ゆき‐かい【行(き)交い/往き交い】
行きかうこと。ゆきき。往来。「人の—が絶えない」「—もない遠い仲」
ゆきかい‐じ【行き交ひ路】
行き来する道。また、往来の途中。「かりそめの—とぞ思ひこし今はかぎりの門出なりけり」〈古今・哀傷〉
ゆき‐か・う【行(き)交う/往き交う】
[動ワ五(ハ四)] 1 行き来をする。往来する。いきかう。「車が—・う」 2 訪問しあう。交際する。「互いに—・っ...
ゆき‐かえり【行(き)帰り/往き還り】
ある場所へ行って、帰ること。また、行きと帰り。往復。いきかえり。「学校への—」「—で違う道を通る」
ゆき‐かえ・る【行き帰る/往き還る】
[動ラ四]《古くは「ゆきがえる」とも》 1 行って、また帰る。往復する。「清き浜辺は—・り見れども飽かず」〈万・一...
ゆき‐かか・る【行(き)掛(か)る】
[動ラ五(四)] 1 行きはじめる。いきかかる。「—・って引き返す」 2 行って、そこにさしかかる。通りかかる。い...
ゆき‐かき【雪掻き】
積もった雪をかいてのけること。また、そのための道具。除雪。《季 冬》
ゆきかき‐しゃ【雪掻き車】
「除雪車」に同じ。
ゆき‐かく・る【行き隠る】
[動ラ四]行って姿が見えなくなる。いきかくる。「—・る島の崎々」〈万・九四二〉 [動ラ下二]に同じ。「誰も皆消え残...
ゆき‐かぐ・る【行きかぐる】
[動ラ下二]語義未詳。行って求婚する意、または、行って寄り集まる意か。「湊(みなと)入りに舟漕ぐごとく—・れ」〈万...
ゆき‐かご【雪籠】
劇場で、細かく切った紙片を入れて舞台天井につるす竹籠。綱で揺り動かして紙片を落とし、降雪に見せる。
ゆき‐かぜ【雪風】
雪と風。また、雪まじりの風。《季 冬》
ゆきかぜはしずまず【雪風ハ沈マズ】
豊田穣による戦記文学作品。副題「強運駆逐艦栄光の生涯」。太平洋戦争中に活躍し、不沈艦とたたえられた駆逐艦「雪風」の...
ゆき‐かた【行(き)方】
1 ある場所に行く方法・道順。いきかた。「電車での—を教える」 2 物事を進める方法。やり方。いきかた。「堅実な—」
ゆき‐か・つ【行きかつ】
[動タ下二]行くことができる。「橘の美袁利(みをり)の里に父を置きて道の長道(ながち)は—・てぬかも」〈万・四三四一〉
ゆき‐かわ・る【行き変はる】
[動ラ四]物が時がたって改まる。年月が移り変わる。「年の内—・る時々の花紅葉」〈源・薄雲〉
ゆき‐かよい【行(き)通い】
行きかようこと。往来。ゆきき。「恁(こ)う娘と—をすると、愛情が其方(そっち)へばかり傾くから」〈紅葉・二人女房〉
ゆき‐かよ・う【行(き)通う】
[動ワ五(ハ四)]行ったり来たりする。行き来する。いきかよう。「師のもとに—・う」