むやい【舫ひ/纜ひ】
「もやい」に同じ。「—するがまのほ縄の絶えばこそ蜑(あま)のはし舟ゆらも別れめ」〈堀河百首〉
むやい‐ぶね【舫ひ船】
「もやいぶね」に同じ。「波岸も同じ憂き世の—」〈明日香井集〉
むや・う【舫ふ/纜ふ】
[動ハ四]「もやう」に同じ。「水もせに紅葉の舟を—・ひつつにしき帆にかけて風ぞこぎ行く」〈夫木・三三〉
む‐やく【無役】
1 役目のないこと。「—の旗本」 2 課役のないこと。無税。
む‐やく【無益】
[名・形動]「むえき(無益)」に同じ。「取次いでも—なれば」〈露伴・五重塔〉
むやく‐し・い【無益しい】
[形][文]むやく・し[シク]くやしい。腹立たしい。「あはは—・い、五十男の…爺様に好う思われたとて」〈露伴・椀久物語〉
む‐やま【共有山】
(佐渡で)共有の山林。
むやみ【無闇/無暗】
[名・形動] 1 結果や是非を考えないで、いちずに物事をすること。また、そのさま。「—な約束はしない方がよい」「な...
むやみ‐やたら【無闇矢鱈】
[名・形動]「むやみ」を強めた言い方。「—に練習しても効果がない」
むや‐むや
[副]嫉妬(しっと)に悩みもだえるさま。「—修羅を燃(もや)して」〈円朝・真景累ヶ淵〉