ほう‐し【方士】
《「ほうじ」とも》中国古代において、神仙の術を身につけた者。方術の士。道士。
ほう‐し【芳志】
他人を敬って、その親切な心づかいをいう語。芳心。芳情。「御—を賜る」
ほう‐し【芳紙】
他人を敬って、その手紙をいう語。芳翰(ほうかん)。芳札。芳書。
ほう‐し【奉仕】
[名](スル)《古くは「ほうじ」とも》 1 神仏・主君・師などに、つつしんでつかえること。「神に—する」 2 利害...
ほう‐し【奉伺】
[名](スル)目上の人の機嫌をおうかがい申し上げること。
ほう‐し【奉祀/奉祠】
[名](スル)神仏・祖霊などをまつること。「先祖の霊を—する」
ほう‐し【拍子】
《「はくし」の音変化》 1 ひょうし。また、ひょうしをとること。「—たがはず、上手めきたり」〈源・紅葉賀〉 2 「...
ほう‐し【放氏】
不都合なことを行った氏人(うじびと)を、その所属する氏から追放し、氏人としての資格を奪うこと。平安末期から中世にか...
ほう‐し【放恣/放肆】
[名・形動]気ままでしまりのないこと。勝手でだらしのないこと。また、そのさま。「—な日々を送る」「生活が—に流れる」
ほう‐し【放資】
[名](スル)利益を見込んで資本を投じること。投資。「海外未開地の新事業に—する方がもうけが多い」〈河上肇・貧乏物語〉
ほう‐し【法師】
1 仏法によく通じ、人々を導く師となる者。また一般に、僧。出家。ほっし。 2 俗人で僧形をした者。「琵琶(びわ)—...
ほう‐し【法嗣】
師から仏法の奥義を受け継いだ者。禅宗では「はっす」という。
ほう‐し【胞子】
シダ植物・コケ植物・藻類・菌類などに形成され、単独で新個体となりうる細胞。ふつう単細胞で、有性生殖後にできるものや...
ほう‐し【蓬矢】
蓬(よもぎ)で作った矢。邪気を除くまじないとして用いる。
ほう‐し【褒詞】
ほめたたえる言葉。褒辞。
ほう‐し【鋒矢】
兵法で、陣立ての一。足軽を「∧」の形に並べ、その後ろに騎馬武者を「一」の字を縦にした形にそろえ、機をみて足軽が左右...
ほう‐し【放仔】
カニやエビの雌が、孵化(ふか)直後の幼生ゾエアを水中に放つこと。雌は腹部に抱えた卵をそのまま放つのではなく、幼生と...
ほう‐し【放飼】
放し飼いにすること。
ほうし‐うた【法師歌/法師唄】
《もと盲目の法師が作曲し、歌ったところから》地歌・上方歌の異称。
ほうし‐おんせん【法師温泉】
群馬県北西部、利根郡みなかみ町にある温泉。泉質は単純温泉・硫酸塩泉。弘法大師の開湯と伝える。
ほうし‐がえり【法師還り】
僧になった人が再び俗人にかえること。還俗(げんぞく)。「—と人や見るらん」〈犬筑波集・春〉
ほうし‐がく【法史学】
過去の法制度、慣行および法観念、法思想などを研究する学問。法制史学。
ほうしがはは【法師ヶ母】
狂言。亭主が酒に酔った勢いで女房を離縁するが、女房は実家へ帰る途中に、「法師(子供)が母恋しや」と狂乱の体の夫と会...
ほう‐しき【方式】
ある一定のやり方。定まった形式・手続き。「入札の—を決める」「所定の—に従う」「仮名漢字変換—」
ほう‐しき【法式】
儀式・礼儀などのきまり。作法。「—にかなった茶会」
ほうし‐しょくぶつ【胞子植物】
⇒隠花植物
ほうし‐じょう【放飼場】
屋外で動物を放し飼いにする場所。動物園でいう。
ほうし‐ぜみ【法師蝉】
ツクツクボウシの別名。《季 秋》
ほうし‐たい【胞子体】
世代交代を行う植物で、胞子をつくる無性世代の個体。造胞体。→配偶体
ほうし‐ちゅう【胞子虫】
胞子虫綱の原生動物の総称。寄生性で、栄養は体表を通して宿主から摂取。分裂による無性生殖のほか、有性生殖も行って新宿...
ほうし‐ちょうだ【封豕長蛇】
《「春秋左伝」定公四年から》大きな猪(いのしし)と長い蛇。貪欲(どんよく)で残忍な人のたとえ。
ほうし‐のう【胞子嚢】
胞子を内部に生じる袋状の生殖器官。成熟すると破れて胞子を散布する。シダ植物の葉の裏面やコケ植物の蒴(さく)にみられる。
ほうしのう‐ぐん【胞子嚢群】
シダ植物で、胞子嚢が数個以上集まったもの。胞子葉の裏面や縁に生じる。嚢堆(のうたい)。ソーラス。
法師(ほうし)の櫛貯(くしだくわ)え
《髪の毛の無い僧侶が櫛を集めることから》不似合いなことをすることのたとえ。法師の櫛工(くしだくみ)。
ほうし‐まさり【法師勝り】
法師となってから、人柄が俗人のときよりまさってくること。「なかなか—したる人になむ侍りける」〈源・若紫〉
ほうし‐むしゃ【法師武者】
僧形(そうぎょう)の武士。僧兵。
ほう‐しゃ【奉謝】
お礼を申しあげること。
ほう‐しゃ【抛射】
投げとばすこと。なげうつこと。
ほう‐しゃ【放射】
[名](スル) 1 一点からまっすぐ四方八方へ出すこと。また、四方八方へひろがり出ること。「中心から—する車の輻(...
ほう‐しゃ【放赦】
罪をゆるし、釈放すること。「すべての罪の—の宣告は」〈三重吉・小鳥の巣〉
ほう‐しゃ【砲車】
砲架に車輪をつけたもの。
ほう‐しゃ【報謝】
[名](スル) 1 恩に報い、徳に感謝すること。物を贈るなどして報いること。「恵みの大地に—する」「—の念を表す」...
ほう‐しゃ【硼砂】
硼酸のナトリウム塩。塩湖の蒸発残留物中に産する。白色の柱状結晶で、単斜晶系。強熱すると溶融して、ガラス状になる。ガ...
ほうしゃ‐あつ【放射圧】
電磁波が物体に当たって吸収または反射されるとき、物体面が受ける圧力。輻射圧。
ほうしゃ‐エネルギー【放射エネルギー】
電磁波のエネルギー。進行方向に垂直な単位面積を、単位時間に通過するエネルギーとして定義する。その向きと大きさは、電...
ほうしゃ‐おんどけい【放射温度計】
物体が発する放射から非接触で温度を測定する装置の総称。従来、1000度以上の物体が発する黒体放射による可視光を用い...
ほうしゃ‐か【放射化】
放射能をもたない同位体に放射線を照射し、放射性同位体にすること。放射化分析や医療・工業分野で利用される。一方、原子...
ほう‐しゃかいがく【法社会学】
法を他の社会現象との関連において考察し、法の機能・構造などを社会学的な方法・理論により経験科学的に研究しようとする学問。
ほうしゃ‐かいへん【放射壊変】
⇒放射性崩壊
ほうしゃかいへん‐けいれつ【放射壊変系列】
⇒崩壊系列