もっ‐か【木化】
⇒木質化(もくしつか)
もっ‐か【木瓜】
ボケまたはカリンの成熟果実。漢方で、利尿・鎮痛薬などに用いる。
もっ‐か【目下】
1 目の前。すぐ近く。眼前。「災害の—に迫るを知り」〈織田訳・花柳春話〉 2 ただいま。さしあたり。現在。副詞的に...
もっ‐か【黙過】
[名](スル)知っていながら黙って見すごすこと。「—しがたい過失」
もっ‐かい【木灰】
草木を焼いた灰。きばい。
もっ‐かく【木槨】
棺や副葬品を納めるための、木の外箱。
もっ‐かつじばん【木活字版】
江戸時代後期、天明・寛政年間ごろから明治初年にかけて、木活字で印刷・刊行された書物の総称。→古活字版
もっ‐かん【木棺】
木でつくった棺。丸太をくり抜いたものと板を組み合わせたものがあり、日本では弥生時代から使用が認められている。
もっ‐かん【木管】
1 木で作ったくだ。 2 紡績機械で、糸を巻き取るのに使うくだ。 3 「木管楽器」の略。
もっ‐かん【木簡】
文字などを書き記した木の札。古代中国では戦国時代から魏(ぎ)・晋(しん)まで用いられ、日本でも飛鳥時代以降紙と並ん...
もっ‐かん【没官】
犯罪者やその家族・土地・財産などを官に没収すること。律における形罰で、謀反(むへん)・大逆を犯した者の父子・家人は...
もっかん‐がっき【木管楽器】
木製管楽器の総称。金属製でも、構造や発音原理の同類のものは含める。フルート・クラリネット・オーボエなど。→金管楽器
もっきつ【勿吉】
靺鞨(まっかつ)の旧称。
もっ‐きゃく【没却】
なくすこと。損失。ぼっきゃく。「親方の—あり、わが身上の滅却あり」〈浄・油地獄〉
もっ‐きょ【黙許】
[名](スル)知らないふりをしてそのまま許すこと。黙認。「規律違反を—する」
もっ‐きり【盛っ切り】
《「もりきり」の音変化》 1 「もりきり」に同じ。「—飯(めし)」 2 「盛っ切り酒」の略。
もっきり‐ざけ【盛っ切り酒】
コップや枡(ます)に盛り切り1杯ずつ売る酒。
もっ‐きん【木琴】
打楽器の一。堅い木片を音階順に並べ、先に球のついた棒で打って音を出す。シロホン。
モッキングバード
スズメ目マネシツグミ科の鳥。同科の鳥34種のうち16種ほどを特にいう。全長20〜30センチほどで、外見はツグミによ...
モッキングバードのいるまち【モッキングバードのいる町】
森礼子の短編小説。米国で暮らす日本人妻の愛と孤独を描く。昭和54年(1979)発表。同年、第82回芥川賞受賞。
モック
1 見せかけの。まがいものの。 2 「モックアップ」の略。
モック‐アップ
試作や店頭展示などのためにつくられる実物大模型。モック。
モックス
《mixed oxide》⇒MOX(モックス)燃料
モックス‐ねんりょう【MOX燃料】
《MOXは、mixed oxide》原子力発電所で使用したウラン燃料を再処理工場で処理し、ウランとプルトニウムの混...
モック‐タートル
ハイネックのこと。タートルネックに見かけが似ていることから。→モック
モクテル
《mock(見せかけの)+cocktail(カクテル)から》フルーツジュースや炭酸飲料を用いて作った、アルコールを...
もっ‐け【物怪/勿怪】
[名・形動] 1 思いがけないこと。不思議なこと。また、そのさま。「彼らは—な顔をしながら」〈中勘助・鳥の物語〉 ...
もっ‐けい【木契】
木で作った割り符。律令制で、三関の開閉のための命令の勘合に使われたもの。
もっけい【牧谿】
中国、宋末から元初の画僧。蜀(しょく)(四川省)の人。法名は法常。牧谿は号。西湖畔六通(りくつう)寺の開山と伝える...
もっ‐けい【黙契】
[名](スル)無言のうちに合意が成り立つこと。また、その合意。「互に—する処があるらしく」〈荷風・つゆのあとさき〉
もっ‐けい【木鶏】
《「ぼっけい」とも》 1 木製のにわとり。 2 (1から転じて)少しも動じない最強の闘鶏。また、強さを秘め、敵に対...
もっけ‐がお【物怪顔】
不思議そうな顔つき。「少し様体お尋ねなされ、と言へば広海—」〈浄・聖徳太子〉
もっけ‐の‐さいわい【物怪の幸い】
思いがけない幸運。「電話を—に席を立つ」
もっ‐こ【畚】
《「も(持)ちこ(籠)」の音変化》縄などで編んだ正方形の網の四隅につり綱を付け、棒でつって土砂や農産物などを入れて...
もっ‐こ【物故】
[名](スル)「ぶっこ(物故)」に同じ。「先生の父君は—せられて」〈蘆花・思出の記〉
もっ‐こう【木工】
1 大工。こだくみ。 2 木材を使って家具や調度品などを作ること。
もっ‐こう【木瓜】
紋所の名。鳥の巣が卵を包んでいるように見える図柄。また、ウリを輪切りにした形を図案化したものともいう。すだれの帽額...
もっ‐こう【木香/唐木香】
キク科の多年草。高さ約2メートルに達し、葉は広楕円形。暗紫色のアザミに似た花をつける。インド北部の原産。根には芳香...
もっ‐こう【目耕】
読書することを田の耕作になぞらえていう語。
もっ‐こう【沐猴】
猿の類。
もっ‐こう【黙考】
[名](スル)黙って考えること。「目をとじて—する」「沈思—」
もっ‐こうげい【木工芸】
木材を材料とする工芸。指物・挽(ひ)き物・刳(く)り物・曲げ物などがある。
もっこうしゅう【木工集】
柏木如亭の詩集。寛政5年(1793)刊行の第1詩集。
沐猴(もっこう)にして冠(かん・かむり)す
《「史記」項羽本紀の故事から》猿であるのに冠をかぶっている。見かけは立派だが、心が卑しく思慮分別に欠ける人物のたと...
もっこう‐ばら【木香薔薇】
バラ科の常緑の蔓植物(つるしょくぶつ)。とげはなく、葉は楕円形の3〜5枚の小葉からなる羽状複葉。5月ごろ開花し、花...
もっ‐こく【木斛】
サカキ科の常緑高木。暖地の海岸近くの林に自生。葉は倒卵形で、厚くてつやがある。夏、白い小さな5弁花を下向きに開き、...
もっこす
(熊本地方で)意地っ張り。「肥後—」
もっ‐こつ【木骨】
建築で、外観は煉瓦造りや石造りであるが、骨組みは木で造ってあること。また、その骨組み。木骨モルタル造り・木骨煉瓦造...
もっ‐こつ【没骨】
中国画の技法の一。輪郭線を用いず、直接彩色して対象を表すもの。花鳥画に用いられ、徐氏体の特色とされる。→鉤勒塡彩(...
もっこ‐ふんどし【畚褌】
短い長方形の布の前後にひもを通し、腰の脇で結ぶようにした褌。もっこうふんどし。