ひいき‐め【贔屓目】
ひいきをした見方。好意的な見方。「どう—に見ても相手のほうが強そうだ」
ひい‐きょ【脾胃虚】
漢方で、消化機能が低下して、いくら食べても太れない病気。
ひ‐いく【肥育】
[名](スル)食肉用の家畜の肉量を増やし、肉質をよくするための飼育法。畜舎を暗くし運動をさせず、良質の飼料を与える...
ひいく‐ぎゅう【肥育牛】
肉牛として出荷するために飼育される牛。
ひいく‐ホルモン【肥育ホルモン】
牛や豚などの成長促進を目的として投与されるホルモン剤。動物の体内に存在するホルモンを製剤した天然型ホルモン剤と、化...
ひ‐いけ【氷池】
昔、宮中で用いる氷を作った池。氷室(ひむろ)に貯蔵した。「くるす野の—の水の深きめぐみを」〈年中行事歌合〉
ひい‐さま【姫様】
《「ひめさま」の音変化》貴人の娘を敬っていう語。お嬢さま。おひいさま。
ひい‐じいさん【曽祖父さん】
父または母の祖父を親しんでいう語。ひいじじ。曽祖父(そうそふ)。ひいおじいさん。
ひい‐じじ【曽祖父】
《「ひじじ」の音変化》祖父または祖母の父。そうそふ。
ひ‐い・ず【秀づ】
[動ダ下二]「ひいでる」の文語形。
日(ひ)出(い)ずる国(くに)
日本の美称。
ひ‐いちにち【日一日】
(副詞的にも用いる) 1 一日一日と日がたつごとに物事が変化していくこと。日ごと。「—と秋が深まる」 2 まる一日...
ひい‐て【延いて】
[副]《動詞「ひ(引)く」の連用形に接続助詞「て」の付いた「ひきて」の音変化》前文を受けて接続詞的に用いて、事柄の...
ひいて‐は【延いては】
[副]「ひいて」の強めた言い方。「個人の権利のため、—人間の尊厳のために闘う」
ひ‐い・でる【秀でる】
[動ダ下一][文]ひい・づ[ダ下二] 1 他よりも特にすぐれている。ぬきんでる。「一芸に—・でた人」 2 くっきり...
ひいな【雛】
紙や布で作った小形の人形。古く女児の玩具としたもの。また、ひな祭りに飾る人形。ひな人形。ひな。《季 春》
ひいな‐あそび【雛遊び】
1 ひな祭りのこと。ひなあそび。 2 ひな人形を使ってする女児の遊び。「小さき御台、御皿ども、御箸の台、州浜なども...
ひいな‐ぎぬ【雛衣】
ひな人形の衣装。ひなぎぬ。「かとりの—三つ縫ひたり」〈かげろふ・下〉
ひいな‐ぼん【雛本】
ままごと遊びやひな祭りに用いた小形の本。草双紙の赤本のこともいう。
ひい‐ばあさん【曽祖母さん】
父または母の祖母を親しんでいう語。ひいばば。曽祖母(そうそぼ)。ひいおばあさん。
ひい‐ばば【曽祖母】
《「ひばば」の音変化》祖父または祖母の母。そうそぼ。
ひい‐ひい
[副]子供などが力なく泣き続ける声や、苦痛に堪えかねて上げる悲鳴のような声を表す語。「—(と)泣く」「あまりの辛さ...
ひいひい‐たもれ
《「火い火いたもれ、火はない火はない」と唱える子供の遊びから》子供っぽさを残している女。小娘。「—の新造子(しんぞ...
ひいふっ‐と
[副]放った矢が風を切って飛び、勢いよく命中するときの音を表す語。「扇のかなめ際一寸ばかり置いて—ぞ射切ったる」〈...
ひい‐まご【曽孫】
「ひまご」の音変化。
ひいやり
[副](スル)「ひんやり」に同じ。「—した湿り気のある涼しい空気と」〈犀星・性に眼覚める頃〉
ヒイラベ‐たき【ヒイラベ滝】
《Hiilawe Waterfall》米国ハワイ州、ハワイ島北部のワイピオ渓谷にある滝。断崖に囲まれた渓谷の奥に位...
ひいらぎ【柊/疼木】
1 モクセイ科の常緑小高木。山地に自生。葉は卵形で厚く、縁にとげ状のぎざぎざをもち、対生する。雌雄異株。10、11...
ひいらぎ‐そう【柊草】
シソ科の多年草。山林の日陰地に生え、高さ30〜50センチ。茎は四角柱で、毛がある。葉は広卵形で縁にとがった切れ込み...
ひいらぎ‐なんてん【柊南天】
メギ科の常緑低木。高さ約1.5メートル。葉は卵形で縁に鋭いぎざぎざをもつ小葉からなる羽状複葉で、枝先に集まってつく...
ひいらぎ‐もち【柊黐】
モチノキ科の常緑高木。葉はヒイラギに似て、互生する。初夏、淡黄白色の小花が密生して咲き、秋から冬に球形の赤い実を結...
ひいら・ぐ【疼ぐ】
[動ガ四]《「ひひらく」の音変化。「ひいらく」とも》ひりひり痛む。〈日葡〉
ひいる【蛾】
蛾(が)の古称。特に、蚕(かいこ)の蛾をいう。「愚人の貪(ふけ)る所は、—の火に投(い)るが如し」〈霊異記・下〉
ひい・る【沖る/冲る】
[動ラ五(四)] 1 ひらひらと飛び上がる。空高く舞い上がる。「東天に—・るが如く」〈透谷・ヱマルソン〉 2 高く...
ひ‐いれ【火入れ】
1 火力発電所・溶鉱炉などが完成し、初めて点火して操業を開始すること。 2 清酒・醤油の醸造過程で、加熱殺菌するこ...
ひいれ‐しき【火入れ式】
1 新しく梵鐘(ぼんしょう)を鋳造する儀式。 2 新しく神棚を設置する際の儀式。 3 家屋建造の際、かまどに初めて...
ひ‐いれず【火入れず】
火入れをしてない清酒。新酒。
ひ‐いろ【火色】
1 火の色。また、高温に熱した鉄などの光る色合い。 2 火のような深紅の色。 3 襲(かさね)の色目の名。表・裏と...
ひ‐いろ【緋色】
1 濃く明るい赤色。深紅色。緋。 2 銅器につける赤く鮮やかな鳶(とび)色。
ひ‐いん【庇陰/庇蔭】
[名](スル) 1 ひさしのかげ。 2 かばうこと。また、おかげをこうむること。「罪人を—することは」〈鉄腸・南洋...
ひ‐いん【碑陰】
1 石碑の裏面。 2 石碑の裏面に記した銘文。
ひ‐う【非有】
1 仏語。有(う)でないこと。存在しないこと。 2 ⇒非存在
ひ‐う【飛宇】
《「宇」は軒(のき)の意》高い軒。また、軒の高い家。飛檐(ひえん)。飛軒。
ひ‐う【飛雨】
風に飛ばされながら降る激しい雨。
ひ‐うお【干魚/乾魚】
魚を、内臓を取り除いて乾燥したもの。魚の干物。ほしざかな。ほしうお。
ひ‐うお【氷魚】
アユの稚魚。2、3センチ程度で体はほとんど半透明。秋から冬にかけて琵琶湖でとれるものが有名。ひお。
ひ‐うち【火打ち/燧】
1 火打ち石と火打ち金(がね)とを打ち合わせて火を出すこと。また、その道具。 2 建築で、ひずみを防ぐために、水平...
ひうち‐いし【火打ち石/燧石】
玉髄に似た石英の一種。緻密(ちみつ)で硬く、灰色や黒色のものが多い。火打ち金と打ち合わせて発火させ、火打ち道具とし...
ひうち‐いた【火打ち板】
ふすまの枠組みを固定させるため、四隅に打ち付ける三角形の板。
ひうち‐かえ【火打ち替え】
1 不浄のことがあったとき、穢(けが)れをはらうために炉の火を新しくすること。 2 新年を迎えるにあたり、炉の火種...