やす‐ら【安ら】
[形動ナリ]穏やかなさま。「小頸(こくび)—に汝(まし)着せめかも」〈催馬楽・夏引〉
やすらい【休らい/安らい】
1 休むこと。また、穏やかなこと。「霧雨にぬれた竹林は…羊の群れが首をたれて、静かに眠っている—であった」〈康成・...
やすらい【安楽/夜須礼】
「安楽祭(やすらいまつり)」に同じ。《季 春》「—の花よ踏まれな跡なる子/暁台」
やすらい‐はな【安楽花】
やすらい祭にうたわれる歌。また、その囃子詞(はやしことば)。
やすらい‐まつり【安楽祭/夜須礼祭】
京都市北区紫野の今宮神社で、4月の第2日曜日(もと陰暦3月10日)に行われる花鎮めの祭。鉾持(ほこも)ち・小鬼・大...
やすら・う【休らう/安らう】
[動ワ五(ハ四)] 1 休む。休息する。憩う。「ベンチに—・う恋人たち」 2 ためらう。躊躇(ちゅうちょ)する。「...
やす‐らか【安らか】
[形動][文][ナリ] 1 穏やかで変わったことのないさま。平安なさま。「—な旅路を祈る」 2 何の心配も悩みもな...
やすらかにいまはねむりたまえ【やすらかに今はねむり給え】
林京子の小説。長崎の兵器工場に動員された女学生達の被爆体験を描く。平成2年(1990)発表、同年第26回谷崎潤一郎...
やすらぎ【安らぎ】
穏やかなゆったりとした気分。「あわただしさの中に一時の—を見いだす」
やすら・ぐ【安らぐ】
[動ガ五(四)]安らかな気持ちになる。穏やかな気持ちになる。「気分が—・ぐ」 [動ガ下二]「やすらげる」の文語形。
やすら‐け・し【安らけし】
[形ク]穏やかである。「平らけく—・く護り奉る」〈祝詞・大殿祭〉
やすら・げる【安らげる】
[動ガ下一][文]やすら・ぐ[ガ下二]気持ちなどを穏やかにさせる。「心を—・げる音楽」