ふたまた‐だいこん【二股大根】
1 根の途中から二つに分かれている大根。大黒天に供える。 2 紋所の名。1を図案化したもの。
ふたまた‐ぶね【二股舟】
二股の木でつくった舟。一説に、2艘をつなぎ合わせた舟。「天皇—を磐余市磯池(いはれのいちしのいけ)に泛(うか)べて...
ふたまた‐みち【二股道】
二つの方向に分かれている道。
ふたみ‐が‐うら【二見浦】
三重県中東部、伊勢市の海岸。伊勢湾に面する。東端に興玉(おきたま)神社があり、神石の夫婦岩(めおといわ)がある。ふ...
ふたみ‐シーパラダイス【二見シーパラダイス】
三重県伊勢市、二見浦に隣接する水族館。昭和41年(1966)開館。トドやセイウチ、ゴマフアザラシとふれあえる。
ふた‐みち【二道】
1 二つの方向に分かれている道。また、道が二つあること。「君は思い断(き)るかかまわず突進するか、—だ」〈滝井・無...
ふたみ‐の‐うら【二見の浦】
「ふたみがうら」に同じ。[歌枕]「玉くしげ—に住む海人(あま)のわたらひぐさはみるめなりけり」〈躬恒集〉 兵庫県豊...
ふたむら‐やま【二村山】
愛知県豊明市沓掛の山。一説に、岡崎市の山ともいう。[歌枕]「くれはどりあやに恋しくありしかば—も越えずなりにき」〈...
ふた‐め【二目】
二度見ること。
ふ‐ため【不為】
[名・形動]ためにならないこと。また、そのさま。「何も是れが当人の—になる事じゃなしね」〈二葉亭・其面影〉
ふた‐めか・す
[動サ四]ばたばたと動かす。「羽を—・して惑ふほどに」〈宇治拾遺・三〉
ふた‐め・く
[動カ四] 1 ばたばたと音をたてる。「鰐(わに)仰様(のけざま)にて砂(いさご)の上に—・くを」〈今昔・二九・三...
ふため‐くるい【二女狂ひ/二妻狂ひ】
二人の女に心を奪われること。「若女(わかめ)得て古女(ふるめ)を内に置くならば—と人やいはまし」〈咄・醒睡笑・六〉
二目(ふため)と見(み)られない
二度と見る気にならない。「—惨状」
ふた‐もじ【二文字】
1 二つの文字。二字。 2 ニラの女房詞。ネギを「一(ひと)文字」というのに対していう。
ふた‐もの【蓋物】
陶器などで、蓋のあるもの。
ふた‐ゆ・く【二行く】
[動カ四] 1 二度行く。二度繰り返す。「うつせみの世やも—・くなにすとか妹に逢はずて我(あ)がひとり寝む」〈万・...
ふた‐よ【二夜】
二度の夜。ふたばん。「三日—」
ふたよ‐ぐさ【二夜草】
スミレの別名。
ふたよ‐の‐つき【二夜の月】
陰暦八月十五夜の月と九月十三夜の月。また、九月十三夜の月だけをもいう。《季 秋》
ふたら‐さん【二荒山】
栃木県日光市にある男体山(なんたいさん)の異称。にこうざん。ふたあらやま。
ふたらさん‐じんじゃ【二荒山神社】
栃木県日光市にある神社。祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)・田心姫命(たごりひめのみこと)(田霧姫命)・味耜高彦...
ふ‐たり【二人】
人数が2であること。二個の人。ににん。「欠席者が—いる」「—の仲を取り持つ」
二人(ふたり)口(ぐち)は過(す)ごせるが一人口(ひとりぐち)は過(す)ごせぬ
「一人口は食えぬが二人口は食える」に同じ。
ふたり‐しずか【二人静】
センリョウ科の多年草。山地の林下に生え、高さ約30センチ。茎の上部に葉が二対対生し、十字状をなす。4、5月ごろ、葉...
ふたりしずか【二人静】
謡曲。三番目物。宝生以外の各流。義経記などに取材。静御前の霊が菜摘み女に乗り移って舞をまい、吉野の勝手明神の神職に...
ふたりだいみょう【二人大名】
狂言。二人の大名が、通りがかりの男をむりやり供の者に仕立て太刀(たち)を持たせる。男は大名の態度に腹を立て、太刀を...
ふたり‐づかい【二人使い】
死亡の知らせを告げて回る使者。二人が一組となって行くところからいう。
ふたりのいいだ【ふたりのイーダ】
松谷みよ子の児童文学作品。広島の原爆を主題とする。昭和44年(1969)刊。「直樹とゆう子の物語」シリーズの第1作。
ふたりのおんなのものがたり【二人の女の物語】
《原題The Old Wives' Tale》⇒老妻物語
ふたりのしけいしっこうにん【二人の死刑執行人】
《原題、(フランス)Les Deux bourreaux》フランスの劇作家アラバルの戯曲。1幕。1958年の作品。
ふたりのしゅじんをいちどにもつと【二人の主人を一度に持つと】
《原題、(イタリア)Il servitore di due padroni》ゴルドーニによる戯曲。1746年、ベネ...
ふたりのしょうじょ【二人の少女】
《(フランス)Les Deux petites amies》洋画家、藤田嗣治の絵画。油彩。1918年頃の作品。並ん...
ふたりのしんしとふじん【二人の紳士と婦人】
《原題、(オランダ)Dame en twee heren》フェルメールの絵画。カンバスに油彩。縦76センチ、横67...
ふたりのにんげん【二人の人間】
《原題、(ドイツ)Zwei Menschen》デーメルによる長編叙事詩。1903年発表。のちに妻となるイーダ=アウ...
ふたりのむさし【二人の武蔵】
五味康祐による剣豪小説。昭和31年(1956)から昭和32年(1957)にかけて「読売新聞」に連載。昭和32年(1...
ふたりのやもめ【二人のやもめ】
《原題、(チェコ)Dvě vdovy》スメタナのオペラ。全2幕。1873年から1874年にかけて作曲。F=マルフィ...
ふたり‐のり【二人乗り】
[名](スル)車などに二人で乗ること。また、そのような大きさの乗り物。ににんのり。「バイクに—する」「—のリフト」
二人(ふたり)は伴侶(はんりょ)、三人(さんにん)は仲間割(なかまわ)れ
二人なら仲良くやれるが、三人になると意見が割れて不和が生ずるというたとえ。
ふたりばかま【二人袴】
狂言。婿入りする男が父親と舅(しゅうと)の家に行き、1着の袴で親と交代に舅の前に出る。二人一緒に出るよう求められ、...
ふたりれいこず【二人麗子図】
洋画家、岸田劉生の絵画。油彩。大正11年(1922)3月の作。長女麗子の肖像画。麗子が二人、同じ画面に描かれている...
フタル‐さん【フタル酸】
《phthalic acid》芳香族カルボン酸の一。オルトキシレンやナフタレンを熱分解して作られる無色の結晶。加熱...
フタルさんエステル【フタル酸エステル】
フタル酸とアルコールがエステル結合した化合物の総称。塩化ビニルなどプラスチック製品の可塑剤として幅広く使用される。...
フタルさん‐ジエチルヘキシル【フタル酸ジエチルヘキシル】
⇒ディー‐イー‐エッチ‐ピー(DEHP)
フタルさん‐ジオクチル【フタル酸ジオクチル】
フタル酸ジエチルヘキシル(DEHP)の別称。
フタルさん‐ジにエチルヘキシル【フタル酸ジ2-エチルヘキシル】
⇒ディー‐イー‐エッチ‐ピー(DEHP)
フタルさん‐ジブチル【フタル酸ジブチル】
《benzyl butyl phthalate、または、butyl benzyl phthalate》フタル酸エス...
フタルさん‐ビスにエチルヘキシル【フタル酸ビス(2-エチルヘキシル)】
⇒ディー‐イー‐エッチ‐ピー(DEHP)
フタルさん‐ブチルベンジル【フタル酸ブチルベンジル】
⇒ビー‐ビー‐ピー(BBP)
フタルさん‐ベンジルブチル【フタル酸ベンジルブチル】
⇒ビー‐ビー‐ピー(BBP)