ゆり【後】
後刻。後日。「我妹子(わぎもこ)が家の垣内(かきつ)のさ百合花—と言へるは否と言ふに似る」〈万・一五〇三〉
ゆり【揺り】
1 ゆれること。また、ゆらすこと。ゆれ。 2 巫女(みこ)が死霊の口寄せをするとき、弓で打ち鳴らす具。 3 邦楽で...
ゆり【百合】
1 ㋐ユリ科ユリ属の多年草の総称。温帯を中心に分布し、カノコユリ・オニユリ・ヤマユリ・テッポウユリ・スカシユリなど...
ゆり
[格助]《上代語》名詞・活用語の連体形に付く。動作・作用の起点を表す。…から。→ゆ →よ →より「かしこきや命(み...
ゆり‐あ・げる【揺り上げる】
[動ガ下一][文]ゆりあ・ぐ[ガ下二]揺すって上げる。「肩でショオルを—・げながら」〈風葉・青春〉
ユリア‐じゅし【ユリア樹脂】
《urea resin》尿素樹脂。
ユリアヌス
[332〜363]古代ローマ皇帝。在位361〜363。コンスタンティヌス1世の甥(おい)。皇帝就任後、キリスト教を...
ゆり‐あわ・す【揺り合はす】
[動サ下二]揺り動かして、すきまのないようにする。「鎧(よろひ)の射向けの袖—・せ」〈太平記・三二〉
ユリイカ
⇒ユーレカ
ゆり‐いす【揺り椅子】
⇒ロッキングチェア
ゆり‐いた【揺り板】
玄米に混じっている籾(もみ)などを選別するのに用いる農具。浅い木箱状で、前方をひもでつり、後方を手で持ち、揺すって...
ゆり‐うごか・す【揺り動かす】
[動サ五(四)] 1 揺すって動かす。「大地を—・す」「巨体を—・す」 2 動揺させる。また、感動させる。「真心が...
ユリウス
⇒カエサル
デーデキント
[1831〜1916]ドイツの数学者。無理数論・自然数論の基礎の確立に貢献。著「数とは何か、何であるべきか」など。...
ユリウス‐つうじつ【ユリウス通日】
ある日付をユリウス暦における紀元前4713年1月1日の正午を0日目とし、そこから経過した日数を表したもの。また、小...
ユリウス‐ねん【ユリウス年】
天文学などで使われる時間の単位。太陽暦の一つ、ユリウス暦における1年の平均の長さ(365.25日)で定義される。
ユリウス‐び【ユリウス日】
⇒ユリウス通日
マイヤー
[1814〜1878]ドイツの医者・物理学者。血液の色の観察から運動と熱との関係に着想し、エネルギー保存の法則に到...
ユリウス‐れき【ユリウス暦】
太陽暦の一。前46年、ユリウス=カエサルがエジプト暦を改訂して制定したもの。1年を365.25日とし、4年に1回の...
ユリエフ‐しゅうどういん【ユリエフ修道院】
《Yuryev monastïr'/Юрьев монастырь》ロシア連邦北西部、ノブゴロド州の都市ノブゴロド...
ゆり‐おこ・す【揺り起(こ)す】
[動サ五(四)]からだを揺り動かして目を覚まさせる。ゆすりおこす。「眠っている子を—・す」
ゆり‐かえし【揺り返し】
ゆりかえすこと。特に、地震のあとの余震。揺り戻し。「—が来る」
ゆり‐かえ・す【揺り返す】
[動サ五(四)]一方へ揺れた反動で反対側にもう一度揺れる。また、一度揺れたあとにもう一度揺れ動く。特に、地震のあと...
ゆり‐かご【揺り籃/揺り籠】
赤ん坊を入れて揺り動かすかご。ようらん。
揺(ゆ)り籃(かご)から墓場(はかば)まで
《from the cradle to the grave》生まれてから死ぬまで。社会保障政策の充実を表現する言葉...
ゆり‐かもめ【百合鴎】
1 カモメ科の鳥。全長約40センチ。くちばしと脚が赤く、冬羽は全体に白いが、夏羽では頭部が黒褐色になる。ユーラシア...
ゆり‐がね【淘金】
土砂にまじっている砂金を水中で揺すって選び分けること。また、その砂金。
ゆり‐きみまさ【由利公正】
[1829〜1909]江戸末期から明治の政治家。越前福井藩出身。旧姓、三岡。通称、八郎。横井小楠に学び、藩政・国事...
ゆり‐ご【揺り子】
粗悪な米。屑米(くずまい)。くだけ米。いりご。
ユリシッチ‐じょう【ユリシッチ城】
《Jurisics-vár》ハンガリー西部の町クーセグの旧市街にある城。13世紀に建造。16世紀に城主ユリシッチ=...
ユリシーズ
ギリシャ神話の英雄オデュッセウスのラテン語名ウリクセス(Ulixes)がルネサンス期にウリッセース(Ulisses...
グラント
[1822〜1885]米国の軍人・政治家。南北戦争末期、北軍総司令官に就任、戦争を勝利に導いた。のち、第18代大統...
ゆり‐ずいせん【百=合水仙】
ユリズイセン科の多年草。球根からユリに似た葉と花を出す。南アメリカの原産で、野生種のほか多くの園芸品種がつくられて...
ゆり‐す・う【揺り据う】
[動ワ下二]揺り動かして落ち着かせる。「夕立の晴るれば月ぞ宿りける玉—・うる蓮の浮き葉に」〈山家集・上〉
ユリスケ‐アルプス
イタリア北東部からスロベニア北西部にかけて広がる山脈。東部アルプスの一部を成す。スロベニア最高峰のトリグラフ山(標...
ゆ‐りつ【輸率】
電解液中を流れる全電流のうち、特定のイオンの移動による電流の割合。ヒットルフ数。
ゆり‐とう【勇留島】
歯舞群島中部の島。無人島。第二次大戦後はソ連、のちにロシア連邦の統治下。
揺(ゆ)りに上(あ)・ぐ
胴上げにする。「捕らへてあいつを—・げう」〈続狂言記・狐塚〉
ゆり‐ね【百合根】
ユリの鱗茎(りんけい)。ふつう食用になるオニユリ・ヤマユリのものをいい、含め煮・茶碗蒸しなどの材料にする。
ゆり‐の‐き【百合の木】
モクレン科の落葉高木。高さ20メートル以上になる。葉は柄が長く、角張って半纏(はんてん)に似た形をしている。5、6...
ゆりはたえ【由利旗江】
劇作家岸田国士による長編小説。昭和4年(1929)から昭和5年(1930)にかけて、朝日新聞に連載。
ゆりほんじょう【由利本荘】
秋田県南西部にある市。子吉川が貫流し、北部平野部は稲作が盛ん。平成17年(2005)3月に本荘市と由利郡7町が合併...
ゆりほんじょう‐し【由利本荘市】
⇒由利本荘
ゆり‐もどし【揺り戻し】
1 ゆすぶって元へ戻すこと。「振り子の—」 2 一度ある方向へ大きく変動したものが、また元の方向にもどること。 3...
ゆ‐りょう【湯量】
温泉などで、わき出る湯の量。
ゆ‐りょう【油糧】
油脂・油脂原料・油かすなどの総称。
ゆり‐わ【揺り輪】
1 物を頭上にのせて運ぶとき、台として頭に敷く輪。 2 米と籾(もみ)とを揺り分けるための浅いおけ。
ゆりわかだいじん【百合若大臣】
幸若(こうわか)舞曲。2巻。作者未詳。室町時代に成立。観音の申し子百合若大臣の英雄譚(えいゆうたん)。蒙古(もうこ...
ゆり‐わ・ける【揺り分ける】
[動カ下一][文]ゆりわ・く[カ下二] 1 水中で物を揺り動かしながら不用なものを流し去る。「砂金を—・ける」 2...
ゆり‐わさび【百合山葵】
アブラナ科の多年草。山地の川辺に生え、高さ約15センチ。全体にワサビに似るが小形。葉は円形で基部が心臓形。4月ごろ...