みじか【短】
腰のあたりまでの丈の仕事着。腰切り。 形容詞「みじかい」の語幹。「—袖」「気—」
みじか‐あみ【短編み】
「細(こま)編み」に同じ。
みじか・い【短い】
[形][文]みじか・し[ク] 1 端から端までの隔たりが小さい。「—・いスカート」「髪の毛が—・い」⇔長い。 2 ...
みじか‐うた【短歌】
「たんか(短歌)」に同じ。⇔長歌(ながうた)。
みじか‐がたな【短刀】
「たんとう(短刀)」に同じ。
みじか‐め【短め】
[名・形動]いくらか短いこと。普通より短いこと。また、そのさま。「—な(の)髪」
みじか‐やか【短やか】
[形動ナリ]いかにも短いさま。みじからか。「御格子を—にし渡して」〈栄花・鳥の舞〉
みじか‐ゆう【短木綿】
丈の短い木綿(ゆう)。「三輪山の山辺まそ木綿—かくのみゆゑに長くと思ひき」〈万・一五七〉
みじか‐よ【短夜】
短い夜。夜明けの早い夏の夜。たんや。《季 夏》「—や毛むしの上に露の玉/蕪村」
みじか‐らか【短らか】
[形動ナリ]「みじかやか」に同じ。「素絹(そけん)の衣の—なるに、白き大口ふくみくくみ」〈平家・二〉
みじ・く【拉く】
[動カ四]細かく砕く。「某が—・かんと押っ取り振り上げ打つまさかり」〈浄・舎利〉
み‐じく・る【身動る】
[動ラ四]身をもじる。からだを動かす。みじろぐ。「同じ所にも寝ず、—・り出づるを」〈能因本枕・一〇〇〉
み‐じたく【身支度/身仕度】
[名](スル)何かをするために身なりを整えること。みごしらえ。「外出用に—する」
ミジップ
《midshipから》船の中央部。また、舵(かじ)を中央に戻すこと。ミッドシップ。
み‐じまい【身仕舞(い)】
[名](スル)身なりをつくろうこと。また、化粧して美しく着飾ること。身支度(みじたく)。「—して出かける」
みじ‐め【惨め】
[形動][文][ナリ]《「見じ目」の意》かわいそうで見るにしのびないさま。いたいたしいさま。「—な暮らし」「—に負...
みしゃ・ぐ
[動ガ四]《「みじゃく」とも》押しつぶす。ひしゃぐ。「まあ一貫目が打っても、—・いでもないといの」〈浄・大経師〉
み‐じゅく【未熟】
[名・形動] 1 果実・作物などがまだ十分に熟していないこと。また、そのさま。「—な梅の実」「実はまだ小さくて—だ...
みじゅくがた‐うつ【未熟型鬱】
双極Ⅱ型障害の一種。周囲から庇護され、大きな葛藤を経験せずに育ち、人格が未熟なまま社会に出た人が、仕事や私生活での...
みじゅく‐じ【未熟児】
出産予定日より早く生まれた子。胎外での生活力が弱く、保育器を利用する。一般に、出生時の体重が2500グラム未満をい...
みじゅくじ‐もうまくしょう【未熟児網膜症】
低出生体重児の網膜にもろくて弱い新生血管が生じることによって起こる疾患。自然治癒することが多いが、網膜に瘢痕(はん...
みじゅく‐もうまくしょう【未熟網膜症】
⇒未熟児網膜症
みじゅく‐りゅう【未熟粒】
米穀検査における米粒の区分の一つ。成熟していない米粒のうち死米を除いたもの。
み‐じょう【身性/身状】
1 生まれついた性質。性分。 2 身の上。 3 品行。身もち。「その—を誰も好く言うものはなかった」〈秋声・あらくれ〉
み‐じろぎ【身動ぎ】
[名](スル)《古くは「みじろき」か》身を動かすこと。みうごき。「—せず見つめる」
み‐じろ・ぐ【身動ぐ】
[動ガ五(四)]《古くは「みじろく」か》からだを少し動かす。身動きをする。「緊張のあまり—・ぐこともできない」
み‐じん【微塵】
1 非常にこまかいちり。 2 物が割れたりして、非常にこまかくなること。「茶碗が—に砕ける」「粉—」「木っ端—」 ...
みじん‐ぎり【微塵切り】
タマネギ・ニンニクなどの野菜をごくこまかく切ること。また、その切ったもの。
みじん‐こ【微塵子/水蚤】
鰓脚(さいきゃく)目ミジンコ科の甲殻類。浅い池や水田にすむプランクトンの一。体は卵形の殻に包まれ、体長約2ミリ。夏...
みじん‐こ【微塵粉】
糯米(もちごめ)を蒸して乾燥させ、ひいて粉にしたもの。落雁(らくがん)などの菓子の材料。
みじん‐こっぱい【微塵骨灰】
《「こっぱい」は「こはい(粉灰)」の音変化》微塵を強めていう語。こなみじん。こっぱみじん。→骨灰
みじん‐じま【微塵縞】
縦・横ともに2色の糸で交互に織ったこまかい格子縞。
みじん‐ぼう【微塵棒】
微塵粉を砂糖で煮固め、棒状にねじった駄菓子。
み‐じんまく【身慎莫】
1 身なりを整えること。みじたく。「はやく切あげて、脱しようと—をしている最中」〈魯文・安愚楽鍋〉 2 自分のこと...
みじん‐りゅう【微塵流】
剣道の流派の一。江戸初期に、諸岡一羽の門人根岸菟角(ねぎしとかく)が江戸で創始したとされる。神道流の改称ともいう。