まつ‐の‐うち【松の内】
正月の松飾りを立てておく期間。元日から7日、また15日まで。注連(しめ)の内。《季 新年》「子を持たぬ身のつれづれ...
まつのお‐たいしゃ【松尾大社】
京都市西京区にある神社。旧官幣大社。祭神は大山咋神(くいのかみ)・市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)。大宝元年(...
まつのおちば【松の落葉】
江戸中期の歌謡集。6巻。宝永7年(1710)刊。「松の葉」にもれた歌を収録した「落葉集(おちばしゅう)」を増補・改...
まつのお‐でら【松尾寺】
京都府舞鶴市にある真言宗醍醐派の寺。山号は、青葉山。西国三十三所第29番札所。開創は、寺伝によれば慶雲年間(704...
まつのお‐やま【松尾山】
京都市西京区にある松尾大社の裏山。標高223メートル。[歌枕]「ちはやぶる—の影みれば今日ぞ千歳の始めなりける」〈...
まつ‐の‐かど【松の門】
松飾りのしてある門。《季 新年》
まつ‐の‐くらい【松の位】
《秦の始皇帝が雨宿りをした松を大夫(たいふ)に封じたという故事から》 1 大夫(五位の官)の異称。 2 江戸時代、...
まつ‐の‐けぶり【松の煙】
1 松をたく煙。 2 松明(たいまつ)の煙。「—のたなびきて」〈枕・一四二〉
まつ‐の‐こえ【松の声】
松風の音。松籟(しょうらい)。「陰にとて立ちかくるれば唐衣ぬれぬ雨降る—かな」〈新古今・雑中〉
まつ‐の‐こけ【松の蘿/松の苔】
サルオガセの古名。〈和名抄〉
まつ‐の‐ことのは【松の言の葉】
《古今集・仮名序に「松の葉の散りうせずして」とあるところから》和歌のこと。「住吉の—変はらずは神代にかへれ敷島の道...
まつのざい‐せんちゅう【松の材線虫】
線虫の一種。体長約1ミリ。マツノマダラカミキリによって媒介され、そのかみ傷から材中に侵入して繁殖し、松枯れを起こす...
まつ‐の‐と【松の戸】
松の木や枝で作った板戸または編み戸。松の下陰にある戸。まつのとざし。まつのとびら。まつのとぼそ。「山深み春ともしら...
まつ‐の‐は【松の葉】
1 松の木の葉。まつば。 2 贈り物の上包みなどに、粗末な品物の意を表すためにしるす語。寸志。「ほんの手土産、—ぢ...
まつのは【松の葉】
江戸中期の歌謡集。5巻。秀松軒(しゅうしょうけん)編。元禄16年(1703)刊。当時の上方で伝承・演奏されていた三...
まつのは‐の【松の葉の】
[枕]松の葉が常緑であるところから、「いつとも分かぬ」「散りうせず」「久し」などにかかる。「—いつとも分かぬ恋もす...
まつ‐の‐ま【松の間】
江戸城中の外様(とざま)大名の詰め所。大廊下とのしきりの襖(ふすま)に、狩野探幽の筆による松の絵が描かれていた。
まつのまだら‐かみきり【松の斑天牛】
カミキリムシ科の昆虫。体長3センチくらい。前翅(まえばね)に黒と白の斑がある。成虫は5〜9月に出現し、松の枯れ枝に...
まつのみどり【松の緑】
長唄。杵屋六翁(4世六三郎)が、娘の改名披露の祝賀曲として作曲。天保11〜安政2年(1840〜1855)の成立。素...
まつのやひっき【松屋筆記】
江戸後期の随筆。120巻。小山田与清(おやまだともきよ)著。明治41年(1908)刊。文化末年(1818)から弘化...
まつ‐の‐ゆき【松の雪】
1 松に降り積もった雪。 2 襲(かさね)の色目の名。表は白、裏は青。柳襲(やなぎがさね)。
まつ‐の‐よわい【松の齢】
《松の生命の長い年数の意から》長く久しい年齢。長寿。「住む人もすぎゆく我も住吉の—と祈らざらめや」〈経信集〉
まつ‐のり【松海苔】
ムカデノリ科の紅藻。満潮線近くの岩上に生え、高さ約5センチ。基部は円柱状で先のほうは平たく、二またによく分枝する。...
まつ‐の‐ろうか【松之廊下】
江戸城内の、大広間から白書院に通じる「松之大廊下(まつのおおろうか)」のこと。L字形をしており、全長は約50メート...
まつのろうか‐にんじょうじけん【松之廊下刃傷事件】
元禄14年(1701)3月14日、京都から下向した勅使の接待役を命じられていた播磨国(兵庫県)赤穂の藩主、浅野内匠...