モノクローナル‐こうたい【モノクローナル抗体】
《monoclonal antibody》単一の抗体を産生する細胞のクローンから得られ、一種類の抗原決定基(エピト...
もの‐ぐさ【物種】
物事の材料。物事のたねとなるもの。「桜花わが宿にのみありと見ばなき—は思はざらまし」〈拾遺・雑春〉
もの‐ぐら・し【物暗し】
[形ク]薄暗い。「—・うなりて、文字も書かれずなりにたり」〈能因本枕・三二一〉
モノグラフ
ある一つの問題について書かれた研究論文。
モノグラフィー
⇒モノグラフ
モノグラム
姓名の頭文字などを組み合わせて図案化したもの。商標や、署名の代用などにする。組み字。
ものぐるい‐のう【物狂い能】
能の分類の一。物狂いが主人公の現在能で、女物狂いと男物狂いとがある。四番目物に属する。「隅田川」「班女」「蘆刈」な...
もの‐ぐるおし・い【物狂おしい】
[形][文]ものぐるほ・し[シク]何かにとりつかれて正気を失っているようである。また、気が変になりそうである。「—...
もの‐ぐるわし・い【物狂わしい】
[形][文]ものぐるは・し[シク]「ものぐるおしい」に同じ。「—・い羽搏きをしているが」〈堀辰雄・風立ちぬ〉
ものげ‐な・し【物気無し】
[形ク]それと認めるほどのものでもない。たいしたこともない。「懸想人の、いと—・き足もとを見つけられてはべらむ時」...
もの‐こいし・い【物恋しい】
[形][文]ものこひ・し[シク]なんとなく恋しい。「どことはなく—・いような心持がする」〈三重吉・桑の実〉
もの‐こころぼそ・し【物心細し】
[形ク]なんとなく心細い。「—・く、例ならぬ心地なむするを」〈源・薄雲〉
も‐の‐こし【裳の腰】
裳の紐(ひも)。裳の腰に付いている飾りの紐。大腰・小腰・引腰(ひきごし)・懸帯(かけおび)など。「萌黄(もえぎ)の...
モノコック
自動車・航空機胴体などで、外殻部材全体で荷重を受けるもの。一体構造。
モノコック‐ボディー
自動車で、フレームがなく、それ自体で外力を受けもつ構造の車体。フレームレスボディー。単体構造車体。
モノコード
両端を固定して1本の弦を張った単弦器。振動を利用して楽器として、あるいは音の実験に用いる。
もの‐ごい【物乞い】
[名](スル)他人に物を恵んでくれるように頼むこと。また、その人。乞食(こじき)。
もの‐ごころ【物心】
世の中の物事や人間の感情などについて理解できる心。分別。「—が付く」
物心(ものごころ)が付(つ)・く
幼児期を過ぎて、世の中のいろいろなことがなんとなくわかりはじめる。「—・くころからピアノを習っている」
もの‐ごし【物越し】
間に物を隔てていること。物を隔てて何かをすること。「—に話をする」
もの‐ごし【物腰】
人に接するときの、言葉遣いや身のこなし。「—の柔らかい人」
もの‐ごと【物事】
物と事。もろもろの物や事柄。「—の加減を知る」「—の順序をわきまえる」
もの‐ごのみ【物好み】
えり好みをすること。また、物好きであること。「—の激しい人」
もの‐ごり【物懲り】
物事にこりること。こりごりすること。「危ふかりし—に、いかにせむとおぼしわづらへど」〈源・夕顔〉
もの‐ごわ・し【物強し】
[形ク]なんとなくかたくるしい。なんとなくうちとけない。「すくよかに言ひて、—・きさまし給へれば」〈源・若紫〉
もの‐さし【物差(し)/物指(し)】
1 物の長さを測る用具。竹・金属・プラスチック製などがあり、長さの単位の目盛りがつけてある。さし。「—を当てる」 ...
もの‐さだめ【物定め】
物事のよしあしを判定すること。品定め。「馬頭(むまのかみ)、—の博士になりて、ひひらきゐたり」〈源・帚木〉
もの‐さびし・い【物寂しい/物淋しい】
[形][文]ものさび・し[シク]なんとなくさびしい。うらさびしい。「—・い光景」 [派生]ものさびしげ[形動]もの...
もの‐さ・びる【物寂びる】
[動バ上一][文]ものさ・ぶ[バ上二]どことなく古びてみすぼらしい感じがする。また、古びて趣がある。「—・びた社(...
もの‐さび・れる【物寂れる】
[動ラ下一]なんとなくさびれた感じになる。「—・れた町はずれ」
もの‐さわがし・い【物騒がしい】
[形][文]ものさわが・し[シク] 1 なんとなく騒々しい。「—・い場内」 2 世の中などの状態が穏やかでない。物...
もの‐さわに【物多に】
[枕]官庫(おほやけ)には物が多くある意から、地名の「大宅(おほやけ)」にかかる。「—大宅過ぎ」〈武烈紀・歌謡〉
もの‐ざね【物実】
物事のもとになるもの。物の種。「後に生(あ)れし五柱の男子は、—我が物によりて、成れり」〈記・上〉
もの‐し【物仕/物師】
1 物事をよく心得てする人。また、世事になれた人。巧者。「いみじき—ぞ、まろは」〈落窪・一〉 2 裁縫で仕える女の...
もの・し【物し】
[形シク] 1 いとわしい。気ざわりである。不快である。「いとすさまじう、—・し」〈源・桐壺〉 2 不気味である。...
もの‐しずか【物静か】
[形動][文][ナリ] 1 ひっそりとしているさま。静かなさま。「—な住宅地」 2 言動が落ち着いて穏やかなさま。...
モノシュトル‐ようさい【モノシュトル要塞】
《Monostori erőd》ハンガリー北西部の都市コマーロムにある要塞。19世紀に建造。堀に囲まれ、地下道が張...
もの‐しょうひ【物消費】
《多く「モノ消費」と書く》品物を重視する消費活動。物品を購入する行為を指し、事(こと)消費に対していう語。
もの‐しらず【物知らず/物識らず】
物事を知らないこと。物の道理をわきまえない人。
モノシラン
珪素(けいそ)の水素化物、シランの一つ。半導体、太陽電池など高純度珪素の製造原料となる。シリコメタン。化学式SiH4
もの‐しり【物知り/物識り】
広く物事を知っていること。また、その人。博識。
ものしり‐がお【物知り顔】
[名・形動]いかにも物事を知っているような顔つき。また、そのさま。「—に語って聞かせる」
もの‐じたい【物自体】
《(ドイツ)Ding an sich》カント哲学で、感官を触発して表象を生じさせることによって、われわれに現れた限...
もの‐すご・い【物凄い】
[形][文]ものすご・し[ク] 1 ひじょうに気味が悪い。なんとも恐ろしい。「怒った顔が—・い」「断崖絶壁の続く—...
もの‐すさまじ・い【物凄じい】
[形][文]ものすさま・じ[シク]《「ものすさましい」とも》 1 なんともいえず激しい。「—・い地鳴り」 2 非常...
モノスペース‐フォント
⇒等幅フォント
もの・する【物する】
[動サ変][文]もの・す[サ変]《ある動作をそれと明示しないで婉曲(えんきょく)に表現する語》 1 詩文などを作る...
もの‐ずき【物好き/物数奇】
[名・形動] 1 変わったことを好むこと。好奇心が強く、普通と違ったことを好むこと。また、その人や、そのさま。「寒...
ものずき‐しゃ【物好き者】
変わった趣味・趣向をもつ人。数奇者(すきもの)。好事家(こうずか)。「立石、面白いぞなあ。亭主—でおりゃる」〈鷺流...
もの‐ず・く【物好く】
[動カ四] 1 好きになる。「新町の茨木屋の半太夫を—・き」〈浮・禁短気・一〉 2 趣向を凝らして行う。「和田殿の...