ゆう‐あらし【夕嵐】
夕方に吹く強風。
ゆう‐あん【幽暗/幽闇】
[名・形動]暗く、かすかなこと。また、そのさま。「夕とも昼ともつかぬ一種—な世界の中に」〈荷風・ふらんす物語〉
ゆうあん‐やき【幽庵焼(き)/柚庵焼(き)】
醤油・酒・みりんにユズなどの柑橘(かんきつ)類の輪切りを浸した調味液を、魚などにつけて焼くこと。また、その料理。 ...
ゆう‐い【有位】
位階をもっていること。
ゆう‐い【有為】
[名・形動]能力があること。役に立つこと。また、そのさま。「—な(の)人材」
ゆう‐い【有意】
1 意味のあること。意義のあること。 2 統計上、偶然ではなく必然である可能性があると推測されることをいう。 [補...
ゆう‐い【雄偉】
[名・形動]たくましくすぐれていること。また、そのさま。「体躯の—な男性」
ゆう‐い【優位】
[名・形動]位置・地位などが他よりまさること。また、そのさまや、そのもの。「—に立つ」「味方に—な戦局」⇔劣位。
ゆう‐いぎ【有意義】
[名・形動]意義のあること。意味・価値があると考えられること。また、そのさま。「—な話」「一日を—に過ごす」⇔無意義。
ゆうい‐さ【有意差】
統計上、ある事柄の起こる確率が有意水準未満であること、つまり偶然であるとは考えにくいことをいう。
ゆうい‐すいじゅん【有意水準】
統計上、ある事象が起こる確率が偶然とは考えにくい(有意である)と判断する基準となる確率。普通は5パーセント(0.0...
ゆうい‐ちゅうしゅつほう【有意抽出法】
標本調査における標本抽出の方法の一つ。母集団を代表すると考えられる典型的な標本を意識的に選ぶこと。アンケート調査や...
ゆう‐いみ【有意味】
[名・形動]意味があること。また、そのさま。「日本及び人類にとって—であることを自分はせつにのぞんでいる」〈実篤・友情〉
ゆう‐いろ【夕色】
夕方の色。夕ばえの色。「南無阿弥陀心ぞいとどしづかなる松より西に藤の—」〈拾玉集・四〉
ゆう‐いん【遊印】
《遊戯の印の意》自分の名や号を用いずに、好みの語句などを彫った印。文人が自分の書画などのサイン代わりに用いる。
ゆう‐いん【誘引】
[名](スル)誘い入れること。「観光客を—する」
ゆう‐いん【誘因】
ある事柄を誘い出す原因。「物価上昇の—」
ゆういん‐こうい【有因行為】
財産上の出捐(しゅつえん)の原因が法律上無効であれば、それに伴って出捐行為自体も無効となる行為。⇔無因行為。
ゆういんこうぶんしょぎぞう‐ざい【有印公文書偽造罪】
公文書偽造等罪のうち、印章・署名の偽造や不正使用などで公文書を偽造・変造する罪。
ゆういん‐ざい【誘引剤】
害虫を誘い寄せる薬剤。餌の匂いのする化学物質やフェロモンなどを用い、また殺虫剤と組み合わせて使用する。
ゆういんしぶんしょぎぞう‐ざい【有印私文書偽造罪】
私文書偽造等罪のうち、他人の印章・署名の偽造や不正使用などで私文書を偽造・変造する罪。
ゆう‐う【友于】
《「書経」君陳の「兄弟に友に、克(よ)く有政に施す」から》兄弟仲のよいこと。転じて、兄弟のこと。
ゆう‐うつ【憂鬱/幽鬱/悒鬱】
[名・形動] 1 気持ちがふさいで、晴れないこと。また、そのさま。「—な顔」「責任が重くて—になる」「—な雨空が続...
ゆううつ‐しつ【憂鬱質】
⇒黒胆汁質(こくたんじゅうしつ)
ゆう‐うら【夕占/夕卜】
「ゆうけ(夕占)」に同じ。「玉桙(たまほこ)の道に出で立ち—を我が問ひしかば」〈万・三三一八〉
ユウェナリス
[60ころ〜130ころ]ローマの風刺詩人。退廃したローマ社会の偽善や愚行を痛烈に批判した「風刺詩集」がある。
ゆう‐えい【遊泳/游泳】
[名](スル) 1 泳ぐこと。「—禁止」《季 夏》 2 うまく世間を渡ってゆくこと。世わたり。処世。「政界を—する」
ゆうえい‐せいぶつ【遊泳生物】
⇒ネクトン
ゆうえい‐どうぶつ【遊泳動物】
水生動物で、水流とは無関係に自分の遊泳力で移動できるものの総称。魚類・クジラ類・イカ類・水生昆虫など。ネクトン。
ゆう‐えき【有益】
[名・形動]利益があること。ためになること。また、そのさま。「—なアドバイス」「夏休みを—に使う」⇔無益。
ゆう‐えき【郵駅】
古代、諸道に設けられた公用の旅行者のための施設。うまや。
ゆう‐えき【誘掖】
[名](スル)力を貸して導いてやること。「後進を—する」
ゆう‐えつ【優越】
[名](スル)他よりすぐれていること。他より大きな権限を持つこと。「実力の上では他より—したチーム」「衆院は参院に...
ゆうえつ‐かん【優越感】
自分が他人よりすぐれているという感情。「—を抱く」⇔劣等感。
ゆうえつてきちい‐の‐らんよう【優越的地位の濫用】
事業の委託者が取引上優位な立場にあることを利用して、正常な商習慣に照らして不当な行為で受託者に不利益を与えること。...
ゆう‐えん【幽遠】
[名・形動]奥深く、はるかなこと。また、そのさま。「—な(の)趣」「ことにこの霰を見ると—な気がした」〈犀星・性に...
ゆう‐えん【幽艶/幽婉】
[名・形動]奥ゆかしく美しいこと。また、そのさま。「—な容姿」
ゆう‐えん【悠遠】
[名・形動]時間的、空間的に、はるかに遠いこと。また、そのさま。「—な(の)太古を思う」
ゆう‐えん【遊宴】
酒盛りをして楽しむこと。また、その宴。「—限りなき巴里の世は」〈荷風・ふらんす物語〉
ゆう‐えん【遊園】
遊び楽しむための庭園。
ゆう‐えん【優婉/優艶】
[名・形動]やさしくしとやかなこと。あでやかで美しいこと。また、そのさま。「—な女性」
ゆうえん‐ガソリン【有鉛ガソリン】
⇒加鉛ガソリン
ゆうえん‐ち【遊園地】
楽しく遊べるように、いろいろな遊具や設備を備えた施設。 [補説]日本では、明治44年(1911)開園の宝塚新温泉(...
ゆうえん‐バター【有塩バター】
製造の際に食塩を1〜2パーセント添加したバター。無塩バターに比べて風味がよく、保存性も高い。加塩バター。 [補説]...
ゆう‐おう【勇往】
勇んで前進すること。
ゆう‐おう【幽王】
[?〜前771]中国、周王朝第12代の王。在位、前782〜前771。姓名は姫涅(きでつ)。寵妃褒姒(ほうじ)への愛...
ゆう‐おう【雄黄】
石黄(せきおう)。また、その色。赤みがかった黄色。
ゆうおう‐まいしん【勇往邁進】
[名](スル)目標に向かって、わきめもふらず勇ましく前進すること。「全国制覇をめざして—する」
ゆう‐か【有価】
金銭上の価格があること。
ゆう‐か【遊禍】
陰陽道(おんようどう)で、服薬・請医・祈祷などを忌む日。