メグ
《magnetoencephalography》⇒脳磁図
め・ぐ
[動ガ四]物をこわす。くだく。「あたる物を幸ひに打ち—・ぐ打ちわる踏み砕く」〈浄・嫗山姥〉 [動ガ下二]「めげる」...
メグオーム
電気抵抗の単位。1メグオームは100万オーム。記号MΩ
めぐ・し【愛し】
[形ク] 1 いとおしい。かわいい。「父母を見れば貴く妻子(めこ)見ればかなしく—・し」〈万・四一〇六〉 2 気が...
め‐ぐすり【目薬/眼薬】
1 眼病のとき、目に直接用いる薬。点眼剤。「—をさす」 2 賄賂(わいろ)としてのきわめてわずかの金銭や贈り物。鼻...
めぐすり‐の‐き【眼薬の木】
ムクロジ科の落葉高木。本州以西の山地に自生し、樹皮は灰色で滑らか。葉は楕円形の3枚の小葉からなる複葉。雌雄異株。春...
め‐くち【目口】
目と口。
めくち‐かわき【目口乾き】
《つねに見たり言ったりして目や口をうるおさないと、乾ききってしまう意》他人の欠点などを目ざとく見つけ、口やかましく...
目口(めくち)はだか・る
あきれ、驚いて、目と口が大きく開く。「これを聞くにあさましく、—・りておぼゆ」〈宇治拾遺・一二〉
目口(めくち)を立(た)・てる
「目くじらを立てる」に同じ。「つまらん事にも—・てて」〈左千夫・春の潮〉
め‐ぐま【目隈】
目のふちをくまどること。目のくまどり。「今ぢゃあ—を入れる者はねえ」〈滑・浮世風呂・四〉
めぐま・れる【恵まれる】
[動ラ下一][文]めぐま・る[ラ下二]《動詞「めぐ(恵)む」の未然形に受身の助動詞「れる」の付いた形から》よい機会...
め‐ぐみ【め組】
江戸時代、江戸の町火消しいろは四十八組の一。
めぐみ【恵み】
1 めぐむこと。恩恵。また、いつくしみ。「自然の—」「天の—」 2 キリスト教で、原罪にもかかわらず信仰によって与...
めぐみ‐の‐あめ【恵みの雨】
1 大地をうるおして草木を生育させる雨。慈雨。また一般に、天の助けのように降る雨。「連戦の選手たちには—となった」...
めぐみ‐の‐けんか【め組の喧嘩】
歌舞伎狂言「神明恵和合取組(かみのめぐみわごうのとりくみ)」の通称。
め‐ぐ・む【芽ぐむ/萌む】
[動マ五(四)] 1 芽が出はじめる。芽吹く。「木々が—・む春」《季 春》「—・むなる大樹の幹に耳を寄せ/虚子」 ...
めぐ・む【恵む/恤む】
[動マ五(四)] 1 気の毒に思って金品を与える。施し与える。「困っている人に金を—・む」 2 神仏や上に立つ者が...
めぐら・う【巡らふ/回らふ/廻らふ】
[動ハ四]《動詞「めぐる」の未然形+反復継続の助動詞「ふ」》 1 巡回する。めぐり歩き続ける。「とのゐたしかに—・...
めぐら‐か・す【回らかす/廻らかす】
[動サ四]「めぐらす」に同じ。「兵略を—・さずといふとも」〈盛衰記・四〉
めぐらし‐ぶみ【回らし文/廻らし文】
「かいぶん(回文)」に同じ。「それに皆、—を作りてつかはさむ」〈宇津保・嵯峨院〉
めぐら・す【巡らす/回らす/廻らす】
[動サ五(四)] 1 周りを囲ませる。「垣根を家の周りに—・す」 2 回転させる。まわす。「きびすを—・す」「頭(...
めぐり【巡り/回り/廻り】
1 順にまわること。まわって再びもとにもどること。循環。「血の—が悪い」 2 あちこちをまわり歩くこと。「名所—」...
めぐり‐あい【巡り会い/巡り合い】
めぐりあうこと。邂逅(かいこう)。「偶然の—」
めぐり‐あ・う【巡り会う/巡り合う】
[動ワ五(ハ四)]めぐりめぐって出あう。別れ別れになっていた相手や、長く求めていたものに出あう。「生き別れた親子が...
めぐり‐あわせ【巡り合(わ)せ/巡り会(わ)せ】
自然にめぐってくる運命。まわりあわせ。「不思議な—」「—が悪い」
めぐり‐あわ・せる【巡り合(わ)せる/巡り会(わ)せる】
[動サ下一]自然に、また偶然にその状態に出あう。「不思議な運命に—・せる」
めぐり‐がみ【巡り神】
1 祭りの際、神が神輿(みこし)に乗って氏子の区域を一巡すること。 2 年や日によって、違った方角にいるとされる神。
めぐり‐みず【曲り水】
1 うねりまがって流れる水。きょくすい。 2 「曲り水の豊明」の略。
めぐりみず‐の‐とよのあかり【曲り水の豊明】
「曲水(きょくすい)の宴(えん)」に同じ。「後苑(みその)にいでまして、—きこしめす」〈顕宗紀〉
巡(めぐ)り巡(めぐ)って
多くのところを巡っていって。巡り続けて。「その依頼は—私のところに来た」
めぐ・る【巡る/回る/廻る】
[動ラ五(四)] 1 周囲をまわる。周囲に沿って進む。「池を—・る」 2 周囲を取り囲む。取り巻く。「城の周りを堀...
回(めぐ)る因果(いんが)
因果がめぐってくること。特に、悪業の報いがくること。
め‐ぐろ【目黒/眼黒】
1 目の中央の黒い部分。黒目。 2 スズメ目メジロ科の鳥。全長14センチくらい。背面は灰褐色がかった黄緑色で、下面...
めぐろ【目黒】
東京都の区名。北部を目黒川が流れる。住宅地。目黒不動・祐天寺がある。人口26.9万(2010)。
めぐろぎょうにんざか‐の‐かじ【目黒行人坂の火事】
明和9年(1772)2月29日、目黒行人坂の大円寺から出火、江戸市街の大半を焼失した大火事。明暦の大火と並ぶ大火災...
めぐろ‐く【目黒区】
⇒目黒
めぐろ‐どおり【目黒通り】
東京都港区白金台から世田谷区玉堤までの道路の呼び名。沿線に自然教育園・等々力渓谷などがある。
めぐろのさんま【目黒の秋刀魚】
落語。目黒で食べたサンマの味が忘れられない殿様が、魚河岸から取り寄せるが、油を抜いて調理してあり味気なかったので、...
めぐろ‐ふどう【目黒不動】
滝泉寺(りゅうせんじ)の通称。
め‐くわ・す【眴す】
[動サ下二]《「めぐわす」とも》目くばせをする。「—・せたてまつらましかば、こよなからましものを」〈源・竹河〉
め‐くわせ【眴せ】
[名](スル)《「めぐわせ」とも》「目配(くば)せ」に同じ。「人々は互いに—したりしながら」〈堀辰雄・かげろふの日記〉