ほうれき‐じけん【宝暦事件】
宝暦8〜9年(1758〜1759)江戸幕府が、皇権回復を説く尊王論者の竹内式部らを処罰した事件。
ほう‐れつ【芳烈】
[名・形動]香気の強いこと。また、そのさま。「—な酒」
ほう‐れつ【放列】
1 (「砲列」とも書く)大砲を横に並べて、射撃できるようにした隊形。「一斉射撃の—を敷く」 2 一定の目標に対して...
ほう‐れん【鳳輦】
屋形の上に金銅の鳳凰(ほうおう)を飾った輿(こし)。天皇の晴れの儀式の行幸用のもの。鳳輿(ほうよ)。鸞輿(らんよ)...
ほうれん‐そう【菠薐草】
ヒユ科の一・二年草。根は赤みを帯びる。4、5月ごろ、とう立ちして黄緑色の花が穂状につく。雌雄異株。代表的な葉菜の一...
ほう‐れん‐そう【報連相】
企業活動を効率よく進めるための必須事項とされる、上司、同僚への、報告、連絡、相談の三つをまとめた語。
ほう‐ろう【放浪】
[名](スル)あてもなくさまよい歩くこと。さすらい。「—の旅」「各地を—する」 [補説]書名別項。→放浪
ほう‐ろう【法臘/法﨟】
僧尼の出家受戒後の年数。毎年、夏安居(げあんご)を終えると1歳を加える。夏臘(げろう)。法歳。
ほう‐ろう【報労】
労苦にむくいること。また、その報酬。
ほう‐ろう【琺瑯】
さび止めや装飾のために金属器の表面に焼き付ける不透明なガラス質の釉(うわぐすり)。また、それを焼きつけた金属器。工...
ほうろう【放浪】
岩野泡鳴の長編小説。明治43年(1910)刊行。北海道での放浪生活をもとに描いた長編五部作の一。 葛西善蔵の私小説...
ほうろうき【放浪記】
林芙美子の自伝的小説。第一次大戦後の東京で、職を転々としながらもたくましく生きる女の姿を描く。昭和3年(1928)...
ほうろう‐きん【報労金】
1 人の労にむくいるための金銭。 2 遺失物法で、遺失物の拾得者に対して遺失者が支払う報酬。遺失物の価格の100分...
ほうろう‐しつ【琺瑯質】
歯のエナメル質。
ほうろう‐しゃ【放浪者】
あてもなくさまよう人。
ほうろう‐びき【琺瑯引き】
琺瑯が焼き付けてあること。また、そのもの。
ほう‐ろく【俸禄】
俸と禄。給与。知行(ちぎょう)・扶持(ふち)・切米(きりまい)など。
ほう‐ろく【焙烙/炮烙】
素焼きの、平たい土鍋。茶や豆、塩などをいるのに用いる。また、胡麻(ごま)や茶をいる専用の器として、縁が内側にめくれ...
ほうろく‐ずきん【焙烙頭巾】
焙烙の形をした丸い頭巾。僧や老人が多く用いた。大黒頭巾。丸頭巾。ほうらくずきん。
焙烙(ほうろく)の一倍(いちばい)
《「一倍」は二倍の意》焙烙は割れやすいので、初めからそれを計算に入れて売価を倍にすること。掛け値をして売ること。
ほうろく‐びや【炮録火矢/炮録火箭】
戦国時代の水軍が用いた火器。火薬をこめた銅製の弾丸を布で包んで漆を塗り、木筒や鋳筒から発射する。
ほうろく‐むし【焙烙蒸(し)】
⇒焙烙焼き
ほうろく‐やき【焙烙焼(き)】
二つ合わせた焙烙の中にマツタケ・鶏肉・魚・野菜などを入れ、蒸し焼きにした料理。焙烙蒸し。
ほうろく‐わり【焙烙割り】
1 厄除けのまじない。焙烙を高い所から落として割るもの。 2 焙烙をかぶり目隠しをした者が二手に分かれて打ち合い、...
ほう‐ろん【放論】
勝手気ままに議論すること。また、その議論。
ほう‐ろん【法論】
仏教に関する議論。
ほう‐わ【法話】
仏法に関する話。法談。
ほう‐わ【飽和】
[名](スル) 1 含みもつことのできる最大限度に達して、それ以上余地のないこと。「—状態の交通事情」「光に—した...
ほうわ‐えんざん【飽和演算】
コンピューターなどで、演算結果の値が取り扱い可能な最大値を上回ったり、最小値を下回ったりしたとき、演算が飽和した最...
ほうわ‐かごうぶつ【飽和化合物】
分子内の炭素原子間に二重結合や三重結合を含まず、すべて単結合からなり、炭素の原子価が満たされている有機化合物。メタ...
ほうわこうごうせい‐そくど【飽和光合成速度】
植物の光合成において、光の強度が上がると光合成速度が速くなるが、ある強度以上では飽和状態に達し、それ以上速くはなら...
ほうわ‐しぼうさん【飽和脂肪酸】
炭素間の結合に二重結合を含まない脂肪酸。酢酸・パルミチン酸・ステアリン酸など。 [補説]摂取量が多すぎると、LDL...
ほうわ‐じか【飽和磁化】
磁界の強さを増しても、それ以上磁化が増大しない状態に達したときの磁化の強さ。
ほうわ‐じょうき【飽和蒸気】
同一物質の液体や固体と平衡状態で共存しているときの蒸気。
ほうわ‐じょうきあつ【飽和蒸気圧】
飽和蒸気の圧力。一般に温度の上昇につれて高くなる。最大蒸気圧。
ほうわ‐じんこう【飽和人口】
ある一定の地域で、これ以上は収容できない限度に達した人口。
ほうわすいじょうき‐あつ【飽和水蒸気圧】
空気中の水蒸気が飽和したときの水蒸気圧。温度が上がると大きくなる。
ほうわすいじょうき‐りょう【飽和水蒸気量】
1立方メートルの空気中に存在できる水蒸気の最大の量。温度が上がると大きくなる。単位はg/m3。
ほうわ‐せんすい【飽和潜水】
潜水した人が急速に大気圧の場所に出たときに起こる潜函病(減圧症)を防ぐため、あらかじめ体内にヘリウムなどの不活性ガ...
ほうわ‐たんかすいそ【飽和炭化水素】
二重結合や三重結合が含まれていない炭化水素。鎖式のメタン系炭化水素に属するエタン・プロパンなどと、環式のシクロパラ...
ほうわ‐てん【飽和点】
あるものが飽和になる点。この点を超えると過飽和となる。「—に達する」
ほうわ‐ようえき【飽和溶液】
ある温度である量の溶媒に溶質を溶かしていき、それ以上溶けない状態に達した溶液。