びん‐さし【鬢差(し)】
江戸時代、女性が髪を結うとき、鬢の中に入れて、左右に張り出させるために用いた道具。鯨のひげ、針金などで弓のような形...
びん‐さつ【憫察】
[名](スル)あわれんで思いやること。また、他人が自分にかけてくれる思いやりをいう語。「よろしく—せられんことを願...
びん‐ざさら【編木/拍板】
打楽器の一。数十枚の短冊形の薄い木片などをひもで連ねたもの。両端の取っ手を持って振り合わせ、板を打ち合わせて音を出...
びん‐し【鬢糸】
鬢の毛が薄く、白くなること。
びん‐しけん【閔子騫】
中国、春秋時代の魯(ろ)の人。名は損、子騫は字(あざな)。孔子の弟子。徳行にすぐれ、その孝をもって孔門十哲の一人に...
鬢糸(びんし)茶烟(さえん)の感(かん)
《杜牧「題禅院」から》若いころ遊びに夢中になった者が、年老いてから悠々自適し淡泊な生活を送る、その心境をいう。
ぴん‐しゃん
[副](スル)《「びんしゃん」とも》 1 年齢のわりに元気でしっかりしているさま。「かなりの高齢だが—(と)してい...
びん‐しょ【便所/鬢所】
中世、将軍や貴族の邸宅で、髪を整えたり衣服をあらためたりした室。
びん‐しょ【便書】
たよりの書状。手紙。
びん‐しょう【敏捷】
[名・形動] 1 動作がすばやいこと。また、そのさま。「—な身のこなし」「—性」 2 理解や判断が早いこと。また、...
びん‐しょう【憫笑/愍笑】
[名](スル)あわれんで笑うこと。また、その笑い。「—を買う」「自分の感情を省みて、—した」〈宮本・伸子〉
ビンジ
過度に、または極端に物事をすること。特に、大食いをすること。大酒を飲むこと。また、酒を飲んで大騒ぎすること。
ビンジ‐ウオッチング
《bingeは「したい放題」の意》連続テレビドラマなど、複数回のシリーズのコンテンツをまとめて視聴すること。動画配...
ビンジパージ‐しょうこうぐん【ビンジパージ症候群】
《binge-purge syndrome》主として若い女性に見られる摂食障害。過食(binge) と下剤使用(p...
ビンジャ‐さんみゃく【ビンジャ山脈】
《Vindhya Range》⇒ビンディア山脈
びん‐じょう【便乗】
[名](スル) 1 他人の乗り物に、ついでに乗せてもらうこと。「友人の車に—する」 2 巧みに機会をとらえて利用す...
びんじょう‐しょうほう【便乗商法】
その商品やサービスが、他社の人気商品や世間の流行、大型イベントなどに関連があるかのように宣伝し、販売する方法。あや...
びんじょう‐ねあげ【便乗値上げ】
やむをえない理由に便乗して、それ以上の値上げを行うこと。特に、増税や原料費上昇などのために商品・サービスを値上げす...
ビンスワンガー
[1881〜1966]スイスの精神医学者・哲学者。ハイデッガーやブーバーの影響を受け、現象学的方法による精神分析の...
びん‐ずい【便追/木鷚】
セキレイ科の小鳥。全長16センチくらい。体の上面は緑褐色、下面は白色に黒い縦斑がある。アジアに分布。日本では漂鳥で...
びん‐ずら【角髪】
《「みずら(角髪)」の音変化》 1 「みずら」に同じ。 2 髪の毛。「雲の—、花の顔(かんばせ)」〈謡・楊貴妃〉
びんずる【賓頭盧】
《(梵)Piṇḍola-bhāradvājaの音写から。不動の意》十六羅漢の第一。白頭・長眉の相を備える阿羅漢。神...
びん‐せん【便船】
[名](スル)都合よく出る船。また、それに乗ること。「明日は早や浪華(なにわ)へ下りて—し肥前へ帰らねばならぬ」〈...
びん‐せん【便箋】
手紙を書く用紙。書簡箋。
ゴッホ
[1853〜1890]オランダの画家。主にフランスで活躍。印象派と日本の浮世絵の影響を受け、強烈な色彩と大胆な筆触...
びん‐ぜん【憫然/愍然】
[形動][文][ナリ]あわれむべきさま。「己れにさえ—な姿を描いた」〈漱石・門〉 [ト・タル][文][形動タリ]に...
びん‐そぎ【鬢除ぎ/鬢曽木/鬢枇/鬢削ぎ】
女子の成人のしるしとして鬢の先を切る儀式。近世は16歳の6月16日に行い、婚約した男性またはその父兄が切った。男子...
びん‐そく【敏速】
[名・形動]反応・行動のすばやいこと。また、そのさま。「—に対応する」「—な行動」 [派生]びんそくさ[名]
びんそく‐きん【敏速筋】
⇒速筋線維
ビンソン‐マッシフ
南極大陸の最高峰。エルズワース山地のセンチネル山脈南部にあり、標高4897メートル。1958年米国隊が上空から発見...
びん‐た
《「ぴんた」とも》 1 他人のほおを平手で打つこと。「—をくらわす」「往復—」 2 頭髪の鬢(びん)の部分。また、...
ビンタイ‐いちば【ビンタイ市場】
《Cho Binh Tay》ベトナム南部の都市ホーチミンのチョロン地区西部にある市場。1930年頃に開設。ベンタイ...
びん‐たたら
平安時代の歌謡。豊明(とよのあかり)の節会(せちえ)で帳台の試みのとき、后町(きさきまち)の廊で歌われた。
ビンタン‐とう【ビンタン島】
《Pulau Bintan》インドネシア、スマトラ島東方に浮かぶリアウ諸島の島。シンガポールと海峡を挟んで約50キ...
びん‐だい【鬢台】
鬢道具をのせておく台。
びん‐だらい【鬢盥】
1 鬢を整える水を入れる小さなたらい。 2 江戸時代、髪結いが小道具一式を入れて持ち歩いた引き出しつきの手提げ箱。
ビンチ
イタリア中部、トスカーナ州の都市フィレンツェ近郊の町。レオナルド=ダ=ビンチが近隣の村アンキアーノで生まれ、幼少時...
ラグーザ
[1841〜1927]イタリアの彫刻家。1876年(明治9)来日し、工部美術学校の教師として日本に洋風彫刻の技術を...
びん‐ちょう【備長】
「備長炭」の略。
びん‐ちょう【頻鳥】
「迦陵頻伽(かりょうびんが)」に同じ。「—の音(こゑ)和らかに」〈盛衰記・一七〉
びん‐ちょう【鬢長】
⇒びんなが(鬢長)
びんちょう‐ずみ【備長炭】
和歌山県で産する良質の炭。ウバメガシを材料とし、火力が強く、炎も出ず、灰も少ない。元禄年間(1688〜1704)に...
びんちょう‐たん【備長炭】
⇒びんちょうずみ(備長炭)
ビンツ
ドイツ北東部、メクレンブルク‐フォアポンメルン州のリューゲン島にある町。バルト海に面し、19世紀末より海岸保養地と...
びん‐つき【鬢付き】
鬢のようすや、かっこう。
びん‐つけ【鬢付け】
「鬢付け油」の略。
びんつけ‐あぶら【鬢付け油】
主に日本髪で、髪を固めたり乱れを防いだりするのに用いる固練りの油。木蝋(もくろう)・菜種油・香料などを練ってつくる...
びん‐づめ【瓶詰(め)/壜詰(め)】
瓶につめること。また、瓶につめたもの。
びんづめじごく【瓶詰地獄】
夢野久作による書簡体の短編小説。昭和3年(1928)10月、「猟奇」誌に発表。
びん‐てん【旻天】
1 そら。天。「万物の—から要求して然るべき権利である」〈漱石・吾輩は猫である〉 2 秋の空。秋天。秋旻。