まく【幕】
[音]マク(呉) バク(漢) [学習漢字]6年 〈マク〉 1 中を隠すために張る布。覆いの布。「暗幕・煙幕・除幕・...
まく【膜】
[常用漢字] [音]マク(呉) 1 体内の器官を覆い、また仕切る薄い皮。「角膜・隔膜・鼓膜・粘膜・脳膜・皮膜・腹膜...
ま‐く
《推量の助動詞「む」のク語法。上代語》…だろうこと。…しようとすること。「もみち葉の過ぎ—惜しみ思ふどち遊ぶ今宵は...
まく【幕】
[名] 1 布を縫い合わせるなどして作り、仕切りや隔て、また装飾として垂らしたりめぐらしたりするもの。「—を張る」...
まく【膜】
1 物の表面を覆う薄い皮。 2 生物体の臓器・組織を覆い、また隔てている薄い平面状の細胞層。
ま・く【巻く/捲く】
[動カ五(四)] 1 物のまわりに、ゆるみのないようにからみつける。「包帯を—・く」「グリップにテープを—・く」 ...
ま・く【蒔く/播く】
[動カ五(四)] 1 植物の種子を畑などに散らす。また、土に散らし埋める。「もみを—・く」 2 (「種をまく」の形...
ま・く【撒く】
[動カ五(四)]《「蒔(ま)く」と同語源》 1 広い範囲に細かく振るようにして散らす。散布する。ばらまく。「玄関先...
ま・く【枕く/婚く/纏く】
[動カ四] 1 枕にする。枕にして寝る。「かくばかり恋ひつつあらずは高山の岩根(いはね)し—・きて死なましものを」...
ま・く【任く/罷く】
[動カ下二]《支配者が命令して行動させる意》 1 官職に任じる。また、任命して派遣する。「まつろはぬ国を治めと皇子...
ま・く【負く】
[動カ下二]「まける」の文語形。
ま・く【設く】
[動カ下二] 1 前もって用意する。設ける。「頂髪(たぎふさ)の中より、—・けし弦を採り出して」〈記・中〉 2 そ...
まく‐あい【幕間】
演劇で、一幕が終わって、次の一幕が始まるまでの間。舞台に幕が下りている間。 [補説]「まくま」とは読まない。
まくあいきょうげん【幕間狂言】
《原題、(スペイン)Ocho Comedias y ocho Entremeses nuevos, nunca r...
まくあい‐げき【幕間劇】
演劇で、長い劇の間に挟んで演じる小喜劇。本筋と関係なく、重苦しい気分を緩和するためのもの。
まく‐あき【幕開き/幕明き】
1 芝居で、幕のあくこと。また、その場面。開幕。「芝居の—を待つ」⇔幕切れ。 2 物事の始まり。まくあけ。「行楽シ...
まく‐あけ【幕開け】
「幕開き」に同じ。「球宴の—」
まく‐あつ【膜厚】
膜の厚さ。特に、塗料やめっきなどの被膜の厚み。「—計」
まくあつ‐けい【膜厚計】
物体表面の膜の厚さを測定する装置。金属表面の塗装は磁力や渦電流の大きさを利用し、木材・コンクリートの場合は超音波の...
まく‐いた【幕板】
机の脚の間や板塀の上方などにある横に長い板。
まく‐うち【幕内】
1 《江戸時代、将軍の相撲上覧のときに上級の力士が幔幕(まんまく)の中に座を与えられたところから》相撲で、番付の第...
まく‐うちゅうろん【膜宇宙論】
⇒ブレーン宇宙論
まく‐おうりょく【膜応力】
薄膜と基板の膨張率などの違いによって生じる応力。膜ストレス。
幕(まく)が上(あ)・がる
「幕が開(あ)く」に同じ。「就職戦線の—・がる」
幕(まく)が開(あ)・く
幕が開いて、芝居などが始まる。転じて、物事が始まる。幕が上がる。「大会の—・く」
幕(まく)が下(お)・りる
芝居などが終わって、垂れ幕がさがる。転じて、物事が終わりになる。「主犯の逮捕で事件の—・りる」
まく‐ぎれ【幕切れ】
1 芝居で、一段落がついて幕がしまること。また、その場面。閉幕。まく。⇔幕開き。 2 物事の終わり。終結。「あっけ...
まく‐ぎわ【幕際】
1 能舞台で、橋懸かりまたは鏡の間の揚げ幕に接する所。 2 芝居などで、幕が下りようとしている時。終演間際。
まく‐ぐし【幕串】
幕を張るために土に打ちこんで立てる細い柱。幕柱。幕杭(まくぐい)。
まく‐こうぞう【膜構造】
天幕のような膜で覆う建築構造。骨組みに膜を張った骨組み膜構造、支柱間に張るケーブルに膜をつった吊膜(つりまく)、空...
まく‐こつ【膜骨】
繊維性の結合組織内に、直接に骨組織が形成されてできる骨。頭骨の一部にみられる。結合組織骨。被蓋骨(ひがいこつ)。
まく‐ことば【幕詞】
武士が軍陣に用いた忌み詞。幕を張ることを場合に応じて言い分けたもの。味方のは「打つ」、敵の場合は「引く」、船には「...
ま‐くさ【真草】
草の美称。特に、屋根をふくのに用いる草をいう。「—刈る荒野にはあれど黄葉(もみちば)の過ぎにし君が形見とそ来し」〈...
ま‐ぐさ【秣/馬草】
《古くは「まくさ」》牛や馬の飼料とする草。飼葉(かいば)。
マクサル
⇒マクタール
ま‐くし【真櫛】
櫛の美称。「か黒し髪を—もちここにかき垂れ取り束(つか)ね上げても巻きみ」〈万・三七九一〉
まくし‐あ・げる【捲し上げる】
[動ガ下一][文]まくしあ・ぐ[ガ下二]上の方へ引き上げる。まくり上げる。「袖を—・げる」
まくし‐か・ける【捲し掛ける】
[動カ下一][文]まくしか・く[カ下二]「捲し立てる」に同じ。「さあ何とで御座んすと袂を捉らえて—・くる勢い」〈一...
マクシコード
二次元コードの規格の一。1987年、米国UPS社が開発。三重の同心円を中心に六角形の点が配置される。読み取り速度が...
まく‐した【幕下】
相撲で、力士の地位の一。十両の次位、三段目の上位。昔は幕内に入らない者を総称したが、現在は、番付の二段目に名を書か...
まくした‐つけだし【幕下付(け)出(し)/幕下附(け)出(し)】
学生・アマチュア相撲で優れた成績を収めた大相撲力士志望者に対して、最初から幕下で相撲を取ることを認める制度。満20...
まくし‐た・てる【捲し立てる】
[動タ下一][文]まくした・つ[タ下二]勢いよく続けざまにしゃべる。「日ごろの不満を一息に—・てる」
まくし‐だ・す【捲し出す】
[動サ四]追い立てる。追い出す。「下部(しもべ)どもに言ひ付け、きゃつを早う—・せ」〈浄・盛衰記〉
まく‐しつ【膜質】
膜のような性質。また、そのような性質のもの。
マクシマム
⇒マキシマム
マクシミリアン
(1世)[1459〜1519]神聖ローマ皇帝。在位1493〜1519。婚姻政策によってハプスブルク家領を広げ、同家...
クリンガー
[1752〜1831]ドイツの劇作家・小説家。ゲーテ・レンツらとともに新文学運動を展開。戯曲「シュトゥルム‐ウント...
マクシム
⇒マキシム
ゴーリキー
[1868〜1936]ソ連の小説家・劇作家。本名、アレクセイ=マクシーモビチ=ペーシコフ(Aleksey Maks...
まくし‐るい【膜翅類】
膜翅目の昆虫の総称。膜質の二対の翅(はね)をもつが、無翅のものもある。胸部と腹部との間がくびれない広腰亜目と、くび...