ま‐ど【窓/窗/牖】
《「ま(目)と(門)」の意》 1 部屋の採光・通風などのために壁や屋根の一部にあけてある穴。ガラスや障子などで外界...
まど‐あかり【窓明(か)り】
窓から差し込む光。また、窓から漏れる光。
まどい【惑い】
まどうこと。まよい。「心の—を振り払う」
まど‐い【団居/円居】
[名](スル)《古くは「まとい」》 1 人々がまるく居並ぶこと。車座(くるまざ)になること。「心協(あ)う同志安ら...
まどい‐あ・う【惑ひ合ふ】
[動ハ四]互いに迷う。途方にくれる。迷い合う。「穴をくじり、かひばみ—・へり」〈竹取〉
まどい‐あり・く【惑ひ歩く】
[動カ四]道に迷ってさまよう。途方にくれてあてもなくさまよう。「昔、男、武蔵の国まで—・きけり」〈伊勢・一〇〉
まどい‐い・ず【惑ひ出づ】
[動ダ下二]あわてて退出する。「—・でて乗りはてて」〈枕・二七八〉
まどい‐い・る【惑ひ入る】
[動ラ四]あわてて中にはいる。あわててからだを引っ込める。「さすがに人に見えじと—・るほどに」〈枕・二八〉
まどい・く【惑ひ来】
[動カ変]あわててやって来る。「泣く泣く告げたりければ、—・来たりけれど」〈伊勢・四五〉
まどい‐ばし【惑い箸】
嫌い箸の一。食事の際、どのおかずをとろうかと、箸をあちこちに向けること。迷い箸。
まどい‐ふため・く【惑ひふためく】
[動カ四]うろたえて騒ぐ。「大なるくそとびの羽折れたる、土に落ちて—・くを」〈宇治拾遺・二〉
まどい‐もの【惑ひ者】
1 落ち着き所のない者。浮浪人。「君の御出家候ひなば、御内(みうち)の上下、皆—になりなんず」〈平家・二〉 2 人...
まど・いる【円居る/団居る】
[動ワ上一]集まってまるく居並ぶ。団欒(だんらん)する。「春ながら年はくれつつよろづ世を君と—・ゐば物も思はじ」〈...
マドゥライ
インド南部、タミルナドゥ州の都市。タミルナドゥ平原を流れるバイハイ川沿いに位置する。紀元前5世紀から後14世紀にか...
マドゥーラ‐とう【マドゥーラ島】
《Pulau Madura》インドネシア、大スンダ列島の島。ジャワ島の北東にあり、マドゥーラ海峡で隔てられる。20...
マドローダム
オランダ、ゾイトホラント州の都市ハーグにあるテーマパーク。スキポール空港、ロッテルダム港、運河、風車など、オランダ...
ま‐どう【魔道】
1 悪の世界。悪魔のようなやり方。邪道。 2 仏語。欲界のうち、悪魔の住む世界。
まど・う【惑う】
[動ワ五(ハ四)]《上代は「まとう」》 1 どうしたらよいか判断に苦しむ。「さて何と言ったものやら、有繋(さすが)...
まど・う【償ふ】
[動ハ四]弁償する。つぐなう。「お金は後日こしらへて—・ってしまひます」〈人・英対暖語・初〉
まど‐うめ【窓埋め】
株式などが、チャートに空いた窓にあたる価格帯で取引されること。窓の原因となった急騰・急落の相場が落ち着いてきたこと...
ま‐どお【間遠】
[形動][文][ナリ] 1 間隔が、時間的または空間的に離れているさま。「いつしか行き来も—になった」「—に立って...
ま‐どお・い【間遠い】
[形][文]まどほ・し[ク] 1 時間的・空間的に離れている。「汽笛が—・く聞こえる」 2 まわりくどい。まわり遠...
まど‐か【円か】
[形動][文][ナリ]《古くは「まとか」とも》 1 まるいさま。「—な月」 2 穏やかなさま。円満なさま。「甘やか...
まど‐かけ【窓掛(け)】
窓に掛ける布。カーテン。
まど‐がい【窓貝】
マドガイ科の二枚貝。熱帯の浅海の泥底にすむ。殻長8センチくらい。貝殻は円形で、右の殻は平らで薄く、白色半透明なので...
まど‐ガラス【窓ガラス】
窓にはめてあるガラス。また、窓用の板ガラス。
まど‐ぎ【窓木】
幹が途中で二つに分かれ、上の方で再び一つになり、窓のようになっている木。山の神がすむ木として、伐採などが忌まれる。
まど‐ぎわ【窓際】
窓に近いあたり。窓のそば。
まどぎわ‐ぞく【窓際族】
会社で第一線のポストからはずされ、閑職に追いやられた中高年サラリーマン。
まど‐ぐち【窓口】
1 官庁・郵便局・銀行・駅などで、外来者に応対し、金銭や書類の受け渡しなどの事務を執る所。 2 外部との折衝をする...
まどぐち‐きせい【窓口規制】
日本銀行が取引先の金融機関に対し、顧客の貸出増加額を適正と認める範囲内にとどめるよう指導すること。窓口指導。
まどぐち‐はんばい【窓口販売】
窓口で客に直接商品を売ること。特に、銀行や郵便局の窓口で保険商品や投資信託、国債などを販売すること。窓販。
ま‐どころ【政所】
「まんどころ」の撥音の無表記。「盆(ぼに)のこと、年ごろは—にものしつるも」〈かげろふ・中〉
ま‐どころ【間所】
部屋。室。「—とてもなきままに、…かやうに親の所にていたす訳にて候へば」〈浄・堀川波鼓〉
まど・し【貧し】
[形シク] 1 貧乏である。まずしい。「あはれ、身—・しくして、子多く持ちたる人もがな」〈太平記・三八〉 2 不十...
まど‐だい【窓台】
窓建具の下枠を受ける水平材。または、窓建具の下枠。
マドック‐みさき【マドック岬】
《Madog Point》マリアナ諸島、サイパン島北東岸の岬。突端の断崖にグロットとよばれる海食洞があり、スキュー...
まどのあかり【窓の灯】
青山七恵の処女小説。平成17年(2005)、第42回文芸賞受賞。
まど‐の‐うち【窓の中】
1 女がまだ若く深窓の中に養われていること。また、窓から離れた奥深い部屋。「生ひ先こもれる—なる程は」〈源・帚木〉...
まどのそとのまたむこう
《原題Outside Over There》米国の絵本作家センダックの絵本。1981年刊。ゴブリンにさらわれた幼い...
まど‐の‐ほたる【窓の蛍】
勉学・学問に励むこと。苦学することのたとえ。→蛍雪(けいせつ)「—をむつび、枝の雪をならし給ふ志の」〈源・少女〉
まどのむこうのアメリカ【窓の向うのアメリカ】
常盤新平によるエッセー集。平成13年(2001)刊行。
まど‐の‐ゆき【窓の雪】
勉学に励むこと、苦学することのたとえ。→蛍雪(けいせつ)
まどわ‐か・す【惑はかす】
[動サ四]「惑わす」に同じ。「年ごろ知らで—・しつるも、わが罪にあらず」〈宇津保・俊蔭〉
マドハネアレム‐せいどう【マドハネアレム聖堂】
《Medhane Alem Church》⇒聖救世主教会
まど‐はん【窓販】
「窓口販売」の略。
まど‐ふた【窓蓋】
屋根に設けた突き上げ窓の戸。
まど‐べ【窓辺】
窓のそば。窓の近く。「—に立つ」
まどべでギターをひくおんな【窓辺でギターを弾く女】
《原題、(オランダ)De luitspelster》⇒リュートを調弦する女
まどべでてがみをよむおんな【窓辺で手紙を読む女】
《原題、(オランダ)Brieflezend meisje bij het venster》フェルメールの絵画。カン...