や‐そ【八十】
1 はちじゅう。 2 数の多いこと。「—山」「—万(よろず)」
やそ【耶蘇】
《(ラテン)Jesusの中国音訳語「耶蘇」の音読みから》 ⇒イエス=キリスト キリスト教およびキリスト教徒。
や‐そ【野鼠】
野や畑にすむネズミ。のねずみ。
や‐そう【夜窓】
夜のまど。
や‐そう【野草】
山野に自生する草。野の草。
や‐そう【野叟】
田舎のおやじ。村の老人。野翁。「邑老、村女、漁人、—、首(かうべ)をうなだれ」〈平家・三〉
や‐そう【野葬】
1 死者を野に葬ること。 2 死体を林野に捨てる葬法。林葬。
や‐そう【野僧】
[名]田舎の僧侶。また、僧侶を軽蔑していう語。「茶飲まん、訪はんと云ひて、つひに訪はず。—なり」〈胆大小心録〉 [...
やそう‐きょく【夜想曲】
⇒ノクターン [補説]作品名別項。→夜想曲
やそうきょく【夜想曲】
《原題、(フランス)Nocturnes》ドビュッシーの管弦楽曲。1897年から1899年にかけて作曲。「雲」「祭」...
やそ‐うじ【八十氏】
多くの氏族。「—の頂く雲のものなれば久しけれどもまづは頼もし」〈忠見集〉
やそうじ‐びと【八十氏人】
多くの氏族の人々。また、多くの人々。「参ゐ上る—の手向(たむけ)する」〈万・一〇二二〉
やそうばくげん【野叟曝言】
中国、清代の小説。夏敬渠撰。20巻154回。文武両道、諸芸に秀でた文白が国家の大功を立てる話。荒唐無稽かつ好色趣味...
やそ‐か【八十日】
はちじゅうにち。また、多くの日数。「—ゆく浜の真砂ぢはるばるとかぎりも見えずつもる白雪」〈続拾遺・冬〉
やそ‐か【八十楫】
多くのかじ。「—掛け島隠(がく)りなば吾妹子(わぎもこ)が留(と)まれと振らむ袖見えじかも」〈万・三二一二〉
やそ‐かい【耶蘇会】
⇒イエズス会
やそ‐かげ【八十蔭】
《「かげ」は日陰をつくる建物の意》広大な宮殿。「やすみしし我が大君の隠ります天(あま)の—」〈推古紀・歌謡〉
やそ‐かわ【八十川】
多くの川。また、幾筋にも分かれた川。「水の出ばなの—の島田、金谷に二日のよどみ」〈浄・丹波与作〉
やそ‐がみ【八十神】
多くの神々。「この大国主の神の兄弟(あにおと)、—坐(ま)しき」〈記・上〉
やそ‐きょう【耶蘇教】
キリスト教。
やそ‐くに【八十国】
1 多くの国々。「国の—、島の八十島を生み給ひ」〈祝詞・鎮火祭〉 2 多くの国の人々。「—は難波に集(つど)ひ舟飾...
やそ‐くま【八十隈】
多くの曲がり角。「この道の—ごとに万度(よろづたび)かへりみすれど」〈万・一三八〉
やそくま‐で【八十隈手】
「やそくま」に同じ。「僕(あ)は百足(ももた)らず—に隠りて侍(さもら)ひなむ」〈記・上〉
やそ‐さか【八十坂】
1 80歳の老境。八十路(やそじ)の坂。「—にかかる」 2 多くの坂。「—を越えよときれる杖なれば」〈落窪・三〉
やそ‐しま【八十島】
1 多くの島々。「わたの原—かけて漕ぎいでぬと人には告げよあまのつり舟」〈古今・羇旅〉 2 「八十島祭」の略。
やそしま‐くだり【八十島下り】
八十島祭の使者となって、摂津国難波(なにわ)へ下向すること。「—に三位して、やがて従二位し」〈平治・上〉
やそしま‐まつり【八十島祭】
平安時代、天皇即位後の大嘗祭(だいじょうさい)の翌年、吉日を選んで使者を摂津の難波津に遣わし、生島神(いくしまのか...
やそしま‐めぐり【八十島巡り】
1 多くの島々をめぐること。 2 八十島詣でをすること。
やそしま‐もうで【八十島詣で】
八十島祭に参拝すること。
やそ‐じ【八十/八十路】
80。また、80歳。→十路
やそ‐せ【八十瀬】
多くの瀬。瀬々(せぜ)。「鈴鹿川—渡りて誰(た)が故か夜越えに越えむ妻もあらなくに」〈万・三一五六〉
やそ‐たける【八十梟帥/八十建】
多くの勇敢な族長。「—、其の室に在りて」〈記・中〉
やそ‐とものお【八十伴緒】
多くの伴緒。また、朝廷に仕える多くの役人たち。「もののふの—を召し集(つど)へ」〈万・四七八〉
やそ‐ば【八十葉】
葉が多くついて茂っていること。また、その葉。「百(もも)足らず—の木は大君ろかも」〈仁徳紀・歌謡〉
やそまがつひ‐の‐かみ【八十禍津日神】
日本神話で、多くの災いを生み出す神。伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が黄泉(よみ)の国から帰って禊(みそぎ)をしたとき...
やそみたま‐の‐かみ【八十魂の神】
日本の国の社に鎮まっているすべての天神地祇。
やそむら‐ろつう【八十村路通】
[1649〜1738]江戸前期・中期の俳人。姓は斎部(いんべ)ともいう。漂泊ののち芭蕉門下に入る。奇行が多く、同門...
ヤソートーン
タイ北東部、イサーン地方の町。18世紀末、ラオス軍のカンボジア侵攻の際に建設。毎年5月、農民が手製のロケットを打ち...