まち【区】
刀剣の、刀身の部分と茎(なかご)との境目。刃の方を刃区(はまち)、峰の方を棟区(むねまち)という。
まち【町/街】
1 住宅や商店が多く人口が密集している所。都会。「—に住む」 2 (「街」とも書く)商店の並ぶにぎやかな場所。市街...
まち【待/祭】
きまった日に人々が集まり、忌みのためにこもって一夜を明かすこと。また、その行事。まつり。「甲子(きのえね)—」「二...
まち【待ち】
1 待つこと。待っている状態。「信号—」「—時間」 2 あらかじめ仕入れて客の買うのを待つ商品。出来合いの品物。 ...
まち【襠】
1 衣服や袋物などの布幅にゆとりを持たせるために補う布。袴(はかま)の内股(うちまた)や羽織の脇(わき)間などに入...
まち【街】
秋元不死男による句集。昭和15年(1940)刊。
まち‐あい【待(ち)合(い)】
1 待ち合わせること。また、その場所。 2 男女が密会すること。 3 茶の湯で、茶会での客どうしの待ち合わせや亭主...
まちあい‐あそび【待合遊び】
待合茶屋に芸者を呼んで遊興すること。
まちあい‐しつ【待合室】
駅や病院などで、時間や順番がくるのを待つ部屋。
まちあい‐せいじ【待合政治】
政治家たちが、待合茶屋の宴席を借りて政治上の裏工作などを密議すること。
まちあい‐ぢゃや【待合茶屋】
待ち合わせや会合のために席を貸すことを業とした茶屋。明治以降は、主として客と芸者に席を貸して遊興させる所。待合。
まち‐あか・す【待(ち)明かす】
[動サ五(四)]来る人を待ちながら、夜を明かす。また、非常に長く待つ。「まんじりともせず一晩—・す」
まち‐あかり【町明(か)り/街明(か)り】
夜、町の家々や店などにともる明かり。
まち‐あぐ・ねる【待ち倦ねる】
[動ナ下一]「まちあぐむ」に同じ。「—・ねた通知がやっと来た」
まち‐あぐ・む【待ち倦む】
[動マ五(四)]うんざりするほど長く待つ。待ちわびる。「便りを—・む」
グリューネワルト
[1470ころ〜1528]ドイツの画家。ゴシックの伝統とルネサンスの新要素とが拮抗(きっこう)する、表現主義的な画...
まち‐あずけ【町預け】
江戸時代、幕府の命令で、罪人の身柄を名主(なぬし)・月行事(がちぎょうじ)・家主・五人組などに預け、監禁させたこと...
まち‐あみ【待(ち)網】
水中や水底に張り、魚が入るのを待ってすくいとる網。置き網。
まち‐あわ・す【待(ち)合(わ)す】
[動サ五(四)]「待ち合わせる」に同じ。「友人と駅で—・す」 [動サ下二]「まちあわせる」の文語形。
まち‐あわせ【待(ち)合(わ)せ】
待ち合わせること。「—の場所」「—時間」
まちあわせ‐りろん【待(ち)合(わ)せ理論】
⇒待ち行列理論
まち‐あわ・せる【待(ち)合(わ)せる】
[動サ下一][文]まちあは・す[サ下二]前もって場所と時間とを決めておいて、そこで相手の来るのを待つ。「喫茶店で—...
まち‐い【町医】
町医者。
まち‐いしゃ【町医者】
1 個人で開業している医者。開業医。 2 江戸時代、御殿医などに対して、市中で開業していた医者。町医師。
まち‐い・ず【待ち出づ】
[動ダ下二]出て来るのを待つ。待ち受けて会う。「今来むと言ひしばかりに長月のありあけの月を—・でつるかな」〈古今・恋四〉
まちいり‐のう【町入能】
江戸時代、将軍宣下・婚礼・誕生などの重大な祝い事の際の式能に、江戸の町人の陪観を許したもの。江戸城本丸大書院の南庭...
まち・う【待ち得】
[動ア下二]待って手に入れる。「優曇華(うどんげ)の花—・えたる心地して」〈源・若紫〉
まち‐うけ【待(ち)受け】
1 待ち受けること。「検査を受くべき覚悟にて稍—の用意せり」〈染崎延房・近世紀聞〉 2 「待ち受け画面」の略。
まちうけ‐がめん【待(ち)受け画面】
携帯電話で、通話などの操作をしていない状態のディスプレーに表示される画面。壁紙のような背景画像のほか、時計・カレン...
まち‐う・ける【待(ち)受ける】
[動カ下一][文]まちう・く[カ下二]来ることを予期して待つ。心構えをして待つ。「敵を—・ける」「吉報を—・ける」
まち‐うたい【待(ち)謡】
能で、中入り後、後(のち)ジテの登場を待つ間にワキのうたう謡。形式は拍子に合う上歌(あげうた)。また、その詞章。
まち‐え【町絵】
町絵師によって描かれた絵。
まち‐えし【町絵師】
近世、幕府・諸大名などに召し抱えられていた御用絵師に対して、町にあって絵をかくことを職業とした絵師。
マチエール
1 材料。素材。材質。 2 美術で、絵画の絵肌、彫刻の質感など、作品における材質的効果。また、表現されたもの固有の...
まち‐おくり【町送り】
江戸時代、行路病者などを、町内の自身番や宿(しゅく)役人などが世話して、順に隣の町や宿へ送り届けること。宿送り。ち...
まち‐おこし【町興し】
「地域興し」に同じ。
まち‐がいしょ【町会所】
《「まちかいしょ」とも》 1 江戸時代、町内の用務のために町役人などが寄り合った所。 2 江戸時代、七分積み金の事...
まち‐か・く【待ち懸く】
[動カ下二]待ち受ける。待ち構える。「軍の寄り来べき道々に、おのおの四、五騎ばかり楯(たて)を突きて—・けさす」〈...
まち‐かご【町駕籠】
「辻駕籠(つじかご)」に同じ。
まち‐かた【町方】
町のほう。村方・地方(じかた)などに対して、町の人や家をいう。
まち‐がて‐に【待ちがてに】
[連語]《「まちかてに」とも》待ちきれずに。→かてに「馬並めて行かまし里を—我がせし春を」〈万・九四八〉
まち‐かど【街角/町角】
1 町の通りの曲がりかど。「—の交番」 2 街頭。「—の風景」
まちかどけいき‐ちょうさ【街角景気調査】
⇒景気ウオッチャー調査
まちかど‐けいきょうかん【街角景況感】
⇒景気ウオッチャー調査
まちかど‐の‐ねんきんそうだんセンター【街角の年金相談センター】
日本年金機構の委託を受けて全国社会保険労務士会連合会が運営する、年金に関する相談窓口。旧社会保険庁の年金相談センタ...
まち‐かね【待(ち)兼ね】
1 待ちわびていること。「長いことお—です」 2 《「来ぬか、来ぬか」と待ち兼ねる意から》小糠(こぬか)をいう女房詞。
まちかね‐やま【待兼山】
大阪府豊中市北部にある山。千里丘陵の西端に位置し、池田市・箕面(みのお)市にもかかる。[歌枕]「来ぬ人を—の呼子鳥...
まち‐か・ねる【待(ち)兼ねる】
[動ナ下一][文]まちか・ぬ[ナ下二]待つ時間が長くて待っているのに耐えられなくなる。まちわびる。「—・ねて先に帰...
まち‐かま・える【待(ち)構える】
[動ア下一][文]まちかま・ふ[ハ下二]用意をして待っている。待ち設ける。「機会を—・える」「報道陣が—・える」
ま‐ちがい【間違い】
1 真実と違うこと。誤り。まちがえ。「—を正す」 2 しくじり。過失。あやまち。まちがえ。「—がないか確かめる」 ...