ふき‐こぼ・れる【吹き零れる】
[動ラ下一][文]ふきこぼ・る[ラ下二]湯などが煮立って、容器からあふれ出る。「味噌汁が—・れる」「両眼から涙が—...
ふき‐こみ【吹(き)込み】
1 吹き込むこと。また、吹き込んだもの。「風の—が強い」 2 レコーダーなどを使用して録音すること。「新曲の—をする」
ふき‐こ・む【吹(き)込む】
[動マ五(四)] 1 風が吹いて中へ入りこむ。また、風に吹かれて、雨・雪などが中へ入りこむ。「雨が—・む」「すきま...
ふき‐こ・む【拭き込む】
[動マ五(四)]くり返し何回もふく。入念にふく。「よく—・まれた床」
ふき‐ごもり【葺き籠もり】
陰暦5月4日の夜または5日のこと。地方によってこの日に菖蒲(しょうぶ)と蓬(よもぎ)で屋根を葺き、家にこもる風習がある。
フキサチーフ
《「フィクサチーフ」とも》定着液。木炭やコンテによるデッサンやパステル画の顔料を固定するために用いる。
ふき‐さま・す【吹(き)冷ます】
[動サ五(四)]息をふきかけて冷ます。「熱い粥(かゆ)を—・す」
ふき‐さらし【吹き曝し】
さえぎるものがなく、風の当たるままになっていること。また、その場所。ふきっさらし。「—のバス停」
ふき‐さら・す【吹き曝す】
[動サ五(四)]さえぎるものがなく、風が吹き当たるにまかせる。「木枯らしに—・されながら電車を待つ」
ふき‐しき・る【吹き頻る】
[動ラ五(四)]盛んに吹く。しきりに吹く。「北風が—・る」
ふき‐し・く【吹き頻く】
[動カ四]「ふきしきる」に同じ。「白露に風の—・く秋の野はつらぬきとめぬ玉ぞ散りける」〈後撰・秋中〉
ふき‐じ【葺き地】
屋根瓦を葺く下地となる薄板の層。
ふき‐じ【富貴寺】
大分県豊後高田市蕗(ふき)にある天台宗の寺。山号は、蓮華山。養老2年(718)、仁聞の創建と伝える。国宝の本堂は、...
ふき‐すさ・ぶ【吹き荒ぶ/吹き遊ぶ】
[動バ五(四)] 1 (吹き荒ぶ)風が激しく吹く。吹き荒れる。「寒風—・ぶ師走の街」 2 (吹き遊ぶ)笛などを慰み...
ふき‐すさ・む【吹き荒む】
[動マ五(四)]「ふきすさぶ」に同じ。
ふき‐すま・す【吹き澄ます】
[動サ四]さえた音色で澄み渡るように笛を吹く。「笛をいとをかしく—・して」〈更級〉
ふ‐きそ【不起訴】
検察官が公訴を提起しないこと。(1)被疑者死亡・公訴時効成立等により訴訟条件を欠く場合、(2)被疑事実が犯罪の成立...
ふき‐そ・う【吹き添ふ】
[動ハ四]風などが吹き加わる。吹きまさる。「いかなる風の—・ひて、かくは響き侍るぞとよ」〈源・常夏〉
ふき‐そうじ【拭き掃除】
[名](スル)雑巾(ぞうきん)などでふいてきれいにすること。「毎朝—する」
ふ‐きそく【不規則】
[名・形動]規則正しくないこと。また、そのさま。「—な水玉模様」「食事が—になる」
ふきそく‐えいせい【不規則衛星】
極端に離心率が大きい順行衛星や逆行衛星。惑星周囲の円盤から形成されたものではなく、異なる場所でできた微惑星が惑星の...
ふきそく‐ぎんが【不規則銀河】
銀河のうち、楕円銀河・渦巻き銀河・棒渦巻き銀河と違って不規則な形態のもの。質量は小さいが、星間物質が多く、若い星が...
ふきそく‐どうし【不規則動詞】
動詞の活用語尾の変化が規則的でないもの。例えば日本語ではカ行・サ行・ナ行・ラ行のそれぞれの変格活用の動詞。→規則動詞
ふきそく‐はつげん【不規則発言】
議会などで、議事に関係のない発言。野次などのこと。
ふきそく‐へんこうせい【不規則変光星】
光度の変化に規則性のない変光星。巨星や超巨星に多い。
ふきそ‐しょぶん【不起訴処分】
検察官が被疑者を不起訴とし、公訴を提起しない処分をすること。
ふきそ‐そうとう【不起訴相当】
検察審査会が議決する審査結果の一つ。検察官が公訴を提起しない処分(不起訴処分)を相当と認める場合、審査員の過半数を...
ふきそ‐ふとう【不起訴不当】
検察審査会が議決する審査結果の一つ。検察官が公訴を提起しない処分(不起訴処分)を不当と認める場合、審査員の過半数を...
ふき‐たお・す【吹(き)倒す】
[動サ五(四)] 1 風が吹きつけて物を倒す。また、息で吹いて倒す。「看板が突風に—・される」 2 大げさな事やい...
ふき‐た・てる【吹(き)立てる】
[動タ下一][文]ふきた・つ[タ下二] 1 笛などを、高らかに吹き鳴らす。「いっせいにらっぱを—・てる」 2 大げ...
ふき‐た・てる【拭き立てる】
[動タ下一][文]ふきた・つ[タ下二]きれいになるまで何度も何度も拭く。「ぴかぴかに—・てる」
ふき‐だけ【吹(き)竹】
吹いて火勢を強めるときに使う竹筒。火吹き竹。
ふき‐だし【吹(き)出し】
1 吹き始めること。 2 吹いて出すこと。またそのもの。 3 漫画で、登場人物のせりふを口から吹き出した形に囲った部分。
ふき‐だ・す【吹(き)出す/噴(き)出す】
[動サ五(四)] 1 ㋐(吹き出す)風が吹きはじめる。「秋風が—・す」 ㋑こらえきれずに笑いだす。「おかしくて、つ...
ふき‐だま【吹(き)玉】
1 空気を吹き込んで作った中空のガラス玉。 2 シャボン玉。
ふき‐だまり【吹き溜まり】
1 雪や落ち葉などが風に吹き寄せられてたまっている場所。 2 行き場のない人たちが、自然と寄り集まる所。「社会の—」
ふき‐ちら・す【吹(き)散らす】
[動サ五(四)] 1 風が吹いて、また、息を吹きかけて、物を散らす。「風が落ち葉を—・す」 2 あちこちに盛んに言...
ふきっ‐さらし【吹きっ曝し】
「ふきさらし」に同じ。
ふ‐きつ【不吉】
[名・形動]縁起が悪いこと。不運の兆しがあること。また、そのさま。不祥。「—な予感がする」「—な夢」 [派生]ふき...
ふき‐つけ【吹(き)付け】
吹き付けること。また、その塗装方法。
ふき‐つ・ける【吹(き)付ける】
[動カ下一][文]ふきつ・く[カ下二] 1 風が強く吹き当たる。「寒風が—・ける」 2 液体などを吹いて霧状にして...
ふき‐つち【葺き土】
屋根の野地板(のじいた)の上に置く、瓦をのせる粘土の層。
ふき‐つの・る【吹(き)募る】
[動ラ五(四)]風の勢いがさらに激しくなる。「北風が—・る」
ふき‐づくり【吹旁】
漢字の旁(つくり)で、「吹」「次」などの「欠」の部分をいう。あくび。
ふき‐づつ【吹(き)筒】
吹き矢を飛ばすための筒。吹き矢筒。
ふき‐て【吹(き)手】
笛などを吹く人。また、吹くことの巧みな人。
ふきで‐もの【吹(き)出物】
皮膚にできる小さなできもの。にきび・湿疹など。
ふき・でる【吹(き)出る/噴(き)出る】
[動ダ下一]内にあるものが外に勢いよく出る。吹き出す。「汗が—・でる」「湯気がやかんの口から—・でる」
ふき‐とおし【吹(き)通し】
1 風が吹き抜けること。また、その場所。吹き抜け。「—の廊下」 2 《「ふきどおし」とも》 ㋐風が休みなく吹きつづ...
ふき‐とお・す【吹(き)通す】
[動サ五(四)] 1 風が吹き抜ける。「涼風が家の中を—・す」 2 風が吹きつづける。「一晩じゅう風が—・した」 ...