ひき‐た【引き板】
「ひきいた」の音変化。「衣手(ころもで)に水渋(みしぶ)付くまで植ゑし田を—我が延(は)へ守れる苦し」〈万・一六三四〉
ひき‐たおし【引(き)倒し】
《「ひきだおし」とも》引き倒すこと。「ひいきの—」
ひき‐たお・す【引(き)倒す】
[動サ五(四)] 1 引っ張って倒す。「いすを—・す」 2 遊里で、客が女郎から金品をまき上げて損をかける。「無理...
ひき‐たが・う【引き違ふ】
[動ハ下二] 1 方向を変える。「あやめ草—・へたる袂には昔を恋ふる音(ね)ぞかかりける」〈新古今・哀傷〉 2 今...
ひき‐た・つ【引(き)立つ】
[動タ五(四)] 1 勢いがよくなる。活気が出る。「気持ちが—・たない」「商況が—・つ」 2 ひときわよく見える。...
ひき‐たて【引(き)立て】
引き立てること。特に、目をかけて用いること。ひいきにすること。愛顧。「社長の—で役職につく」「毎度お—を賜り」
ひき‐たて【碾き立て】
ひいたばかりであること。すり砕いたばかりであること。また、そのもの。「—のコーヒー」
ひきたて‐えぼし【引立烏帽子】
てっぺんを引き立てて儀容を整えた揉(もみ)烏帽子。出陣のときは兜(かぶと)の下に着用する。
ひきたて‐やく【引(き)立て役】
そばにいる人のよさが際立つようにする人。
ひき‐た・てる【引(き)立てる】
[動タ下一][文]ひきた・つ[タ下二] 1 無理に連れて行く。ひったてる。「容疑者を—・てる」 2 元気が出るよう...