夫婦(ふうふ)は二世(にせ)
夫婦の関係は、現世(げんせ)だけでなく来世まで続くということ。
ふうふ‐べっせい【夫婦別姓】
結婚後も夫婦が結婚前の姓を名乗ること。→夫婦同姓
ふうふ‐ようし【夫婦養子】
夫婦がともに養子となること。また、その者。
ふうふ‐わかれ【夫婦別れ】
[名](スル)夫婦が離別すること。離婚すること。
ふう‐ぶつ【風物】
1 眺めとして目に入るもの。風景。 2 その季節やその土地に特有のもの。「武蔵野の秋の—」
ふうぶつ‐し【風物詩】
1 景色や季節をうたった詩。 2 その季節の感じをよく表しているもの。「金魚売りは夏の—」
ふう‐ぶん【風聞】
[名](スル) 1 世間のうわさに伝え聞くこと。「とかくの—がある」 2 さまざまに取りざたすること。「悪しざまに...
ふうぶん‐がき【風聞書(き)】
江戸時代、各地の風聞を書き記したもの。特に、諸藩が江戸に人を送って、風聞を書き送らせた文書。
ふう‐ぼう【風防】
1 風を防ぐこと。また、そのためのもの。風よけ。防風。「—ガラス」 2 腕時計の文字盤を覆うガラス。 3 ⇒ウイン...
ふう‐ぼう【風貌/風丰】
風采と容貌。身なりや顔つきなど、外から見たその人のようす。「大家の—がある」 [補説]作品名別項。→風貌
ふうぼう【風貌】
土門拳の写真集。戦前から戦後の15年間をかけて撮影した、山田耕筰・志賀直哉・川端康成ら著名人から一般人までの肖像写...
ふう‐ぼうりゅう【馮夢竜】
[1574〜1645]中国、明末の文人。呉県(江蘇省)の人。字(あざな)は猶竜(ゆうりゅう)また耳猶(じゆう)。号...
ふう‐ぼく【風木】
「風樹(ふうじゅ)1」に同じ。
ふう‐み【風味】
1 飲食物の香りや味わい。「—のよい紅茶」 2 そのものやその人などから受ける好ましい感じ。風情。「山居の—を詠じ...
ふうみぜっか【風味絶佳】
山田詠美の短編恋愛小説集。70歳になっても恋愛に関しては現役の「グランマ」と、恋愛がうまくいかない孫の志郎、二人を...
ふう‐むすび【封結び】
紐(ひも)の結び方の一。手箱などの紐の結び方で、巻き込んだ数を覚えておいて他人が開けた場合の心覚えとするもの。封じ結び。
ふう‐もん【風紋】
風によって砂地の表面にできる模様。 [補説]書名別項。→風紋
ふうもん【風紋】
藤井重夫の小説。昭和34年(1959)刊。
フー‐ヤオパン【胡耀邦】
⇒こようほう(胡耀邦)
ふう‐ゆ【諷喩/風諭】
[名](スル) 1 他の事にかこつけて、それとなく遠回しにさとすこと。「吾輩の既に再三—したるが如く」〈尺振八訳・...
ふう‐よう【楓葉】
紅葉したカエデの葉。
フーヨーハイ【芙蓉蟹】
《(中国語)》蟹玉(かにたま)。
ふうようわかしゅう【風葉和歌集】
鎌倉中期の歌集。20巻。現存本は末尾2巻を欠く。藤原為家撰か。後嵯峨院中宮姞子(よしこ)の命により、文永8年(12...
ふう‐らい【風来】
1 風に吹き寄せられたように、どこからともなくやって来ること。また、その人。「案内者などのやっかいにならない—の田...
ふうらい‐さんじん【風来山人】
⇒平賀源内(ひらがげんない)
ふうらい‐じん【風来人】
「風来坊(ふうらいぼう)」に同じ。「やあやあ、うぬはいづくの—」〈浄・国性爺〉
ふうらい‐ぼう【風来坊】
どこからともなくやって来る人。また、身元が知れず、一つ所にとどまらない人。風来人。風来者。
ふうらいぼうたんていあかいたにのさんげき【風来坊探偵赤い谷の惨劇】
深作欣二監督による映画の題名。昭和36年(1961)公開。同監督の初監督作。飛行機墜落事故にまつわる謎を青年探偵が...
ふうらい‐もの【風来者】
「風来坊(ふうらいぼう)」に同じ。「よしなや身を—になし、諸親類に見限らるる」〈浮・新永代蔵〉
ふうらいろくぶしゅう【風来六部集】
江戸後期の狂文集。2巻。風来山人(平賀源内)作。安永9年(1780)刊。既刊の「放屁論」など6部を収める。
ふう‐らん【風蘭】
ラン科の常緑多年草。暖地の古木に着生。葉は広線形で厚く、反っている。夏、花茎を出し、湾曲する距(きょ)をもつ白い花...
ふう‐りゅう【風流】
[名・形動] 1 上品な趣があること。みやびやかなこと。また、そのさま。風雅。「—な庭」 2 世俗から離れて、詩歌...
ふうりゅう‐いんじ【風流韻事】
自然に親しみ、詩歌を作って楽しむこと。風流な遊び。
ふうりゅう‐がさ【風流傘】
⇒ふりゅうがさ(風流傘)
ふうりゅう‐ぐるま【風流車】
⇒ふりゅうぐるま(風流車)
ふうりゅうしどうけんでん【風流志道軒伝】
談義本。5巻。風来山人(平賀源内)作。宝暦13年(1763)刊。当時実在した辻講釈師深井志道軒の伝記の形で世相を風...
ふうりゅう‐じん【風流人】
風流の趣味を解する人。風流を好む人。風流人士。
ふうりゅうせんぽう【風流懺法】
高浜虚子の小説。明治40年(1907)「ホトトギス」に掲載。続編に「続風流懺法」「風流懺法後日譚」がある。
ふうりゅう‐だな【風流棚】
意匠をこらして作られた棚。
ふうりゅうふかがわうた【風流深川唄】
川口松太郎の短編小説。昭和10年(1935)発表。「鶴八鶴次郎」「明治一代女」と併せて同年の第1回直木賞受賞。昭和...
ふうりゅうぶつ【風流仏】
幸田露伴による短編小説。明治22年(1889)、叢書「新著百種」の第5号として発表。
ふうりゅうみじんぞう【風流微塵蔵】
幸田露伴の長編小説。明治26年(1893)から明治28年(1895)にかけて、「国会」紙に連載。未完。
ふうりゅうむたん【風流夢譚】
深沢七郎の短編小説。昭和35年(1960)、雑誌「中央公論」に発表。夢の中の話という設定のフィクションだが、皇族が...
ふうりょう‐せき【風稜石】
風によって運ばれた砂粒によって、表面を削られた岩片や礫。磨かれた面が交わる鋭い稜の数によって、単稜石(一稜石)、二...
ふう‐りょく【風力】
風の強さ。風が物体に及ぼす力。
ふうりょく‐かいきゅう【風力階級】
風速を目測で観測するとき、その強弱を表す階級。現在は広くビューフォート風力階級が用いられている。
ふうりょく‐けい【風力計】
「風速計」に同じ。
ふうりょく‐げんどうき【風力原動機】
⇒風力タービン
ふうりょく‐タービン【風力タービン】
風のエネルギーを機械エネルギーに変換して動力を発生させる装置。一般的に風が水平軸のプロペラを回転させるタイプのもの...
ふうりょく‐はつでん【風力発電】
風のエネルギーを利用して得た動力で発電機を駆動する方式の発電。