうおん)1
ひ‐がくし【日隠し】
1 「階隠(はしかく)し」に同じ。 2 日おおい。日よけ。ひさし。「暮れにけり西の—とりのけよ月を厭ふと人もこそ見...
ひがくし‐の‐ま【日隠しの間】
「階隠(はしかく)しの間」に同じ。「わが御家の—にしりうちかけて」〈大鏡・道隆〉
ひ‐がくしゃ【非学者】
1 学者でない者。学識のない者。 2 大乗・小乗の学の学習・実践をしない者。
非学者(ひがくしゃ)論議(ぎろん)に負(ま)けず
無学な者は、平気で暴論を振りまわすことで議論に負けない。
ひ‐がけ【日掛(け)】
毎日一定の額の金銭を積み立てること。また、その掛け金。
ひがけ‐きんゆう【日掛(け)金融】
金融業の一種。業者は少額の返済金の集金に自ら出向く代わりに、出資法の特例として上限金利を上回る54.75パーセント...
ひ‐がけ・る【日がける】
[動ラ四]日が照り輝く。また、光がさす意ともいう。「纏向(まきむく)の日代(ひしろ)の宮は朝日の日照る宮夕日の—・...
ひが‐ごと【僻事】
《古くは「ひがこと」とも》道理や事実に合わないこと。まちがっていること。
日(ひ)が込(こ)・む
日数がかかる。「道中に—・み」〈浄・冥途の飛脚〉
ひが‐ごころ【僻心】
1 ひねくれた考え方。ねじけた心。「—にて、わが身をさしもあるまじきさまにあくがらし給ふ」〈源・若菜上〉 2 思い...
ひ‐がさ【日傘】
強い日ざしをさえぎるためにさす傘。パラソル。ひがらかさ。《季 夏》「降りしきる松葉に—かざしけり/立子」 [補説]...
ひ‐がさ【日暈】
太陽にできる暈(かさ)。
ひ‐がさ【檜笠】
檜(ひのき)を薄くはいで作った網代笠(あじろがさ)。ひのきがさ。
ひがさ【日傘】
《原題、(スペイン)El quitasol》ゴヤの絵画。カンバスに油彩。若い女の頭上に日傘を差し出す若い男を描く。...
ひがさ‐こうか【日傘効果】
地表に達する日射量を火山の噴火などで大気中に浮遊した微粒子が妨げて減らし、気温を低下させること。
ひが‐さま【僻様】
[形動ナリ]事実と違っているさま。道理に背くさま。「—にこそ人は申すなれ」〈源・藤袴〉
ひがし【東】
《「ひんがし」の音変化》 1 太陽の出る方角。東方。⇔西。 2 東洋。「—に還る今の我は」〈鴎外・舞姫〉 3 東風...
ひがし【東】
札幌市の区名。丘珠(おかだま)空港がある。
ひ‐がし【日貸し】
毎日少しずつ返済する約束で金銭を貸すこと。また、日を限って金銭を貸すこと。