ふじゅ‐もん【諷誦文】
死者の冥福を祈るため、三宝(さんぼう)への布施物や布施の趣旨などを記した文章。追善の法会の導師が読んだ。ふうじゅもん。
ふ‐じゅん【不純】
[名・形動]純粋・純真でないこと。まじりけのあること。また、そのさま。「—な動機」「—異性交遊」 [派生]ふじゅん...
ふ‐じゅん【不順】
[名・形動] 1 順調でないこと。順序がくるうこと。また、そのさま。「—な天候」「月経—」「体調—」 2 道理に背...
ふじゅん‐ぶつ【不純物】
主成分以外の雑多な混じり物。「—を取り除く」
ふじゅんぶつ‐さんらん【不純物散乱】
金属や半導体の不純物原子またはイオンによる自由電子の散乱。格子欠陥を生じ、電気抵抗の原因となる。
ふじゅんぶつ‐はんどうたい【不純物半導体】
純粋な半導体に不純物(ドーパント)を添加(ドーピング)した半導体。ケイ素にホウ素を添加するとp型半導体、リンや砒素...
ふ‐じゆう【不自由】
[名・形動](スル)思うようにならないこと。不足や欠けた点があって困ること。不便なこと。また、そのさま。「何かと—...
ふじゆうすいのさと‐すいぞくかん【富士湧水の里水族館】
山梨県忍野(おしの)村にある、淡水魚の専門水族館。平成13年(2001)開館。山梨県内に生息する水生生物を飼育・展...
ふ‐じょ【巫女】
神に仕えて神意を伝える女。未婚の処女とされる場合が多い。みこ。かんなぎ。
ふ‐じょ【扶助】
[名](スル)力添えをして助けること。援助。「親を—する」「相互—の精神」
ふ‐じょ【婦女】
婦人。女性。
ふ‐じょう【不定】
[名・形動] 1 さだまらないこと。確かでないこと。また、そのさま。ふてい。「老少—」「生死(しょうじ)—」 2 ...
ふ‐じょう【不浄】
[名・形動] 1 けがれていること。また、そのさま。「—な(の)身」「—な(の)金」 2 月経(げっけい)。 3 ...
ふ‐じょう【浮上】
[名](スル) 1 水中から水面に浮かび上がること。「潜水艦が—する」 2 隠れていたものや目立たなかったものが表...
ふ‐じょう【浮城】
軍艦のこと。
ふ‐じょう【富饒】
[名・形動]富んで豊かなこと。また、そのさま。ふにょう。「—な稲の床となり得るらしい形勢さえも」〈宮本・禰宜様宮田〉
ふじょうじゅ‐にち【不成就日】
陰陽道(おんようどう)で、この日から始めた物事はすべて成就しないという悪い日。不浄日(ふじょうにち)。
ふじょう‐せっぽう【不浄説法】
仏の教えにはずれた邪法を説いたり、名利のために説法をしたりすること。
ふじょう‐にち【不浄日】
⇒不成就日(ふじょうじゅにち)
ふじょう‐の‐くも【不定の雲】
心をくもらせる迷いを、月を覆い隠す雲にたとえていう語。「生死長夜の月の影、—覆へり」〈謡・隅田川〉
ふじょう‐ば【不浄場】
1 けがれのある場所。 2 便所。かわや。
ふじょう‐もん【不浄門】
江戸時代、武家屋敷などで、死者・罪人や下肥(しもごえ)などを運び出すために裏手に設けたくぐり門。いみもん。
ふじょう‐やくにん【不浄役人】
罪人の捕縛・断罪などに当たる役人。また、その役人をののしっていう語。
ふ‐じょうり【不条理】
[名・形動] 1 筋道が通らないこと。道理に合わないこと。また、そのさま。「—な話」 2 実存主義の用語。人生に何...
ふじょうり‐えんげき【不条理演劇】
人間の生と死の不合理性をテーマにした演劇。1950年代に出現し、主要な作家としてベケット、アダモフ、イヨネスコらがいる。
ふじょき【不如帰】
ホトトギスの別名。
ふじょ‐し【婦女子】
1 女性や子供。おんなこども。 2 婦人。女性。
ふ‐じょし【腐女子】
《「婦女子」に掛けた語》アニメーションや漫画、特にやおい・ボーイズラブ系の作品への嗜好が強い女性をさす隠語。当人た...
ふじょ‐ひ【扶助費】
社会保障制度の一環として、児童・高齢者・障害者・生活困窮者などに対して国や地方公共団体が行う支援に要する経費。生活...
ふじょ‐ぼうこう【婦女暴行】
強姦のこと。 [補説]言い回しを婉曲(えんきょく)にしたもので、法律用語ではない。
ふじょ‐りょう【扶助料】
1 生計を助けるために与えられる金銭。 2 一定の条件を備えた公務員が死亡した場合、その遺族に支給される年金。
ふじよしだ【富士吉田】
山梨県南東部、富士山北麓の市。富士山の北側登山口、富士五湖観光の基地。甲斐絹(かいき)(郡内織)の産地。人口5.1...
ふじよしだ‐し【富士吉田市】
⇒富士吉田
ふ‐じるし【不印】
[名・形動]《「不」で始まる語を略して「印」を付けたもの。「ぶじるし」とも》 1 不首尾。「校中の評判は—だそうだ...
ふじわら【藤原】
姓氏の一。 古代の氏族。中臣鎌足(かまたり)が藤原朝臣の姓を賜り、鎌足の子不比等(ふひと)の流に藤原姓を認められた...
ふじわら‐の‐あきすけ【藤原顕輔】
[1090〜1155]平安後期の歌人。六条家の祖といわれる顕季(あきすえ)の子で、清輔の父。六条家を継ぎ、崇徳院の...
ふじわら‐の‐あきひら【藤原明衡】
[989〜1066]平安中期の学者。文章博士(もんじょうはかせ)・大学頭(だいがくのかみ)を歴任。詩文に秀で、「本...
ふじわら‐の‐あきらけいこ【藤原明子】
[829〜900]文徳天皇の女御。良房の娘。清和天皇を生み、藤原氏の外戚としての地位を確立させた。染殿の后。名は「...
ふじわら‐の‐いえたか【藤原家隆】
[1158〜1237]平安末期・鎌倉前期の歌人。名は「かりゅう」とも。寂蓮の養子。藤原俊成に学び、「新古今和歌集」...
ふじわら‐いおり【藤原伊織】
[1948〜2007]小説家。大阪の生まれ。本名、利一(としかず)。個性あふれる登場人物が活躍するハードボイルド小...
ふじわら‐の‐うまかい【藤原宇合】
[694〜737]奈良前期の公卿。式家の祖。不比等(ふひと)の三男。名は馬養(うまかい)とも書く。遣唐副使として渡...
ふじわら‐の‐おつぐ【藤原緒嗣】
[773〜843]平安初期の公卿。百川(ももかわ)の長男。桓武天皇の寵を受け、参議・左大臣などを歴任。「新撰姓氏録...
ふじわら‐の‐おとむろ【藤原乙牟漏】
[760〜790]桓武天皇の皇后。平城天皇・嵯峨天皇の母。
ふじわら‐の‐かねいえ【藤原兼家】
[929〜990]平安中期の公卿。師輔(もろすけ)の三男。兄の兼通(かねみち)と関白職を争い、一条天皇の外祖父とし...
ふじわら‐の‐かねざね【藤原兼実】
⇒九条兼実(くじょうかねざね)
ふじわら‐の‐かねすけ【藤原兼輔】
[877〜933]平安前期の歌人。三十六歌仙の一人。邸宅が賀茂川の堤近くにあったので、堤中納言と称された。家集に「...
ふじわら‐の‐かねみち【藤原兼通】
[925〜977]平安中期の公卿。師輔(もろすけ)の二男。長兄伊尹(これただ)の病死後、弟の兼家と関白職を争い、関...
ふじわら‐の‐かまたり【藤原鎌足】
[614〜669]古代の中央豪族。本姓は中臣(なかとみ)氏。藤原氏の祖。中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)(のちの...
ふじわら‐の‐かりゅう【藤原家隆】
⇒ふじわらのいえたか
ふじわら‐きょう【藤原京】
持統天皇8年(694)から元明天皇の和銅3年(710)の平城遷都までの3代16年間の都。大和三山に囲まれた、現在の...