ひ‐じょう【肥饒】
[名・形動]地味が肥えて豊かなこと。また、そのさま。肥沃(ひよく)。「土地—なる印度の貧にして」〈福沢・文明論之概略〉
ひ‐じょう【非常】
[名]普通でない差し迫った状態。また、思いがけない変事。緊急事態。「—を告げる電話の声」「—持ち出しの荷物」 [形...
ひ‐じょう【非情】
[名・形動] 1 人間らしい感情をもたないこと。感情に左右されないこと。また、そのさま。「—な仕打ち」 2 仏語。...
ひじょう‐かいだん【非常階段】
火災や地震などの非常時に使用する、通常の階段以外に設置した避難用の階段。
ひ‐じょうきん【非常勤】
常勤ではなく、日数や時間数を限って勤務すること。「—講師」
ひじょう‐ぐち【非常口】
建物や車両で、火災・事故などの非常時の避難に使用する出入り口。
ひじょう‐けいかい【非常警戒】
重大な犯罪が発生したり予期されたりするとき、犯人の逮捕、犯罪の防止のため、警察が一定の地域を特に厳重に警戒すること。
ひじょう‐けいほう【非常警報】
非常の場合に発するサイレンや鐘、または信号。
ひじょう‐こしゅう【非常呼集】
軍隊などで、非常・緊急の場合に兵を武装させて集合させること。
ひじょう‐さいがい【非常災害】
非常の災害。特に、地震・台風・火山噴火など、重大な自然現象が原因となって生じる災害。
ひじょうさいがい‐たいさくほんぶ【非常災害対策本部】
地震・風水害・火山噴火などで大規模な災害が発生した場合に、災害応急対策を推進するために、内閣総理大臣が災害対策基本...
ひ‐じょうしき【非常識】
[名・形動]常識のないこと。常識を欠いていること。また、そのさま。「—な言動」 [派生]ひじょうしきさ[名]
ひじょう‐しゃせん【避譲車線】
自動車道路で、遅い車が後続車に道を譲るために用いる車線。主車線の左側に2、300メートルの長さで設けられる部分。
ひじょう‐しゅだん【非常手段】
非常の場合にやむなく使う手段。また特に、暴力的、強圧的な手段。「—に訴える」「—をとる」
ひじょう‐しょうしゅう【非常召集】
[名](スル) 1 戦時、または事変に際して予備役の軍人を召集すること。 2 緊急の事態に際して呼び出しをかけるこ...
ひじょう‐しょく【非常食】
災害などの非常時に備えて、あらかじめ準備しておく食料。
ひじょう‐じ【非常時】
1 非常の事態が起こった時。「—の脱出口」 2 国家的、国際的に重大な危機に直面した時。「国家の—」
ひじょうじしき‐システム【非常時指揮システム】
⇒アイ‐シー‐エス(ICS)
ひじょう‐じたい【非常事態】
普段とは異なる、差し迫った危険のある状態。→国家非常事態
ひじょうじたい‐せんげん【非常事態宣言】
旧警察法で、国家に非常事態が生じたときに、内閣総理大臣が発する布告。→国家非常事態
ひ‐じょうじょう【非上場】
株式会社が自社の株式を証券取引所に上場していないこと。 [補説]証券取引所の上場基準を満たしていない場合、基準は満...
ひじょうじょう‐か【非上場化】
上場会社が証券取引所への株式の上場を取りやめること。
ひじょう‐じょうこく【非常上告】
刑事訴訟で、判決が確定したのち、その事件の審判が法令に違反したことを理由として、検事総長が最高裁判所に対して申し立...
ひじょう‐すう【被乗数】
乗法(掛け算)で、掛けられるほうの数。a×bのaをいう。→乗数
ひじょう‐せん【非常線】
重大な犯罪や災害などが発生したときに、一定の区域に警官を配置して検問や通行禁止などを行う警戒態勢。警戒線。「—を張る」
ひじょう‐たいけん【非常大権】
明治憲法下の天皇の大権の一。国家の非常時に、国民の権利を制限しうる権能。
ひじょう‐だっしゅつシュート【非常脱出シュート】
⇒脱出シュート
ひじょう‐だっしゅつスライド【非常脱出スライド】
⇒脱出シュート
ひ‐じょうにんりじこく【非常任理事国】
国際連合の安全保障理事会を構成する15か国のうち、五つの常任理事国以外の理事国。総会で選出され、任期は2年で、再選...
ひじょう‐ぶくろ【非常袋】
⇒非常持ち出し袋
ひじょう‐へんさい【非常変災】
地震・風水害、火山の噴火、毒劇物や放射能による災害などの緊急事態。→変災
ひじょう‐もちだしぶくろ【非常持(ち)出し袋】
地震や台風などの災害時、一時的に避難する際に必要なものを持ち出せるよう、まとめて入れておく袋。非常袋。防災袋。避難...
ひじょうよう‐ふくすいき【非常用復水器】
外部電源喪失などにより原子炉圧力容器が隔離され、主復水器で原子炉を冷却できない場合に、圧力容器内の蒸気を凝縮して水...
ひじょうよう‐ろしんれいきゃくそうち【非常用炉心冷却装置】
⇒イー‐シー‐シー‐エス(ECCS)
ひ‐じょうり【非条理】
[名・形動]道理にかなっていないこと。また、そのさま。
ひじょ‐すう【被除数】
除法(割り算)で、割られるほうの数。a÷bのaをいう。→除数