むく【尨】
1 「尨毛(むくげ)」の略。 2 「尨犬(むくいぬ)」の略。
むく【椋】
1 ムクノキのこと。また、その実。《季 実=秋》 2 ムクドリのこと。《季 秋》
むく【無患子】
ムクロジのこと。また、その実。
む‐く【無垢】
[名・形動] 1 仏語。煩悩のけがれを離れて、清浄であること。 2 けがれがなく純真なこと。うぶなこと。また、その...
む・く【向く】
[動カ五(四)] 1 その方向に正面が位置するようにする。対する。面する。「上を—・く」「東に—・く」 2 その方...
む・く【剝く】
[動カ五(四)]皮・殻など表面・外側をおおっている物を取り去って中身を出す。「ミカンの皮を—・く」「目を—・く」「...
むくい【報い/酬い】
1 ある行為の結果として身にはね返ってくる事柄。善悪いずれについてもいうが、現在では悪い行為の結果についていうこと...
むく‐いぬ【尨犬】
むく毛の犬。毛のふさふさと垂れた犬。むく。
むく・いる【報いる/酬いる】
[動ア上一][文]むく・ゆ[ヤ上二] 1 受けた事に対して、それに見合う行為を相手に行う。むくう。「恩に—・いる」...
むく・う【報う/酬う】
[動ワ五(ハ四)]《「むくゆ」の音変化》「報いる」に同じ。「亡き師の恩に—・う」「—・われない一生」 [可能]むくえる
むく‐え【無垢衣】
袈裟(けさ)のこと。
むく‐えのき【椋榎】
ムクノキの別名。
むく‐げ【毳】
薄く生えた柔らかな毛。にこげ。うぶげ。「髪の生え際の—」
むくげ【木槿/槿】
アオイ科の落葉低木。高さ約3メートル。葉はほぼ卵形で、縁に粗いぎざぎざがある。夏から秋にかけて、紅紫色の5弁花が朝...
むく‐げ【尨毛】
動物の、長くふさふさと垂れた毛。むく。「—の犬」
むく‐ざい【無垢材】
原木から切り出したそのままの木材。集成材などの加工したものに対していう。
むく‐せかい【無垢世界】
「法華経」提婆達多品に説く、沙伽羅(しゃがら)竜王の娘の竜女が成仏した世界。南方無垢世界。
ムクダハン
タイ北東部、イサーン地方の都市。ラオスとの国境となるメコン川沿いに位置し、サワンナケートと相対する。両岸を、200...
ムクダハン‐タワー
タイ北東部の都市ムクダハンにある展望塔。1996年、国王在位50年を記念して建造。高さ65.5メートル。展望台から...
む‐くち【無口】
[名・形動]口数の少ないこと。おしゃべりでないこと。また、そのさまや、その人。寡黙。「—な(の)青年」
むくつけ
[形動ナリ]《形容詞「むくつけし」の語幹から》 1 気味悪いさま。恐ろしいさま。「此の恐ろしき報ひをなんいふは、い...
むくつけ・し
[形ク] 1 無骨(ぶこつ)である。無作法である。無風流である。現代語としては、「むくつけき大男」のように連体形だ...
むくつけ‐な・し
[形ク]《「なし」は接尾語》「むくつけし」に同じ。「盗人なるべし…いと—・くおぼされて」〈発心集〉
むく‐と
[副]「むっくと」に同じ。「—起き上がる」
むくとけいけんのうた【無垢と経験の歌】
《原題Songs of Innocence and of Experience》ブレークによる詩画集。「無垢の歌」...
むく‐どり【椋鳥】
1 ㋐ムクドリ科の鳥。全長24センチくらい。くちばしと脚が橙黄色、背面は黒褐色で、顔に不規則な白斑があり、飛ぶと白...
むくどりのゆめ【椋鳥の夢】
浜田広介の童話、および同作を表題作とする児童文学作品集。作品は大正8年(1919)、児童雑誌「良友」に発表。作品集...
むくのうた【無垢の歌】
《原題Songs of Innocence》ブレークによる詩画集。1789年に22部が刷られ、のち1794年に「経...
むく‐の‐き【椋の木/樸の樹】
アサ科の落葉高木。山地に生え、高さ約20メートル。葉は卵形で、縁にぎざぎざがある。5月ごろ、淡緑色の雄花と雌花とが...
むく‐はとじゅう【椋鳩十】
[1905〜1987]児童文学作家。長野の生まれ。本名、久保田彦穂(ひこほ)。自然や野生動物をテーマとする作品を多...
むくはら‐でら【向原寺】
奈良県高市郡明日香村にあった日本最初の寺。欽明天皇13年(552)百済(くだら)から献上された仏像を、蘇我稲目が小...
むくみ【浮腫】
むくむこと。また、むくんだもの。ふしゅ。「全身に—がくる」
むく・む【浮腫む】
[動マ五(四)]体組織に余分な組織液がたまり、からだの全体、または一部分がはれたようになる。「顔が—・む」
むく‐むく
[副](スル) 1 雲・煙・泡などが重なり合ってわき出るさま。「黒雲が—(と)出てくる」 2 感情や考えが急に起こ...
むくむく・し
[形シク]非常に恐ろしい。たいそう気味が悪い。「聞くに、いと—・しくをかし」〈更級〉
むく‐め・く【蠢く】
[動カ四]虫などがむくむくと動く。また、虫のようにうごめく。「蓑虫のやうにてや—・き参らむ」〈宇津保・楼上上〉
むく・ゆ【報ゆ/酬ゆ】
[動ヤ上二]「むくいる」の文語形。
む‐くゆう【無功用】
仏語。自然のままにあり、身・口・意の動作に意志的造作を加えないこと。
むくり
めくれて反ること。特に、建築で、上に向かって凸型にふくらんでいること。
むくり
[副]「むっくり2」に同じ。「—(と)身を起こす」
むくり‐こくり【蒙古高句麗】
《蒙古来襲(元寇(げんこう))のとき、「蒙古(むくり)・高句麗(こくり)の鬼が来る」と言って恐れ、泣く子を黙らせる...
むくり‐はふ【起り破風】
上面が凸曲線をなす破風。⇔反(そ)り破風。
むく・る【剝る】
[動ラ五(四)]はぐ。はがす。めくる。むく。「返事もしないで、まだ眼を—・って見せたから、此方(こっち)も腹が立っ...
むく・れる【剝れる】
[動ラ下一][文]むく・る[ラ下二] 1 怒ってむっとする。ふくれっつらをする。「—・れて答えない」 2 自然とは...
むくろ【躯/骸/身】
1 死体。なきがら。また、首のない胴体だけの死体。「冷たい—と化す」 2 朽ちた木の幹。 3 からだ。特に、胴体。...
むくろ‐ごめ【躯籠】
からだごと。「—により給へと言ひたるを、五体ごめとなむ言ひつる」〈枕・一〇八〉
むくろ‐じ【無患子】
ムクロジ科の落葉高木。本州中部以西の山地に自生。高さ15メートル以上になる。葉は細長い小葉からなる羽状複葉。夏、雌...