夢(ゆめ)のまた夢(ゆめ)
「夢の夢」に同じ。
ゆめのまたゆめ【夢のまた夢】
津本陽の歴史小説。豊臣秀吉の生涯を描いた長編作品で、平成5年(1993)から平成6年(1994)にかけて全5巻を刊...
夢(ゆめ)の夢(ゆめ)
夢の中で見る夢。非常にはかないことをいう。夢のまた夢。「娑婆(しゃば)の栄花は—」〈平家・一〉
夢(ゆめ)の世(よ)
夢のようにはかない世の中。「うちとけて誰もまだ寝ぬ—に人のつらさを見るぞ悲しき」〈栄花・ゆふしで〉
夢(ゆめ)は五臓(ごぞう)の煩(わずら)い
夢は五臓の疲労から生じるということ。夢は五臓六腑(ろっぷ)の疲れ。
夢(ゆめ)は逆夢(さかゆめ)
夢と現実とは、相反するものであるということ。悪夢を見たときに、縁起直しにいう言葉。
ゆめ‐はんじ【夢判じ】
夢の吉凶を判断すること。また、その人。夢判断。
ゆめ‐はんだん【夢判断】
「夢判じ」に同じ。
ゆめ‐ばかり【夢許り】
[副]きわめて少し。ほんのわずか。「—も聞こえさせでやみぬること」〈宇津保・菊の宴〉
ゆめ‐まくら【夢枕】
夢を見ている枕もと。
夢枕(ゆめまくら)に立(た)・つ
神仏や故人などが夢の中に現れて、ある物事を告げる。
ゆめまくら‐ばく【夢枕獏】
[1951〜 ]小説家。神奈川の生まれ。本名、米山峰夫。伝奇小説「魔獣狩り」に始まるサイコダイバーシリーズでベスト...
ゆめ‐まつり【夢祭(り)】
悪夢を見たとき、災いのないように祈る祭り。
ゆめ‐まぼろし【夢幻】
夢とまぼろし。非常にはかないことのたとえ。むげん。「—と消える」
ゆめ‐み【夢見】
夢を見ること。また、見た夢。「—が悪い」
ゆめみがさき‐どうぶつこうえん【夢見ケ崎動物公園】
神奈川県川崎市にある動物園。昭和49年(1974)開園。小形の動物を中心に飼育する。
ゆめみ‐がち【夢見勝ち】
[形動]夢のようなことばかり考えているさま。「—な少女」
ゆめみ‐ごこち【夢見心地】
「夢心地」に同じ。
夢見(ゆめみ)騒(さわ)が・し
「夢騒がし」に同じ。「今宵、—・しく見えさせ給ひつれば」〈源・浮舟〉
ゆめみ‐づき【夢見月】
陰暦3月の異称。《季 春》
ゆめみなと‐こうえん【夢みなと公園】
鳥取県境港市にある公園。平成9年(1997)に開催された山陰夢みなと博覧会の跡地を整備して、平成10年(1998)...
ゆめ・みる【夢見る】
[動マ上一][文][マ上一]夢を見る。また、あってほしいことを心に思い浮かべる。「パイロットになることを—・みる」
ゆめ・む【夢む】
[動マ上二]「夢見る」に同じ。「永久(とこしえ)の天を—・むといえども」〈独歩・わかれ〉
ゆめ‐むし【夢虫】
蝶(ちょう)の異称。「—の命惜しまれ」〈浮・諸艶大鑑・六〉
ゆめ‐ものがたり【夢物語】
1 見た夢を語ること。また、その内容。夢話。夢語り。 2 夢のような、現実的でない話。夢語り。「結局—に終わる」
ゆめものがたり【夢物語】
江戸後期の評論。1巻。高野長英著。天保9年(1838)起稿。モリソン号事件に対する幕府の処置を、夢に託して批判した...
ゆめ‐ゆめ
[副]《副詞「ゆめ」を繰り返して意味を強めた語。「努努」「努力努力」などとも当てて書く》 1 (あとに禁止を表す語...
夢(ゆめ)を合(あ)わ・す
見た夢を考え合わせて吉凶を占う。夢占いをする。「自ら御—・せられて、憑敷(たのもし)くこそ思しめされけれ」〈太平記・三〉
夢(ゆめ)を描(えが)・く
将来への希望を心に描く。「卒業後の—・く」
ゆめをかいます【夢を買ひます】
丸谷才一の短編小説。「新潮」誌、昭和62年(1987)12月号に発表。
夢(ゆめ)を託(たく)・す
自分の希望を他人にゆだね、実現することを願う。「息子にピアニストの—・す」
夢(ゆめ)を◦見(み)る
1 夢1を体験する。 2 夢のようにはかない、また思いがけないことにあう。 3 未来について空想する。「学者になる...
夢(ゆめ)を結(むす)・ぶ
夢を見る。また、眠りにつく。「やすらかに—・ぶ」
ゆめん‐けい【油面計】
⇒液面計