ぶ‐け【武家】
1 武士の家筋。武門。また、一般に武士の総称。⇔公家(くげ)。 2 室町時代、特に幕府あるいは将軍家をいう。
ふ‐けい【不稽】
[名・形動]《「ぶけい」とも。その場合は「無稽」とも書く》根拠がないこと。また、そのさま。でたらめ。「—な(の)物語」
ぶけ‐かぞく【武家華族】
もと武家で、明治維新以後華族となったもの。
ぶけ‐がた【武家方】
1 武家の人々。武家衆。また、武家の側に味方する人々。 2 南北朝時代の足利方。⇔宮方(みやがた)。
ぶけぎりものがたり【武家義理物語】
浮世草子。6巻。井原西鶴作。元禄元年(1688)刊。身を犠牲にしても義理を立てようとする武士の精神を描く。
ぶけ‐こじつ【武家故実】
武家に関する故実。
ぶけ‐しゅう【武家衆】
武家の人々。幕府に仕える武士。
ぶけ‐しょはっと【武家諸法度】
江戸幕府が諸大名を統制するために制定した法令。元和元年(1615)徳川家康の命により2代将軍秀忠のときに発布された...
ぶけ‐じだい【武家時代】
武家が政権を握っていた時代。鎌倉時代から江戸時代末までの約680年間。
ぶけ‐せいじ【武家政治】
武家が政権を掌握して行う政治。一般に、征夷大将軍が幕府を開いて行った鎌倉・室町・江戸の3時代の政治をいう。
ぶ‐けつ【部決】
《「部数決定」の略》出版物の初版印刷部数を決めること。販売部門が事前に市場調査をした上で決定する。
ぶけ‐づくり【武家造(り)】
武家住宅の建築様式。のちの書院造りの祖形と考えられるが実例がないので詳細は不明。
ぶけ‐てんそう【武家伝奏】
《「ぶけでんそう」とも》室町・江戸時代の朝廷の職名。諸事にわたり、武家との連絡にあたる役。江戸時代には定員2名で関...
ぶけ‐ほう【武家法】
武家が政治的権力を掌握していた時期の法体系。はじめ武士間の慣習法として成立、鎌倉幕府の御成敗式目で成文法として確立...
ぶけ‐ぼうこう【武家奉公】
武士の家に召し使われること。
ぶけみょうもくしょう【武家名目抄】
江戸後期の有職故実書。381冊。塙保己一(はなわほきいち)編。保己一の死後、中山信名・松岡辰方が継承、和学講談所に...
ぶけ‐もの【武家物】
浮世草子で、武家生活に題材を取ったもの。井原西鶴の「武道伝来記」「武家義理物語」など。
ぶけ‐やく【武家役】
中世、将軍が御家人・奉公衆に課した課役。番役・軍役のほか、段銭(たんせん)・棟別銭など出銭を課することもあった。
ぶけ‐やしき【武家屋敷】
戦国時代以後、城下町で武士が主君から与えられて住んだ屋敷。