まつ‐が‐え【松が枝】
松の木の枝。「—の地(つち)に着くまで降る雪を見ずてや妹(いも)が隠(こも)り居るらむ」〈万・四四三九〉
まつがえちょうサーガ【松ヶ枝町サーガ】
芦原すなおの連作短編小説。平成4年(1992)から平成5年(1993)にかけて「オール読物」誌に連載。四国の海辺の...
まつ‐がえり【松反り】
[枕]「しひ」にかかる。かかり方未詳。「—しひてあれやは三栗の中上り来ぬ麻呂(まろ)といふ奴(やっこ)」〈万・一七八三〉
まつ‐がく【末学】
1 重要でない枝葉末節の学問。 2 未熟な学問。また、未熟な学者。後進の学者。 3 学者が自分をへりくだっていう語。
まつがさき【松ヶ崎】
京都市左京区の地名。高野川の西に位置する。[歌枕]「千歳ふる—には群れゐつつ田鶴(たづ)さへあそぶ心あるらし」〈拾...
まつ‐がさね【松重/松襲】
1 襲の色目の名。表は萌葱(もえぎ)、裏は紫。中陪(なかべ)を加えるときは香色(こういろ)。 2 浅葱の無垢(むく...
まつ‐が‐ね【松が根】
松の木の根。「大伴(おほとも)の高師(たかし)の浜の—を枕き寝(ぬ)れど家し偲(しの)はゆ」〈万・六六〉
まつがね‐の【松が根の】
[枕] 1 「松」と同音の「待つ」にかかる。「—待つこと遠み天(あま)伝ふ」〈万・三二五八〉 2 松の根が長くのび...
まつ‐がみ【松紙】
松葉色に染めた紙。「青紙、—」〈宇津保・あて宮〉