ひと【一】
1 ひとつ。いち。 2 (名詞や動詞の連用形の上に付いて) ㋐一つ、または1回の意を表す。「—包み」「—勝負」 ㋑...
ひと【人】
[名] 1 動物分類学上は、霊長目ヒト科ヒト属の哺乳類。直立二足歩行し、手で道具を使い、大脳はきわめて発達し、複雑...
ひ‐と【匪徒】
徒党を組んで略奪・暴行などをする悪者。匪賊。
ひ‐と【費途】
金銭の使いみち。使途。「租税の—」
ひとティーさいぼう‐はっけつびょうウイルス【人T細胞白血病ウイルス】
ヒトのTリンパ球に感染するレトロウイルス。成人T細胞白血病やHAMの原因となる1型(HTLV-1)や、白血病には関...
ひと‐あい【人間】
人づきあい。交際。「—、心様、優に情けありければ」〈平家・八〉
ひと‐あか【人垢】
1 人の肌や衣類などについた垢。 2 他人の垢。
ひと‐あか【ヒト亜科】
霊長目ヒト科を構成する亜科の一つ。ゴリラ族とヒト族に分かれる。1300万年前にオランウータンとの共通の祖先から分岐...
人垢(ひとあか)は身(み)につかぬ
他人から奪い取った物は、一時は自分の物になっても長くは身につかない。
ひと‐あきびと【人商人】
「人買い」に同じ。「—の、人あまた具して下りける中に」〈沙石集・九〉
ひと‐あし【一足】
1 歩くときのひとまたぎ。一歩。「—踏み出す」 2 わずかな距離。また、わずかな時間。「駅まではもう—だ」「—先に...
ひと‐あし【人足】
1 人のゆきき。往来。「—がしげくなる」 2 「人繞(にんにょう)」に同じ。
ひとあし‐ちがい【一足違い】
ほんのわずかな時間のずれ。「—で終電に間に合わなかった」
ひと‐あしらい【人あしらい】
人のもてなし方。人との応対。「—が上手な人」
ひと‐あじ【一味】
ちょっとした味の加減。比喩的にも用いる。「—足りない汁物」「—違うドラマ」
ひと‐あせ【一汗】
ひとしきり汗をかくこと。また、ひと働きすること。「ジョギングで—かく」
ひと‐あぞく【ヒト亜族】
霊長目ヒト科ヒト亜科ヒト族を構成する亜族。500万年〜600万年前にチンパンジーとの共通の祖先から分岐したと推定さ...
ひと‐あたり【一当(た)り】
[名](スル) 1 その人やその事柄に一度当たってみること。「引き受けてくれるかどうか—してみる」 2 すべての相...
ひと‐あたり【人当(た)り】
人と会った際などに、相手に与える感じや印象。「—が柔らかい」
ひと‐あて【一当て】
[名](スル) 1 一度当てること。「馬にむちを—する」 2 投機・商売・賭(か)け事などでひともうけすること。「...
ひと‐あと【人跡】
人の通った足跡。じんせき。
ひと‐あな【人穴】
火山のふもとなどにある洞穴。溶岩の表面が固まり、内部の固まっていない部分が流出してできたもの。昔、人が住んだといい...
ひと‐あめ【一雨】
1 ひとしきり降る雨。ひとしめり。「—欲しいところだ」 2 雨が一度降ること。「—ごとに春めく」
一雨(ひとあめ)ありそう
1 雨が降りだす気配がある。 2 何か騒動が起こる予感がする。「—な部屋の空気」
ひと‐あらため【人改め】
1 関所や番所などで通る人を調べること。 2 ⇒人別改(にんべつあらため)
人(ひと)有(あ)る中(なか)に人(ひと)無(な)し
人はたくさんいるが、真に役に立つ人物はなかなかいない。
ひと‐あれ【一荒れ】
[名](スル)天候がひとしきり荒れること。転じて、人の機嫌が悪くなること。また、もめごとなどが起こること。「—しそ...
ひと‐あわ【一泡】
不意をつき、驚きあわてさせることのたとえ。
一泡(ひとあわ)吹(ふ)か◦せる
相手の不意をついたり、予想外のことをやってのけたりして、驚かせうろたえさせる。「新製品を開発して大手企業に—◦せる」
ひと‐あんしん【一安心】
[名](スル)ひとまず安心すること。「無事との知らせに—する」
ひと‐いき【一息】
1 一度息をつくこと。一呼吸。また、ひとやすみ。「—入れる」「これで—つける」 2 一呼吸するだけの短い間。一気。...
ひと‐いきれ【人熱れ/人熅れ】
人が多く集まって、体熱やにおいでむんむんすること。「車内は—でむっとしている」
ひと‐いくさ【一戦/一軍】
1回の戦闘。いっせん。
人(ひと)至(いた)って賢(かしこ)ければ友(とも)なし
《「孔子家語」入官から》あまり賢明であると、他人から敬遠されて孤立してしまう。水清ければ魚(うお)棲(す)まず。
ひと‐いちばい【人一倍】
普通の人以上であること。副詞的にも用いる。「寒さには—強い」
ひと‐いれ【人入れ】
雇い人の周旋をすること。また、それを業とする人。「—稼業」
ひといれ‐やど【人入れ宿】
雇い人の周旋を業とする家。桂庵(けいあん)。
ひと‐いろ【一色】
1 一種類の色。いっしょく。 2 一つだけの種類。一種類。
ひと‐インシュリン【人インシュリン】
⇒人インスリン
ひと‐インスリン【人インスリン】
《human insulin》遺伝子工学により大腸菌で合成される人間のインスリン。糖尿病の治療に使用される。人イン...
ひ‐とう【比島】
フィリピン諸島のこと。
ひ‐とう【飛騰】
[名](スル)高くあがること。「熱泉を噴出し、硫気(りゅうき)—して煙霧をなす」〈鉄腸・雪中梅〉
ひ‐とう【秘湯】
辺鄙な場所にあって、人に知られていない温泉。
ひ‐とう【悲悼】
[名](スル)悲しみいたむこと。「先見の明なきを—するに」〈井上勤訳・狐の裁判〉
ひとうおき‐かいせん【比島沖海戦】
⇒レイテ沖海戦
ひと‐うけ【人受け】
他人にもたれる好悪の印象や評判。他人の気受け。「—のいい人」
ひと‐うけ【人請け】
江戸時代、奉公人などの身元保証をすること。また、その保証人。
ひとうけ‐しょうもん【人請け証文】
奉公人などの身元を引き受ける証文。身元引受証。
ひと‐うち【一打ち】
1 一度打つこと。 2 一撃で打ち倒すこと。「敵を—にする」
ひと‐うと・し【人疎し】
[形ク]人に親しまない。「この姫君は、かく—・き御癖なれば」〈源・蓬生〉