ぶん‐し【分子】
1 原子の結合体で、その物質の化学的性質を失わない最小の構成単位。一つの原子よりなる単原子分子(ヘリウムなど)、二...
ぶん‐し【分枝】
[名](スル)植物が幹などから枝を分けること。枝分かれ。「葉の付け根から—する」
ぶん‐し【分祀/分祠】
[名](スル)本社と同じ祭神を、別に神社を設けてまつること。また、その神社。
ぶん‐し【分詞】
《participle》ヨーロッパ諸語などの文法で、動詞が語形変化して形容詞的に用いられるもの。現在分詞・過去分詞...
ぶん‐し【文士】
文筆を職業とする人。文章家。作家。小説家。「—稼業」
ぶんし‐いでんがく【分子遺伝学】
遺伝現象をDNAやRNAなどの分子レベルで解明しようとする学問分野。
ぶんし‐イメージング【分子イメージング】
生体内における分子の状態や動態を可視化する手法の総称。蛍光プローブや陽電子で分子を標識化し、蛍光や消滅放射線を検出...
ぶんし‐うん【分子雲】
星間空間に存在する低温・高密度のガス雲。主成分の水素分子のほか、一酸化炭素、一硫化炭素、アンモニア、シアン化水素、...
ぶんしうん‐コア【分子雲コア】
星間空間に存在する低温・高密度の分子雲の中で、さらに高密度になった領域。このような領域が自身の重力によってさらに収...
ぶんし‐うんどう【分子運動】
物質を構成する分子・原子の不規則・無秩序な微視的運動。並進・回転・振動の3種類があり、これらの運動エネルギーが熱と...
ぶんし‐おんそくど【分子音速度】
⇒モル音速度
ぶんしかがく‐けんきゅうじょ【分子科学研究所】
分子の構造・機能等に関する実験的研究およびこれに関連する理論的研究を行う大学共同利用機関。自然科学研究機構に所属。...
ぶんし‐かごうぶつ【分子化合物】
2種以上の分子がそれぞれの組成を変えずに結合した化合物。
ぶんしかん‐いんりょく【分子間引力】
遠距離で引力としてはたらく分子間力。
ぶんしかん‐りょく【分子間力】
分子と分子との間に働く力。遠距離では引力、近距離では反発力となる。
ぶんし‐ガスうん【分子ガス雲】
⇒分子雲
ぶんし‐ガストロノミー【分子ガストロノミー】
《molecular gastronomy》調理を科学的な観点から解明する学問分野。食材が変化する仕組みを分子レベ...
ぶんし‐きかい【分子機械】
機械的動作をする分子の集合体。生体内に広く存在する生体内分子機械、有機化学を駆使して人工的に合成した合成分子機械、...
ぶんし‐きどう【分子軌道】
分子内を運動する電子の運動状態を表す軌道。電子は分子全体に分布し、その状態は波動関数として表される。
ぶんしきどう‐かんすうほう【分子軌道関数法】
⇒分子軌道法
ぶんしきどう‐ほう【分子軌道法】
分子内の電子の運動状態を、分子全体に広がった分子軌道で表せると仮定し、着目する電子の波動関数の重ね合わせによって電...
ぶんし‐けいとうがく【分子系統学】
遺伝子の塩基配列やたんぱく質のアミノ酸配列などの情報をもとに生物の進化の過程を解明しようとする学問分野。
ぶんし‐けっしょう【分子結晶】
分子が、分子間の弱い引力であるファンデルワールス力で結合してできた結晶。結合力が弱いので融点や昇華点が低く、結晶は...
ぶんし‐こうか【分子降下】
⇒凝固点降下
ぶんし‐こうざつ【分子交雑】
⇒ハイブリダイゼーション2
ぶんしさ‐アミノさん【分枝鎖アミノ酸】
⇒ビー‐シー‐エー‐エー(BCAA)
ぶんし‐しき【分子式】
分子を構成する原子の種類と数を元素記号を用いて表した化学式。
ぶんししんか‐がく【分子進化学】
生物の進化を、DNAの塩基配列や、たんぱく質のアミノ酸配列の分子構造が、時間とともにどのように変化したかを追究する...
ぶんししんか‐の‐ちゅうりつせつ【分子進化の中立説】
生物のゲノムに見られる突然変異による分子レベルの違いの大部分は、自然選択の観点からは有利でも不利でもない中立的なも...
ぶんししんか‐の‐ほぼちゅうりつせつ【分子進化のほぼ中立説】
分子進化学の学説の一。分子進化の中立説を拡張し、分子レベルでわずかに有害または有利である突然変異が生じた場合、生物...
ぶんし‐じかりつ【分子磁化率】
⇒モル磁化率
ぶんし‐じょうしょう【分子上昇】
⇒モル沸点上昇
ぶんし‐じょうりゅう【分子蒸留】
高度な真空下で、蒸発面と凝縮面との間隔を、分子の平均自由行程以下となる数センチ程度に接近させて行う特殊な蒸留。熱に...
ぶんし‐すいかん【分枝膵管】
主膵管(しゅすいかん)から枝分かれした膵管。
ぶんし‐スペクトル【分子スペクトル】
《molecular spectrum》分子が放射または吸収する光のスペクトル。原子スペクトルと違い、幅広いスペク...
ぶんしせい‐けっしょう【分子性結晶】
⇒分子結晶
ぶんしせい‐ちょうでんどうたい【分子性超伝導体】
超伝導を示す有機超伝導体にフラーレン化合物を含めた総称。
ぶんしせい‐でんどうたい【分子性伝導体】
⇒有機伝導体
ぶんしせい‐どうたい【分子性導体】
⇒有機伝導体
ぶんしせい‐どうでんたい【分子性導電体】
⇒有機伝導体
ぶんし‐せいぶつがく【分子生物学】
生命現象を、分子遺伝学などを基に、分子レベルで解明しようとする現代生物学の一分野。
ぶんし‐せつ【分子説】
異種の原子どうしに限らず、同種の原子どうしの結合によっても生じる粒子を想定して分子と名づけ、原子を分子の構成要素と...
ぶんし‐せん【分子線】
中性分子からなる粒子線。同一方向に細い線状で進行する多数の中性分子の流れのこと。原子線は単原子の分子線とみなせる。
ぶんしせん‐エピタキシー【分子線エピタキシー】
高真空下で金属などの材料を蒸発させ、ビーム状の分子線を生成し、基板に照射することで結晶成長を促す手法。真空蒸着の一...
ぶんし‐そうきょくりゅう【分子双極流】
⇒双極分子流
ぶんし‐そしきか【分子組織化】
分子が自発的に集まって秩序だった構造を生み出す現象。自己組織化の一種で、超分子やミセルのほか、生物の脂質二重層と同...
ぶんし‐たいせき【分子体積】
⇒分子容
ぶんしち【文七】
1 元結などにする、つやのある白い紙。 2 「文七元結」の略。また、それを作る職人。 3 《大坂の侠客(きょうかく...
ぶんしち‐もとゆい【文七元結】
文七1で作った上等な元結。ぶんしちもっとい。 [補説]作品名別項。→文七元結
ぶんしちもとゆい【文七元結】
人情噺(ばなし)。三遊亭円朝作。侠気(おとこぎ)のある左官の長兵衛が、自分の娘を売った金で文七という身投げ男を救う...