ふん‐けい【刎頸】
首を斬ること。斬首。
ふん‐けい【焚刑】
火あぶりの刑。火刑。
ふんけい‐の‐とも【刎頸の友】
刎頸の交わりで結ばれた友。
ふんけい‐の‐まじわり【刎頸の交わり】
《「史記」藺相如伝から》その友のためなら、たとえ首を切られても悔いないくらいの親しい交際。
ふん‐げき【憤激】
[名](スル)はげしくいきどおること。ひどく怒ること。「先方のやり方に—する」
ふん‐げき【奮撃】
[名](スル)力をふるい攻撃すること。
ふん‐げき【奮激】
[名](スル)はげしくふるいたつこと。心をふるい起こすこと。「危急の時なれば、人心の—せること」〈竜渓・経国美談〉
ふん‐こう【紛更】
[名](スル)秩序がなくむやみに改め変えること。
ふん‐こう【奮興】
[名](スル)ふるい立つこと。「自己を—させた成行(なりゆき)に過ぎない」〈漱石・坑夫〉
ふん‐こつ【粉骨】
1 骨を粉にすること。特に、合葬や散骨などのために遺骨を粉にすること。 2 力の限り努力すること。「—砕身」
ふんこつ‐さいしん【粉骨砕身】
[名](スル)力の限り懸命に働くこと。「会社のため—する」 [補説]「粉骨砕心」と書くのは誤り。
ふん‐ころがし【糞転がし】
「球押金亀子(たまおしこがね)」の俗称。
ふん‐こん【憤恨/忿恨】
腹を立てうらむこと。「—詈罵より人を傷け」〈柏原孝章・明六雑誌二九〉
ふん‐ごう【吻合】
[名](スル)《上下のくちびるがぴったり合うの意》 1 物事がしっくり合うこと。一致すること。「双方の話が—する」...
ぶん‐ごう【分毫】
[名・形動]《「ふんごう」とも》程度や量のごく少ないこと。また、そのさま。「—もゆるがせにしない」
ふん‐ごみ【踏込/踏籠】
1 「踏込袴(ふんごみばかま)」の略。 2 歌舞伎の衣装の一。女形がすねの見えないようにつける紅絹(もみ)の股引(...
ふんごみ‐ばかま【踏込袴】
袴の一種。裾を狭く細くした野袴。
ふん‐ご・む【踏ん込む】
[動マ五(四)]「ふみこむ」の音変化。「私も路でないところへ—・むかも知れませんが」〈露伴・観画談〉
ふん‐さい【粉砕】
[名](スル) 1 こなごなに打ち砕くこと。「岩石を—する」 2 徹底的に打ちのめすこと。「敵を—する」
ふんさい‐き【粉砕機】
⇒クラッシャー
ふんさい‐こん【粉砕痕】
レール上の石を列車の車輪が踏みつぶした痕跡。
ふんさい‐トナー【粉砕トナー】
《grinded toner》プリンターなどの印刷用のトナーのうち、樹脂と顔料を固めた原料を粉砕・分級して得られる...
ふん‐さく【紛錯】
[名](スル)入り乱れること。まじり乱れること。「浸蝕力更に一層…怪巌を—せしめ」〈志賀重昂・日本風景論〉
ふんさ‐げんしょう【噴砂現象】
地震で地盤が液状化した際に、地盤の亀裂から砂を大量に含んだ地下水が噴出する現象。
ふん‐さつ【焚殺】
[名](スル)焼き殺すこと。焼殺。「訴えられ、遂に囹圄(れいご)に下され、—せらるべきに定まりしが」〈中村訳・西国...
フンザ
パキスタン北部、ギルギットバルティスターン州のフンザ渓谷を中心とする地域名。1974年まで藩王が統治したフンザ藩王...
ふん‐ざい【粉剤】
粉状の薬剤。こなぐすり。散薬。
ふん‐ざつ【紛雑】
[名・形動]ごたごたと入りまじり乱れていること。また、そのさま。混雑。「多端—の過去は眼の前に横わり」〈高村・秋の祈〉
ふん‐し【刎死】
[名](スル)自分で自分の首をはねて死ぬこと。自刎。「捕り方に囲まれ—する」
ふん‐し【憤死】
[名](スル) 1 激しい怒りのうちに死ぬこと。「—するかと想うばかりの険相で」〈紅葉・二人女房〉 2 野球で、ラ...
ふん‐しつ【紛失】
[名](スル)《古くは「ふんじつ」とも》 1 物がまぎれてなくなること。また、なくすこと。「重要書類が—する」「入...
ふん‐しゃ【噴射】
[名](スル) 1 気体や液体を一定の方向へふき出させること。「蒸気を—する」 2 霧状にした燃料油を空気とまぜて...
ふんしゃ‐きかん【噴射機関】
燃料を噴射装置によって噴射し、燃焼させる内燃機関。
ふんしゃすいしん‐きかん【噴射推進機関】
燃焼ガスを噴出させ、その反動力で推進力を得る機関。ジェット機関・ロケット機関がある。
フンシャル
ポルトガル領マデイラ諸島の主島マデイラ島の中心都市。同諸島の人口の大部分が居住する。キリスト騎士団が建てた大聖堂や...
ふん‐しゅつ【噴出】
[名](スル)狭いところから強い勢いでふき出すこと。また、ふき出ること。「火口から水蒸気が—する」
ふんしゅつ‐がん【噴出岩】
⇒火山岩
ふん‐しょ【焚書】
学問・思想を権力によって弾圧するための手段として、書物を焼き捨てること。
ふんしょ【焚書】
中国、明末の思想家李贄(りし)の著書。6巻。1590年刊。人間にとって最も本来的なものとして童心を主張し、特異な人...
ふん‐しょう【焚焼】
[名](スル)もやすこと。焼くこと。「廬舎—せられ、田野踏藉せられて」〈兆民・三酔人経綸問答〉
ふん‐しょく【粉食】
穀物を粉にひき、パン・うどんなどに加工して食べること。→粒食2
ふん‐しょく【粉飾/扮飾】
[名](スル) 1 飾りつくろうこと。うわべをとりつくろって立派に見せかけること。「事実を—して話す」 2 紅や白...
ふんしょく‐けっさん【粉飾決算】
会社が不正な意図をもって、経営成績および財政状態を実際より過大または過小に表示するように人為的操作を加えた決算。ウ...
ふんしょく‐よきん【粉飾預金】
銀行など金融機関が月末や決算期末に、実数以上に見せかけるために作為的に増加させた預金。ウインドードレッシング。
ふんしょ‐こうじゅ【焚書坑儒】
前213年、秦の始皇帝が行った、主として儒家に対する思想言論弾圧。民間にあった医薬・卜筮(ぼくぜい)・農事などの実...
ふん‐しん【分針】
時計の、分を示す針。長針。→時針 →秒針
ふん‐しん【奮進】
[名](スル)気力をふるい起こして突き進むこと。「希望の地に—して」〈宙外・独行〉
ふん‐じ【分時】
1分の時間。ほんのわずかな時間。
ふんじ‐かんきりょう【分時換気量】
1分間当たりに肺を出入りするガスの総量。一回換気量と換気回数の積で求められ、いずれも人工呼吸器などによる呼吸管理に...
ふんじ‐こ・む【封じ込む】
[動マ下二]《「ふうじこむ」の音変化》封(ふう)じ込める。「懸想人(けさうびと)の長歌詠みて—・めたる心地こそすれ...