ほり【堀/濠/壕】
1 土地を掘って水を通した所。掘り割り。 2 敵の侵入を防ぐために、城の周囲を掘って水をたたえた所。
ほり【堀】
姓氏の一。 [補説]「堀」姓の人物堀晃(ほりあきら)堀杏庵(ほりきょうあん)堀辰雄(ほりたつお)堀麦水(ほりばくすい)
ほり【彫り】
1 彫ること。また、彫ったぐあい。「巧みな—」 2 彫ったような凹凸(おうとつ)。「—の深い顔」
ほ‐り【捕吏】
罪人をめしとる役人。とりて。とりかた。
ほり‐あきら【堀晃】
[1944〜 ]SF作家。兵庫の生まれ。高校時代から筒井康隆主宰のSF同人誌「NULL」などに参加、創作をはじめる...
ほり‐あげ【彫(り)上げ】
1 彫刻・印刻などで、模様・文字を高く、地を低く彫ること。浮き彫り。 2 彫り終えること。
ほり‐あ・げる【彫(り)上げる】
[動ガ下一][文]ほりあ・ぐ[ガ下二] 1 彫り終える。「出品作品を—・げる」 2 浮き彫りに彫る。「葡萄の模様を...
ほり‐あ・てる【掘(り)当てる】
[動タ下一][文]ほりあ・つ[タ下二] 1 掘っていって埋まっているものを捜し当てる。「温泉を—・てる」 2 隠れ...
ほり‐いけ【掘(り)池】
掘って作った人工の池。
ほり‐いど【掘(り)井戸】
地面を掘り下げて作った井戸。掘り井。
ほり‐う・う【掘り植う】
[動ワ下二]草木を掘り取ってきて、他の所に植える。「花の木も今は—・ゑじ春立てば移ろふ色に人ならひけり」〈古今・春下〉
ほりうち【堀内】
姓氏の一。 [補説]「堀内」姓の人物堀内敬三(ほりうちけいぞう)堀内恒夫(ほりうちつねお)
ほりうち‐けいぞう【堀内敬三】
[1897〜1983]音楽評論家。東京の生まれ。ラジオの音楽番組などを通して洋楽の普及に尽力。著「音楽五十年史」など。
ほりうち‐つねお【堀内恒夫】
[1948〜 ]プロ野球選手・監督。山梨の生まれ。昭和40年(1965)巨人に入団。ルーキーで開幕から13連勝を含...
ほりうち‐は【堀内派】
自由民主党の派閥の一。宏池(こうち)会分裂時の一方の平成13年(2001)から同17年における通称。森喜朗内閣不信...
ほり‐え【堀江】
掘って水を通した人工の川。疎水。
ほりえ【堀江】
姓氏の一。 [補説]「堀江」姓の人物堀江謙一(ほりえけんいち)堀江敏幸(ほりえとしゆき)
ほりえ‐けんいち【堀江謙一】
[1938〜 ]探険家。大阪の生まれ。昭和37年(1962)、小型ヨットのマーメイド号で日本人初の太平洋単独横断に...
ほりえ‐としゆき【堀江敏幸】
[1964〜 ]小説家・フランス文学者。岐阜の生まれ。「熊の敷石」で芥川賞受賞。評論や翻訳書も多い。他に「おぱらば...
ほり‐おこ・す【掘(り)起(こ)す】
[動サ五(四)] 1 掘って土を返す。開墾する。「畑を—・す」 2 掘って外に出す。「球根を—・す」 3 今まで隠...
ほりお‐よしはる【堀尾吉晴】
[1543〜1611]安土桃山時代の武将。尾張の人。名は可晴とも書く。豊臣秀吉に仕えて、慶長3年(1598)三中老...
ほり‐かえ・す【掘(り)返す】
[動サ五(四)] 1 掘って下の土を上に出す。「田を—・す」 2 前に埋めた所を再び掘る。「道路を—・す」 3 一...
ほり‐かわ【堀川/堀河】
京都市街のほぼ中央を南流する川。北区大宮で賀茂川から分流し、南区上鳥羽付近で鴨川に注ぐ。→賀茂川 浄瑠璃「近頃河原...
ほりかわ‐いん【堀川院】
藤原基経の邸。京都堀川の東にあった。のち、円融天皇・堀河天皇の里内裏として使われた。
ほりかわ‐がく【堀川学】
《伊藤仁斎が京都堀川の古義堂で提唱・教授したところから》古義学の異称。
ほりかわ‐じゅく【堀川塾】
江戸時代、伊藤仁斎が京都堀川のほとりの自邸に開いた私塾。古義堂。
ほりかわ‐てんのう【堀河天皇】
[1079〜1107]第73代の天皇。在位1087〜1107。白河天皇の第2皇子。名は善仁(たるひと)。即位当初は...
ほりかわ‐どおり【堀川通り】
京都市中央部を南北に走る幹線道路の呼び名。通りの西側に西本願寺や二条城がある。全長約7.9キロ。平安京の堀川小路に...
ほりかわなみのつづみ【堀川波鼓】
浄瑠璃。世話物。3巻。近松門左衛門作。宝永4年(1707)大坂竹本座初演というが未詳。不義を犯したお種を、夫小倉彦...
ほりかわひゃくしゅ【堀河百首】
平安後期の歌集。長治2年(1105)ごろ成立か。堀河天皇の時、藤原公実(きんざね)・源俊頼・源国信らを中心に、当時...
ほり‐き【塹/壍/隍】
城の周囲にめぐらした堀。「—を隔て橋を引きてけり」〈今昔・一六・二〇〉
ほり‐きょうあん【堀杏庵】
[1585〜1643]江戸初期の儒学者。近江(おうみ)の人。名は正意(まさおき)。儒学を藤原惺窩(ふじわらせいか)...
ほり‐きり【堀切(り)】
地面を掘って切り通した水路。
ほりきり‐しょうぶえん【堀切菖蒲園】
東京都葛飾区にある植物園。ハナショウブの名所として知られる。葛飾区の所管。
ほりぐち‐だいがく【堀口大学】
[1892〜1981]詩人・フランス文学者。東京の生まれ。大正期の象徴詩に知性と官能美を加え、フランス近代詩の翻訳...
ほり‐くび【掘り頸】
地中に生き埋めにして首を切り落とす刑。「鋸(のこぎり)にてや切るべき。—にやすべき」〈平家・一一〉
ほりこし‐くぼう【堀越公方】
伊豆堀越にあった室町幕府の東国支配機関。また、その長である足利政知の称。鎌倉公方足利成氏が幕府に背いて下総(しもう...
ほりこし‐ごしょ【堀越御所】
堀越公方の邸宅。また、堀越公方その人。
ほりこし‐じろう【堀越二郎】
[1903〜1982]航空機設計者。群馬の生まれ。昭和14年(1939)完成の旧日本海軍の主力戦闘機、零式艦上戦闘...
ほり‐ごたつ【掘り炬燵/掘り火燵】
床を切って炉を設け、櫓(やぐら)をおいたこたつ。切りごたつ。
ほり‐こみ【彫(り)込み】
彫刻・印刻などで、地を残して、文字・模様を凹形に彫り込むこと。また、その彫り込んだ部分。
ほりこみ‐こうわん【掘(り)込(み)港湾】
陸地を掘り込んで作った港。苫小牧港、鹿島港など。掘り込み式港湾。→埋め立て港湾
ほり‐こ・む【彫(り)込む】
[動マ五(四)]表面をきざんで、文字や図形などをしるす。「碑に銘を—・む」
ほり‐こ・む【掘(り)込む】
[動マ五(四)]深く掘っていく。「固い地盤を崩して—・む」
ほり‐さげ【掘(り)下げ】
掘り下げること。「地盤軟弱な地にしては—が浅い」「事実の—が足りない」
ほり‐さ・げる【掘(り)下げる】
[動ガ下一][文]ほりさ・ぐ[ガ下二] 1 下へ深く掘る。「井戸を—・げる」 2 深く調べたり考えたりする。「問題...
ほり‐し【彫(り)師】
「彫物師(ほりものし)」に同じ。
ほり・す【欲す】
[動サ変]そうありたいと願う。望む。ほっする。「恋ひつつも後も逢はむと思へこそ己が命を長く—・すれ」〈万・二八六八〉
ホリスティック
[形動]全体的。包括的。「—な医療」
ホリゾンタル
[形動]水平であるさま。「—ストライプ(=横縞)」