みつ‐ぞろい【三つ揃い】
三つで一組になっているもの。特に、上着・チョッキ・ズボンの三つがそろっている背広。スリーピース。
みつただ【光忠】
鎌倉中期、備前国長船(おさふね)の刀工。長船派の祖。作風は豪壮・華麗で、刃文は丁子(ちょうじ)。その作に織田信長が...
みつ‐たて【三立】
矢羽の矧(は)ぎ方の一。矢羽を簳(やがら)の三方につけること。通常の征矢(そや)に用いる。
みつたに‐くにしろう【満谷国四郎】
[1874〜1936]洋画家。岡山の生まれ。太平洋画会の設立に参加。写実的な画風から出発し、晩年には平明な色面構成...
みつ‐だ【密陀】
「密陀僧(みつだそう)」の略。
みつだ‐え【密陀絵】
奈良時代に中国から伝来し、平安初期まで盛行した絵画の技法。また、その絵。 1 密陀の油で顔料を練って描いた一種の油...
みつだ‐そう【密陀僧】
一酸化鉛のこと。ふつう黄色の粉末であるが、橙赤(とうせき)色のものもある。
みつだ‐の‐あぶら【密陀の油】
荏(え)の油に密陀僧を加え、煮沸したもの。乾燥性が高く、油絵などに用いる。密陀僧油(みつだそうゆ)。
みつ‐だん【密談】
[名](スル)こっそり相談すること。また、その相談。「物陰で—する」
み‐ず‐ち【蛟/虬/虯/螭】
《古くは「みつち」。「み」は水、「つ」は「の」、「ち」は霊の意》想像上の動物。蛇に似て長く、角と4本の足がある。水...
みつづか‐は【三塚派】
自由民主党にあった派閥の一。清和会(のちの清和政策研究会)などの平成3年(1991)から同10年における通称。会長...
みつ‐づけ【蜜漬(け)】
蜜に漬けること。また、その食品。
みつで‐うらぼし【三手裏星】
ウラボシ科の常緑多年生のシダ。岩上に生え、根茎は横に走り、葉柄は針金状でつやがある。葉は長さ5〜25センチで、三つ...
みつで‐かえで【三手楓】
ムクロジ科の落葉中高木。深山に自生。葉は3枚の小葉からなる複葉。小葉は長楕円形で縁に粗いぎざぎざがあり、先がとがる...
みつ‐と【三斗】
斗栱(ときょう)の形式の一。大斗(だいと)の上に肘木(ひじき)をのせ、その上に巻斗(まきと)を三つ並べてのせたもの...
みつとうげ‐やま【三ツ峠山】
山梨県南東部にある山。標高1785メートル。山頂南側に高さ150メートルの岩壁があり、ロッククライミングの練習場と...
みつ‐ど【密度】
1 粗密の度合い。単位体積・面積・長さあたりに、ある量が分布する割合。「人口の—が高い」 2 物事の充実している度...
みつ‐どうぐ【三つ道具】
三つ一組になった道具。 1 江戸時代、罪人を捕らえるのに用いた、突棒(つくぼう)・刺股(さすまた)・袖搦(そでがら...
みつど‐こうか【密度効果】
単位空間あたりの個体群の密度が変化すると、発育速度・体重・生理的性質・増殖能力・生存率などが変化する現象。
みつど‐ちょうせつ【密度調節】
一定空間あたりの個体数が上昇すると増加が抑制され、低下すると増加が促進される結果、個体数が平衡の水準で維持されること。
みつ‐どもえ【三つ巴】
1 三つのものが互いに対立して入り乱れること。「—になって争う」 2 三人が向かい合って座ること。三つ鼎(がなえ)...
みつど‐やくそう【密度躍層】
海洋や湖において、ある深度を境に密度が急激に変化する層。ピクノクライン。→躍層
みつど‐りゅう【密度流】
温度や塩分濃度によって流体密度が異なることで生じる流れ。湖沼への雪解け水の流入、河川水の海への流入、高緯度海域にお...
みつな‐がしわ【御綱柏】
「三角柏(みつのかしわ)」に同じ。
みつ‐な・し【才無し】
[形ク]才能がない。「寡人(あれ)—・し、以て称(かな)ふに足らず」〈継体紀〉
みつな‐の‐すけ【御綱の次官】
平安時代、行幸のとき、鳳輦(ほうれん)の綱を持つ役。多く近衛(このえ)の中将・少将が当たった。
みつ‐にゅうこく【密入国】
[名](スル)正式な手続きをとらずに、ひそかにその国にはいり込むこと。「テロリストが—する」⇔密出国。
みつにゅうこく‐ぎていしょ【密入国議定書】
《「国際的な組織犯罪の防止に関する国際連合条約を補足する陸路、海路及び空路により移民を密入国させることの防止に関す...
みつねしゅう【躬恒集】
凡河内躬恒の家集。平安中期の成立とされる。三十六人集の一つ。1帖上下2巻、328首が完存し、重要文化財に指定されている。
みつ‐の‐あさ【三つの朝】
《年・月・日の三つの朝にあたるところから》元日の朝。元朝。さんちょう。《季 新年》「我が門や松はふた木を—/蕪村」
みつ‐のう【蜜嚢】
⇒蜜胃
みつの‐かしわ【三角柏】
《「みつのがしわ」「みづのかしわ」とも》 1 神に供物をするときや豊明(とよのあかり)の節会(せちえ)のときに、酒...
みつ‐の‐かわ【三つの川】
「三途(さんず)の川」に同じ。
みつ‐の‐くるま【三つの車】
仏語。法華経譬喩品(ひゆほん)に説く、羊車・鹿車(ろくしゃ)・牛車(ごしゃ)の3種の車。仏法のたとえ。→三車(さんしゃ)
みつ‐の‐たから【三つの宝】
1 三種の神器。「四つの海浪も治まるしるしとて—を身にぞ伝ふる」〈新葉・賀〉 2 仏教で、仏・法・僧の三宝(さんぼ...
みつのたから‐の‐とり【三つの宝の鳥】
ブッポウソウの別名。
みつ‐の‐とも【三つの友】
「さんゆう(三友)3」に同じ。「—にて、いま一種(ひとくさ)(=酒)や、(女ニハ)うたてあらむ」〈源・末摘花〉
みつ‐の‐みち【三つの道/三つの途/三つの径】
1 天・地・人の総称。三才(さんさい)。→天地人「—顕分(わか)れてよりこのかた」〈允恭紀〉 2 「三途(さんず)...
みつ‐の‐やま【三つの山】
「熊野三山」に同じ。「—の参詣、事ゆゑなくとげ給ひしかば」〈平家・一〇〉
みずは【罔象】
《古くは「みつは」》水の神。水の精霊。「水神—の女(め)を生む」〈神代紀・上〉
みつ‐ば【三つ葉】
1 葉が3枚あること。また、そのもの。 2 セリ科の多年草。山野に自生し、高さ約50センチ。葉は3枚の小葉からなり...
みつば‐あおい【三つ葉葵】
紋所の名。3枚のアオイの葉先が中心で出あうように組み合わせて図案化したもの。徳川氏などの紋所。三つ葵。葵巴。
みつば‐あけび【三葉木通/三葉通草】
アケビ科の蔓性(つるせい)の落葉低木。葉は卵形の3枚の小葉からなる複葉。4月ごろ、黒紫色の雄花と雌花とをつける。実...
みつ‐ばい【密売】
[名](スル)法律や規則を犯して、ひそかに売ること。「拳銃を—する」
みつ‐ばいばい【密売買】
[名](スル)法律や規則を犯して、ひそかに売買すること。「野生動物を—する」
みつば‐うつぎ【三葉空木】
ミツバウツギ科の落葉低木。山林中に自生。葉は対生し、先のとがった長卵形の3枚の小葉からなる。初夏、白い5弁花を円錐...
みつば‐おうれん【三葉黄蓮】
キンポウゲ科の常緑多年草。高山の樹下などに生える。葉は倒卵形の3枚の小葉からなる複葉。夏、高さ約10センチの花茎を...
みつば‐がしわ【三つ葉柏】
紋所の名。カシワの葉3枚を葉柄を中心に三方にひろげた形に図案化したもの。
みつばしら‐とりい【三柱鳥居】
春日(かすが)鳥居を三つ、笠木が三角形をつくる形に組み合わせた特異な鳥居。京都市右京区太秦(うずまさ)の木島(この...
みつば‐ぜり【三葉芹】
ミツバの別名。《季 春》「母の忌の目の中にほふ—/不死男」