ふとう‐ろうどうこうい【不当労働行為】
使用者が労働者に対してその団結権・団体交渉権・争議権および労働組合の自主性などを侵害する行為。労働組合法では、組合...
ふと‐おり【太織(り)/絁】
玉糸や熨斗糸(のしいと)で織った平織りの絹織物。太絹(ふとぎぬ)。ふとり。
ふと‐きゃく【太客】
金払いのよい常連客や、一度の来店で多くの金銭を支払う客のこと。店の経営者や関係者が使う俗語。
ふと‐ぎぬ【太絹/絁】
⇒太織り
ふ‐とく【不徳】
[名・形動] 1 身に徳の備わっていないこと。 2 人の行うべき道に反すること。また、そのさま。不道徳。「—な(の...
ふ‐とく【婦徳】
女子の守るべき徳義。「—の尊きを教えられしを」〈魯庵・社会百面相〉
ふ‐とくい【不得意】
[名・形動]得意でないこと。また、そのさま。不得手。「—な学科」
ふ‐とくぎ【不徳義】
[名・形動]徳義に背くこと。また、そのさま。「危急時に—な業者がはびこる」
ふ‐とくさく【不得策】
[名・形動]得策でないこと。また、そのさま。「事を荒立てるのは—だ」
ふ‐とくしん【不得心】
[名・形動] 1 納得できないこと。また、そのさま。「行儀作法の躾もせんうちに信吾さんに添わせるのは私は—でござり...
ふ‐とくてい【不特定】
[名・形動]特に定まっていないこと。また、そのさま。「—な(の)対象」「—多数」
ふとくてい‐たすう【不特定多数】
傾向や性質などを一つにしない、個々の多数の集まり。「—の有権者に訴える」
ふとくてい‐ぶつ【不特定物】
具体的な取引に際して、当事者が物の個性を問題とせず、単に種類に着目して取引した物。馬10頭など。⇔特定物。
不徳(ふとく)の致(いた)すところ
自分の不徳のため引き起こしたこと。失敗や不都合のあったとき、謝罪の意味で使う。
太(ふと)く短(みじか)く
したいことをして楽しく人生を過ごせるなら、長生きなどはしなくてもかまわないという態度にいう。「どうせなら—生きたい...
ふとく‐ようりょう【不得要領】
[名・形動]要領を得ないこと。要点がはっきりしないこと。また、そのさま。「—な返事」
ふところ【懐】
1 衣服を着たときの、胸のあたりの内側の部分。懐中。「受け取った金を—にしまう」 2 前に出した両腕と胸とで囲まれ...
ふところ‐かんじょう【懐勘定】
所持金や費用などを頭の中で勘定すること。胸算用。
懐(ふところ)が暖(あたた)か・い
持ち合わせの金がたくさんある。「思わぬボーナスで—・い」
懐(ふところ)が寂(さび)し・い
「懐が寒い」に同じ。「給料日前で—・い」
懐(ふところ)が寒(さむ)・い
所持金が少ない。懐が寂しい。「借金を返したら—・くなった」
ふところ‐がたな【懐刀】
1 懐中に所持する護身用の小さい刀。懐剣(かいけん)。 2 腹心の部下。「社長の—」
懐(ふところ)が深(ふか)・い
1 相撲で、腕と胸のつくる空間が大きく、相手になかなか回しを取らせない。 2 心が広く、包容力がある。「—・い人物」
ふところ‐がみ【懐紙】
たたんで懐に入れておく紙。ちり紙にしたり、詩歌などを書いたりする。畳紙(たとうがみ)。かいし。
ふところ‐ぐあい【懐具合】
所持金の額や金回りの状態。懐都合。「—がいい」
ふところ‐ご【懐子】
1 親の懐に抱かれる幼な子。 2 大事に育てられた子。転じて、世間知らずの子。箱入り娘。「並の—とは違って、少しの...
ふところ‐すずり【懐硯】
携帯できる小型の硯(すずり)。懐中(かいちゅう)硯。
ふところ‐そだち【懐育ち】
親の手もとで大切に育てられること。「もともと気の小さい、—のお坊ちゃんなんだから」〈鏡花・婦系図〉
ふところ‐つごう【懐都合】
「懐具合(ふところぐあい)」に同じ。
ふところ‐てじょう【懐手錠】
江戸時代の刑罰の一。両手を懐に入れて縛り、縛り目に封印をした。
ふところ‐で【懐手】
[名](スル) 1 和服を着たとき、手を袖から出さずに懐に入れていること。《季 冬》「—こころ見られしごとほどく/...
ふところ‐でっぽう【懐鉄砲】
拳銃。短筒(たんづつ)。
懐(ふところ)と相談(そうだん)
買い物などで、所持金のようすを確かめてから決める。財布と相談。「カメラを買うなら—だ」
懐(ふところ)に◦する
懐に入れて持つ。また、自分のものにする。「大金を—◦して出かける」
ふところにっき【ふところ日記】
川上眉山による随筆。明治34年(1901)刊。
懐(ふところ)を暖(あたた)・める
「懐を肥やす」に同じ。「立場を利用して—・める」
懐(ふところ)を痛(いた)・める
自分の金を使う。身銭を切る。「—・めてまで見ず知らずの他人に施しをする」
懐(ふところ)を肥(こ)や・す
不当の利益を得る。私腹を肥やす。懐を暖める。「裏取引の口利きをして—・す」
ふと‐ざい【太材】
太い木材。大きな直径の丸太材、また、幅も厚さも大きな角材などをいう。
ふと‐ざお【太棹】
1 三味線の種類の一。棹の太さによって3種に分けたうちの最も太いもの。胴も大きく、また弦も太い。義太夫節などに用い...
ふと‐し・く【太敷く】
[動カ四] 1 柱などを、しっかりと立てる。宮殿をりっぱに構える。「宮柱—・きまつり高知らす布当(ふたぎ)の宮は」...
ふと‐した
[連体]思いがけない。偶然の。ちょっとした。「—縁で知り合う」
ふと‐して
[副]何かのはずみで。ひょっとして。「—会えるかも知れない」
ふと‐し‐も
[連語]《副詞「ふと」+副助詞「し」+係助詞「も」》「ふと」を強めていう語。打消しの表現を伴う。「—見え分かれず」...
ふと‐し・る【太知る】
[動ラ四]「太敷く」に同じ。「畝傍(うねび)の宮に宮柱—・り立てて」〈万・四四六五〉
ふと‐じ【太字】
線の太い文字。⇔細字。
ふと‐たかし・く【太高敷く】
[動カ四]「太敷く」に同じ。「長柄(ながら)の宮に真木柱—・きて」〈万・九二八〉
ふとだま‐の‐みこと【太玉命/布刀玉命】
日本神話で、高皇産霊神(たかみむすびのかみ)の子。天照大神が天の岩屋に隠れた際、天児屋命(あまのこやねのみこと)と...
ふとったきのにんぎょうのスケッチとからかい【太った木の人形のスケッチとからかい】
《原題、(フランス)Croquis et agaceries d'un gros bonhomme en bois...
ふとっ‐ちょ【太っちょ】
太っていること。また、その人をからかっていう語。でぶ。ふとっちょう。